私がカーブスに通い始めて間もなく14年になります。そしてワークアウト2000回達成を機に、これまでの年月を振り返ってみようと思いたち、エッセイ大賞に応募する決心をしました。
 
 私とカーブスの出会いは2009年の5月末の事です。夏のような強い陽射しが照り付ける中、日傘と帽子を目深にかぶりカーブスの店の前を通りかかった時、突然スタッフさんに声をかけられたのです。その瞬間私は「そうだ!ここに通うんだった」と思い出したのです。

 と、言うのもその2年ほど前にテレビのワイドショーでカーブス日本初上陸の報道を見て「これはいい。近くにあったら絶対通う。」と直感したのです。

 そして本当にラッキーなことに最寄り駅の前にカーブスがオープンしました。私は「カーブスだ!時間ができたら通おう」といつも店の前を通り過ぎながら思っていました。当時は仕事や長年かかわっている子ども系NPOの活動、立ち上げたばかりの子育て支援事業のこと等、毎日降りかかる火の粉を振り払うのが精いっぱいというような忙しい日々を送っていました。

 更に長年の懸案だった長女の股関節の手術・入院と重なり、疲労困憊で何も考えられない状態だったのです。そのタイミングでスタッフさんに声を掛けられたのです。術後のリハビリを探して悩んでいた時でもあり、正にグッドタイミング!カーブスの事は既に分かっていましたのですぐに体験入会を申し込みました。勿論、娘を誘い一緒に入会して早速親子で筋トレがスタートしたのです。
 
 私はそれまで運動経験が全くなく、体を動かすと言ったら犬の散歩ぐらい。年齢も50代半ばに差し掛かかり更年期の症状やら筋肉の衰え、体形の変化を感じ始めていた時でもありました。当初マシンの正しい使い方を理解するまでは「とにかく動かしていた」状況で、腕ばかりが筋肉痛になる始末。しかし、汗をとてもかきやすくなり、汗の質もベタベタした物からサラッとした感じに変わったのが分かりました。
 
 これまで運動刺激が無かったせいか体も大きく反応し、半年で6キロ体重が落ちました。ウエストは10㎝も減ったのです。私は友人に自慢して回り、何人もカーブスに誘いました。そればかりか、いつも私と娘が家でカーブスの話題で盛り上がるので、ついには夫までもがジムに通い始めたのです。私のカーブス入会がきっかけとなり家族に転機が訪れました。
 
 そしてこれまで以上に健康に気を配るようになりました。最初のカーブスプリンセスの時からずっと続けているスムージーがあります。野菜や果物のビタミン、繊維、酵素、葉緑素までも摂れるので体調が整う事に気が付きました。そこにプロテインを足してタンパク質もしっかり摂ると、栄養バランスが更に良くなり肌や髪に艶が出てきました。5年後には二の腕や太もものセルライトが消え、体全体が引き締まってきたのです。効果を実感した私は、田舎の95歳の母にもプロテインを送りタンパク質をしっかりと取ってもらっています。
 
 母も89歳の時に私が勧めてカーブスに入会。一時は母と私と娘の三世代で筋トレをしていた事になります。母は便秘が解消され、お腹周りの浮き輪のような贅肉が取れたと喜んでいましたが、92歳の時に心配した弟に止められてしまいました。「自分のペースでゆるゆるとやって、皆さんと顔を合わせておしゃべりしているだけでよかったのに」と残念な思いです。
 
 14年の間にはいい事ばかりでなく大変な事もありました。なんと59歳の時に肺癌が見つかったのです。ショックでした。しかし本当に運良く、極初期で発見できたので切除手術だけで済みました。が、術後体力が驚くほど落ち一時は歩くのも大変な程。しかし回復し始めた後は、体力を取り戻そうとすぐにカーブスを再開させました。「自分の体調に合わせてできるカーブス」だからこそ出来た事です。後に筋トレが癌の発生率や再発率を抑えることを知り「長く続けていたお陰で命拾いした」と思いました。背中には手術の傷が残りましたが、私には癌早期発見の勲章です。
 
 そして63歳では鬱病を発症。長年がむしゃらに動いてきたので、体も心も悲鳴を上げていたのでしょうが無自覚に過ごしてしまいました。とても強い疲労感と倦怠感が長く続き、気付けばいつしか笑う事ができなくなっていました。スーパーで買い物をするのも、人混みに出かけるのも苦痛でなりません。しかし、薬を服用しながらも犬の散歩と筋トレだけは続けました。この時は「今の私にはカーブスは薬なんだ」と自分に言い聞かせ、気持ちを奮い立たせて通い続けました。後に「30分の運動は抗うつ薬1錠分に相当する効果がある」という文章を見つけ、我ながら正しい判断だったと心底安堵しました。
 
 病状は一進一退を繰り返しながら6年も経ってしまいましたが、最近は意欲も湧いてきて回復の手応えを感じています。その証拠がこのエッセイです。以前なら応募しようなどとは思いもよりませんでしたし、文章を書く集中力も無かったのです。今回チャレンジ出来たことで自信を取り戻せ本当に嬉しいです。
 
 筋トレを続けてきてよかったとつくづく思います。長い人生では50代以降は思いもよらぬ病気やアクシデントが待ち構えている可能性が高く、その時になってから「さあ、筋トレを!」とはいかないのです。「継続は力なり」で続けていればこそ様々な状況に対応できるのだと身をもって知りました。カーブスに出会わなかったら、五十肩も治らなかったでしょうし、筋力の衰えと痛みで日常の生活にも支障が出ていたかもしれません。健康には気を付けているつもりでしたが心構えだけでは解決できません。具体的な手段が必要なのです。その点カーブスは自分の都合に合わせて通え、30分で効率的に終わるので気軽に続けられました。筋トレのお陰で癌も鬱も乗り越えることができたのです。
 
 近年、健康に関する医学的な解明が目ざましく進んでおり、先日もカーブス冊子で「毛細血管が若さと元気の秘訣」と紹介されていました。気になって計測してもらった結果が49歳!なんと血管年齢マイマス20歳です。ありがとうカーブス!想定外の副産物にこれからの元気をもらい、この先も筋トレと共に歩んで行こうと心に誓いました。