カーブスがスタートしたとき友人は早速入会したが、私はその気にはならなかった。同じ近くに、多彩なプログラムを盛り込んだスポーツ施設があり、特にプールやダンスなどを楽しめていたから。
 
 ところが、5年前、家の事情で引っ越した。全国ネットのそのクラブゆえ再開出来たのは幸いだった。それどころか、東京オリンピックが近いとあって五輪音頭もあり、喜んで参加した。それで退職後の自由を満喫していた。
 
 やがて、世界的にコロナが大流行し、市民生活は外出もならず、食堂など施設はことごとくクローズに追い込まれ、そのスポーツ施設もとうとう閉館になり、途方に暮れた。そんなある時、カーブスが、目に止まり、早速体験を申込んだ。
 
 迷いも、物足りない思いもあったが、とりあえずのピンチをしのがないと、すがるおもいだった。学校までも度々のロックダウンにあったなか、変わらず続けられたのは有り難かった。いつも低く出て自信のなかった体温もプロテインを勧められ服用し、たんぱく質摂取の大切さを学び、食生活を改善したので、不安はなくなり、自信がついた。
 
 コロナも、天変地異も怖かったが、カーブス通いで、負ける気がしなくなった。身近な子や孫などはほぼ100%コロナに罹ったが、間もなく金婚式を迎えるこの爺婆はまだ大丈夫だ。これからもカーブスの教えに沿って筋肉との対話、たんぱく質を過不足なく摂取し、元気な毎日を過ごしたい。