子供の頃から運動は苦手...体育の授業はもちろん、外で体を動かすような遊びも嫌い。

 そんな私がカーブスに通い始めてもう5年が経とうとしている。
きっかけは本当に些細なこと、ある日無性に「本格的に体を動かしたい」と思い立ち、その時に思いついたのがカーブスだった。カーブスの存在は結構前から知っていた...でも、具体的にどんなことをやっているのか知らなかったので、正直言うと「謎のフィットネス」というイメージが強かった。それまでスポーツジムでの運動は最低でも数時間は行うものという固定概念があったので「30分で運動ができるわけない」なんて思っていた。

 それから数年後...冒頭に書いた「体を動かしたい」衝動にかられ、自宅近くのカーブスに電話し、すぐに体験の予約を入れ見学に行き、そのまま入会しました。

 はじめのうちは「週1回くらいのペースで行ければいいかな?」なんて思っていましたが、ふたを開けてみれば週3回のペースで通っていました。最初の頃は全身が筋肉痛になるほどキツかったけど、3週間ほど通っていると鉄板でも入っているのではないかという位固かった肩こりが消え、下着のサイズが変わるほどのバストアップなどいろいろな成果が出てくるようになりました。初めて行った筋肉チェックでは「片足スクワット」が出来なかったのに、2回目からは15回以上出来るようになり、自分でもビックリ!!
また、カーブスに行くことが日々の生活の一部になったことで、1日の時間の使い方などの生活面や、メンタル面でも様々な良い変化が出てくるようになりました。

 そんな生活が続いていたある日...とても大きな変化が起こりました、10年ほど一緒に暮らしていたパートナーが突然、亡くなったのです。その事実を聞いた時、私は頭の中が真っ白になりました...「本当に一人になってしまった」と。いろいろな手続き関係で忙しくなったが、私はそれでもカーブスに行くことだけは止めなかった。よく思わない人もいるかもしれないが、この時の私の平常心を保つ方法はカーブスに行くことだけだった。

 カーブスで運動している時は余計なことを考えずに「無心」になれるし、体を動かすことで気持ちを切り替えることも出来るし、明るい店内やコーチの「ともこさん、こんにちは~!!」という挨拶は私の気持ちも高めてくれた。一人になってしまったと思ったけど、実際には一人ではなかった。パートナーの遺骨は翌年の誕生日に海洋散骨にした。

 一人になってしまったのだから、一人で生きて行かなければいけない、それならパートナーの分まで生きよう...そう思うようになってからは、妙に行動的な性格になったような気がする。ずっとやってみたかった「一人旅」に挑戦してみた。兼ねてから行きたい場所があったのでそこに行くことにした。そして、その場所の近くにカーブスがある事に気づいた。コーチにトラベルパスを発行してもらい、初めていつも通っているところ以外のカーブスで運動した。同じカーブスなのに、店内の雰囲気が違うのでなんとも言えない感覚になる。この時、私は「色んな場所にあるカーブスに行ってみたい」と思うようになった。

 そのチャンスは意外にも早く訪れた...今度は、パートナーと一緒に行こうと決めていた台湾へ一人で行ってみることにした。そこで、台湾のカーブスに行ってみたい...と考えた(台湾ではカーブスのことを「曲線」と表記するそう)。

 が...海外カーブス遠征は結構ハードルが高い、ということを知り結局断念。でも、機会があればいつか行ってみたい。今までの私だったら、一人旅をしてみたいと「思うだけ」で実際に行動に移すことは何かと理由をつけてやらなかったと思う。それが、自力で飛行機やホテルの手配をし、ガイドブックとスマホだけを頼りに、異国の街を一人で歩けるようになっていたのだ。
カーブスの成果は身体的な物にとどまらない、メンタル面でも様々な成果が出て、自分でも思っていなかったような変化が現れる気がする。
今まで「苦手」と思っていたことが出来るようになる、その次は「何か新しいことにチャレンジしたくなる」といい連鎖が起こっている。

 そして、何よりも「自分に自信が持てるようになった」...これが、私がカーブスを始めて感じる最大の成果かもしれない。
カーブスに通い始めて5年、今まで一番続いていた習い事は5歳~20歳まで続けていたピアノ教室の15年、この記録を更新することを目標に、私はこれからもカーブスに通い続ける。