「光陰矢のごとし」。愛しい夫が旅立って13年余り。まさかの肺癌で65歳の若さで誰からも愛された夫が...。
「お母さん今まで本当に良くしてくれたね」。亡くなる2日前の早朝、病院のベッドから急に起き上がり最後の言葉を私の目を見つめ残していった一言。1年半余りの介護生活なのに強烈に脳裏に焼き付いて今も忘れられません。
だがその後半年余りのショックで何もする気力が湧かず引きこもりの日々、そんな折心配してくれた友人からカーブスへのお誘い。わらをも掴む思いで面接に行く。コーチの対応も優しく、その時一筋の明かりが見えました。
 あの日から9年近く通い続けた回数も2千回が目前。悲しい出来事、つまらない愚痴、グランドゴルフでの優勝、いの一番にコーチへ報告。おひとりさま生活の私も娘、孫ほどのコーチが大好き。私の中では家族同然、ありがたく感謝の日々です。
コロナ禍の今も桜吹雪の中で1時間程度の散歩、元気そのものの後期高齢者75才の私、空の向こうの亡き夫が「お母さん大丈夫、俺の分まで長生きして楽しんで生きていって」と背中を押されている嬉しい気分の毎日。
「ありがとうございます」。朝晩仏壇に手を合わせている。カーブスがある今、毎日老青真っ盛りの私がいます。