私は夫が山男だったので、子育てが終わった40代初めから山登りをはじめ、夏はアルプス、冬はスキーと行動を共にしていました。
 60代半ばのことです。夫の友人2人とその家族、計8人で福井県・ジャム勝山へスキーへ行った時のことです。
リフトの上で突然頭が痛くなり、その痛さは死ぬかと思うほどの痛さでした。右半分が普通でなく、見えないため、左へ左へ傾いて歩いては柱にぶつかったり、人にぶつかったり、せっかくのご馳走も食べられなくて、これはおかしいということで急いで神戸に帰り、緊急入院。「脳内出血」ということでお風呂もトイレも車椅子の移動となりました。普通に歩けるようになるまでに5年位かかったように思います。脳の血管に腫瘍があり、いつまた発作が起きるかわからないので、それ以来、現在に至るまで脳外科の患者です。私が先に死ぬと思った夫は、お料理、洗濯など、家事をこなしていましたが、2012年食道がんで帰らぬ人となりました。
 さて、これからどうしようと考えた時、いつも二人で山へ行ったことしか思い出せず、毎朝、早起きし一番電車で鈴蘭台まで行って菊水山へ登りました。
 そして山の上で6時半からみんなと一緒にラジオ体操をし、帰ってから朝食。何年も続いてとても元気でしたが、ある日突然一歩も歩けなくなりました。
 娘と孫に連れられ整形外科で診ていただくと膝の関節に石灰が溜まる病気だそうで、家で入院と言われました。原因はわからないそうです。
 ご近所のカーブス会員Mさんが娘と孫に抱えられ車に乗り込む私を偶然見ていて早く快復出来ますようにとカーブスを紹介してくださいました。でも、カーブスのことは頭の片隅にあったものの痛みがひどくカーブスのことまで考えられませんでした。痛くて、疼いて、一日中、天井を見て、寝ているだけ。赤ちゃんのようにお尻でハイハイしてトイレに行っていました。でも、痛みが少し収まってきた頃に、娘がカーブスに連れて行ってくれました。おかげで、やっと歩けるようになりました。こんなにうれしいことはありません。これならもっと早くからカーブスへ来ていたら良かったとつくづく思う今日この頃です。
 最初は出来るかなあと不安でしたが心配してくれる娘のため、もちろん自分のため、入会しました。筋肉の大切さもとてもよくわかりました。
 今ではカーブスに来るのがとても楽しみです。
心から感謝しています。
 今年、令和3年の年頭の決心は「背筋を伸ばす」です。腹筋運動に力を入れて目的を達成したいと思っております。
コーチのみなさんこれからもどうぞよろしくお願いいたします。