「今から」そして「明日」へ~健康寿命を意識して~
 
 当時の私は、長年勤めていた仕事を辞めて朝の慌しい時間を送ることもなく、仕事の時よりものんびりした時間を過ごしていた。しかし、それなりに規則正しい生活をしていた頃に比べて、体は確実に体力を落とし、坂道での息切れ、階段での不安定さなど、何をするにしても「ちょっと一息」が多くなっていたように思う。このような状況に不安を感じながら、体をどうにかしなければ、といろいろ考えるようになっていた。
 
 そんな時に友人からもらったメールで、「カーブスにいこう、いいかも」と、心動かされたのを覚えている。友人のメールには、カーブスに入会したという報告と、自分が体を動かして汗を流すことがけっこう好きみたいという入会しての気づきなどが記されていたのである。この友人のメールから、これも何かの縁、一度体験してみよう、と、体験することに。
 
 体験では、二つの思いが私をより「入会」へと心を動かした。一つはそれ程の苦労もなくマシンを動かすことが出来たこと。入会するなら、あまり違和感なくマシンと向き合うことが出来る今なのかな、という思い。そしてもう一つは、予約なしでいつでも利用できる、という気軽さだった。
 
 その時から、入会して早いもので七年の月日が経った。当時入会にあたり、スタッフの方から、筋肉を休めることも大事ですよ、と教えられたので、週二~三回の利用なら出来るかな、と思っていた。入会した当初こそ週に数回の利用も意識していたのだが、月日とともに利用回数は、だんだんと減っていた。そこには、とりあえず体のために何かを始めた、という安心感、つながっていればいつでも利用できるという安心感、そして甘えがあったように思う。
 
 そうこうしているうちに、世の中、コロナに見まわれた。二〇一九年に感染が言われてからあっという間に拡がり、緊急事態宣言、自粛が求められることに。そんな中、私は、日々の買い物やめったにしない散歩以外はほとんど外出することもなく過ごしていた。自分がコロナにかかるのもうつすのも困る、という思いだった。
 
 カーブスへの足がますます遠のく中、自分や家族の健康について考えるようになった。幸いなことに、今の私は基礎疾患や持病はないのだが、コロナ禍の中で、いろいろな病気にかからないためには、運動やバランスのよい食事を、することは大事である、と言われていたからである。運動やバランスのよい食事は、自らの免疫力を高め、健康寿命にもつながる、ということを改めて気づかされたのである。よく言われている「ロコモ」や「フレイル」にならないためにも運動やバランスのよい食事を、は、今では周知のことなので、私もこの二つについて、できることから始めよう、と思っているところである。
 
 コロナ禍で、カーブスの利用をどうしようと考えた時期もあるが、それでもつながっていることを選択した自分のためにも、まずは初心にかえって自分の体力作りをしっかりしよう、と思っている。それには、カーブスの利用回数を一回でも多くし、さらには、「マシンを正しく使う」ということも心がけたい、と思っている。

 また、利用時には、スタッフの方が必ず「腹圧」を気にするように、と声かけをしてくれる。この「腹圧」は、体幹部を安定させるので腰への負担を軽くしてくれる、という働きがある、ということだ。いつまでも姿勢よく歩けるようにしたい、と思っているのでサーキットの中では「腹圧」を気にしながら利用しているところである。
 
 これまでは、それ程気にすることもなく食べていた食事についても、バランスよい食事とはどういうものだろう、と意識するようになった。たんぱく質が不足しないように、とよく言われることだが、まだまだ勉強不足の私には、「マガジン」やレシピが非常に参考になっている。料理が苦手な私でも手軽に出来る料理はありがたい。また、食材には旬のものを、とも言われているので、心がけて取り入れるようになった。
 
 思えば、このコロナ禍で気づかされたことは、「マガジン」で教えられたり、スタッフの方が常に声かけしてくれていることばかりである

 私の中ですべてが右から左へと聞き流していたことばかりである。時を経て、ちょっと意識できるようになったのが今なのだと思う。入会していろいろなことを教えてもらう中で、取拾選択して実感できるものを取り入れている。そんな感じである。
 
 私のカーブス通いは、友人のメールに触発されたことから始まった。その時々で利用回数もいろいろであった。そして、その時々の思いもまたいろいろであった。そのすべてが結局は「今」につながっているのだと思っている。
 
 私が利用している時間でのいろいろな人との出会い、スタッフの方からの声かけや気遣いなど、この空間に漂う空気感は、ここにいるからこそ味わえるものである。
 「たら・れば」という言葉がある。今の状況ではないことを意味するものだが、私の場合、逆に、入会したからこそ得られたものが今につながっている。と言える。
 
 コロナ禍でのいろいろな気づきは、コロナ禍のあとの今につながっている。「今」から始まる「明日」は、その先にある自分が「健康寿命」を享受できているようになるためのものにしたい。
 
 「始めることに遅いはない」と自分に言い聞かせながら、これからも「カーブス」を楽しく利用したいと思っている。