「年を取ったら何と言っても大事なのは"教養"と"教育"だそうです」
「ええ!そんなこと今更言われても」と真面目に思ったことをはっきり覚えている。これは5年位前の自治会の総会での会長の挨拶。すぐこう説明された。
きょうようは"今日用がある"、きょういくは"今日行く所がある"だそうだ。もうすでに知っている方も多いだろう。なる程...とえらく感心した。
 1年前の日記をめくってみた。コロナの関係でカーブスもお休みに入った。普段カーブスへ行っている時間に、"部屋トレ"を一人で頑張っていたようだ。マシンと向き合っているようにはいかないが、脈拍も上がる。でもコーチの声、何人もの顔見知りとなった人達と交わす軽い会釈もない。やはり淋しい。正に"今日用も""今日行く"もない日が続く事になった訳だ。おまけに残念な事に体の不調や痛みがいろいろ出てきた。10年以上前に分かった脊柱管狭窄からくる痛みは、歩き始めの数分間泣きたいくらいだった。そこで娘が関わっていた神奈川県Z市の老人介護のための予防体操と5千歩から7千歩を歩く事。そしてカーブスの部屋トレを毎日続けた。
 非常事態宣言が解かれてカーブスに行った日の喜びは忘れられない。たったの30分しか一緒に過ごさない仲間なのにお会いできて、BGMを聴きながら体を動かす。栄養の事をコーチが熱心に語る。耳にタコができそうな位、たん白質の重要性や体に良い生活習慣等を教えてくれるカーブスは、これだけでも十分なのだが、それだけでない事に今日気付かされた。
 帰りがけに時々お話する方から「何か変わりません?すごく痛そうだったのに今日は体が起きてましたよねぇ」とても嬉しい言葉だ。私を見ててくれる人がいて、それを伝えて下さるのは大きな励みになる。ある時はメンバーさんのおしゃれを見たり、コーチに"ヒマラヤへ昔の同僚と行きたいから頑張っている"なんて大きな夢を語っているのを聞くと素敵!と私も思う。この程々の距離感を持ちながらの繋がりもカーブスの良さと感じる。
 実は1か月半前に入場制限がかかったカーブス入り口前で、初めてお話したTさんから整骨院の先生を紹介して頂いた。足腰の痛みが強く、1日に何度も"イタい"を口にしていた私はすぐに治療を受け始めた。その先生のお陰もあってどんどん良くなり体が起こせるようになってきている。先生の指示に従い運動すると「よくできるねぇ」と褒められる。これもカーブスにほぼ毎日、車でなくては行けない位でも通い運動習慣があるからに違いないと思う。カーブス歴5年目に入った私が沢山の"嬉しい"と出会えるカーブスに勇気を出して(多分)誘って下さった今年90才になるTさん。週3回通い、体年令は70代とか...本当にありがとうございます。私もお誘いカードをいつも持ち歩くスマホケースに入れ、何人かの人に声かけしてはいるが...でもいつかきっと私のようにカーブスって"なかなかのところ"と思ってくれる人に出会えるに違いない。"今日用がある""今日行く所がある"にはもってこいのカーブス。今年もカーブス「賛歌」を書くことができて嬉しいです。
 「お母さん、今日もカーブス行くんでしょ」と言ってくれる夫にも"ありがとう"