思い起こせば、丁度九年前。近所に住む、今年成人式を迎えた孫娘とバトミントンをした時だった。久しぶりに孫と遊ぶ嬉しさは、ひとしおだ。
それが、、、たったの五分もしないうちに、「ごめんね、おばあちゃん疲れちゃったの」と言いながら地べたに、へたり込んでしまった。もはや、息切れは尋常ではなく、言葉にならない疲労感に襲われ、しばしの間うな垂れていた。己の体力があまりに無い事を、心の底から思い知った瞬間だった。
「なんということだ!体力をつけなければ!そうだ、カーブスへ行こう!」
兼ねてより、古い友人から誘われていたカーブスの存在が、ふと頭をよぎった。
「いつも元気で居るための、誰にでも出来る軽い運動なんだよ」と聞かされていた。いつも、「そのうちね」と応えていた時期が今、ようやく来た気がした。
早速、体力向上の野心を胸にカーブスに入会した。常日ごろの運動不足の生活を返上し、ひたすら日々まじめに通う私の心は、清々しく軽やかで、妙に楽しく思えたことを憶えている。右も左もわからぬまま先輩仲間たちを見よう見まねで覚えることから始まり、早いもので、もうすぐ丸九年になる。
毎朝六時に起床して、マイペースで家事を済ませ、カーブスに行く身支度をする。これから人前に行く、という自覚は、決しておしゃれでは無くとも小ざれいで居たい、と願いながら我が身を整える。
いつの間にか名前も知らない顔見知りの仲間も増えて、お互いに親しげに交わす笑顔に思いっきりの元気をもらう。
時折、マシンを頑張る私にコーチから思い掛けなく指導を受け、「なるほど」と心で頷き、「ありがとう、ございます」と声で返す。まもなく二周して終わる頃、確かに汗ばむ体感は爽快であり楽しさが倍増する。
私は来年で七十五歳の後期高齢者になる。
身体のあちこちの不意の痛みは「老い」を実感するけれど、心はいつも明るく楽しく在りたいと願う毎日。カーブスありきの日々は、コンスタントな生活を育み、大して変わり映えのしない平凡な毎日こそが、何よりの幸せに思えたりする。
今年もまた健康診断で異常なし。薬も何ひとつ飲んでいない。今の私の唯一の自慢である。
我が人生の一日でも長い健康寿命への憧れは果てしもない。カーブス、ありがとう。カーブスの永遠の存続を望みます。