カーブスに通って十四年半。
 
 それまで通っていたスポーツジムの閉鎖で、近くにあるカーブス備前町に行きオーナーが懐かしい友人だったので即入会しました。店内には七十年代のジャズが流れ、すっかり忘れていた青春の思い出と共に自然に身体が動くのが心地よく、又コーチの方にきちんとマシンの指導をしていただけるのでウエストや脚周りが細くなり全体に締った感じがあり嬉しいです。目標は週三回、我が家は自営業(剣道具店)で年中無休のお店です。

 仕事優先ですので、朝の一時間はカーブスに行くため家事を手早くこなして行きます。
 
 長年、気になっていた膀胱脱の手術を受け三ヶ月お休みし久しぶりに行った時、スタッフの方達はじめ顔なじみの皆様にお声をかけていただき本当に嬉しかった事を覚えています。三ヶ月休んでいた分を取り返そうと以前より筋トレに励んだものでした。その後、尿漏れの手術も受けました。
 
 体力に自信がつき、尿漏れの心配も無くなった古希を迎えるにあたり、人生の節目に何か新しい事に挑戦したいと思っていたら、近くの剣道場から女性の掛け声が聞こえ「剣道をやってみたい」と即道場に行き入門しました。周りの方々は私の行動にビックリしていたようでしたが、(礼に始まり礼に終わる)作法や大きな声を出して気持ちを集中させる剣道はずっと憧れでしたが、カーブスのおかげで大丈夫、出来ると言う自信が後押ししてくれたと思います。

 その当時流行りの「いつやるの?」「今でしょう」
 (本当に今動けるんです。先に延ばせないんです)

 剣道具店に嫁いで四十年お客様に剣道具、竹刀などお売りしますが、自分が竹刀を振るうとは考えてもいませんでした。カーブスのワークアウトの積み重ねのお陰で二時間の稽古も苦も無く出来ました。

 娘の使っていた防具を付けた時(これでこの世にやり残した事は無い)と大感激したものでした。

 七二歳の時、水戸マラソン大会がありカーブスの素敵な仲間が「走った後のビールが美味しいのよ」と誘ってくれたので五キロだけど走っちゃいました。
 
 カーブスでの体力向上とやる気を与えてくれたお陰と感謝です。

 後期高齢者になりこれから先何年生きられるか分かりませんが仕事は生涯現役を目標、大好きな剣道も若い仲間に迷惑を掛けるようになったら止めますが出来るだけ続けたいし、忍び寄る老いは一日でも先に延ばしたいと思ってました。

 長男夫婦が「お母さんの介護をしないですむようにカーブス頑張って続けて下さいね」と言われました。

 ところが一年半前、その長男が突然頸椎損傷で倒れました。
 (即死でもおかしくなく良くて車椅子でしょう)
 とお医者さんに言われた時は

 (なんで息子なの?代われるものなら代わってあげたい)と自分を失いました。

 店は毎日です。休めません。コロナ禍でマスクをする生活で一週間はマスクの下で泣きました。お嫁さんが「カーブスは行って下さい。」と言ってくれたので週二、三回は行きました。幸いマスクをしていたので気づかれなくて、きっと泣きべそをかきながらやっていた事でしょう。ある時はうわの空だったのでしょう。次の方に(交代ですよ。)と言われ慌ててマシンから離れました。

 さすがに剣道は行けませんでした。先生に泣きながら話したら「気持ちが落ち着きやりたくなったら何時でも、待ってます。」と言われました。

 息子は(自分の足で歩いて帰りたい)と五ヵ月の辛いリハビリの結果、お医者さんたちも驚くほどの驚異的な回復で退院、翌日から店に来てます。

 手や足に障害は残ってますが積極的に接客しているので本当に嬉しいです。
 
 息子の頑張る姿に力を貰い剣道のお稽古にも行けるようになりました。

 心身ともに元気になった私、週三回を目標にどうせ行くなら寄り添ってくれるコーチの励ましで(しっかりやろう)そして素敵な仲間と少ない時間、楽しく有意義に過ごそうと心掛けています。