私は、先天性脳性麻痺で生まれました。
 左半身の片麻痺で、左手の指は反り返り、手に力が入らず、いつも下に垂れています。
 左足は歩く事で、脚力を維持出来ていましたが、左手の治療として、病院の先生に、ボトックス注射を勧められました。
 筋肉が硬いので、注射で緩和させる、と言われて始めたのですが、激痛を伴い、効果も三ヶ月しか持続しない為、私は辞めたくてたまりませんでした。

 『何とか、痛くなくて、ずっと続けられる事は、ないかなぁ・・・』
と思いながら、いつも行くスーパーへ歩いていると、近くで「血管年齢測定」をやっていました。
 この時だけは、周囲を気にせず、
 「あ、これ、やってみたい!!」
と思って測定して貰い、カーブスの無料体験を案内されました。
 不安は人の何倍もありましたが、ボトックス注射のように痛くないのなら、頑張ってみようと思いました。

 最初は、三十秒について行く事が精一杯で水は一口も飲めませんでした。
 そして、左手は握力がない為、グリップやバーに手を添えることしか、出来ませんでした。
 それでも入会を決意し、週に二回の運動を始めました。
 覚悟していた痛みもなく、周囲のメンバーさんの目も気にならなくなりました。

 入会して半年頃から週三回になり、左腕の可動域も少しずつ広がって来ました。
 手を添える事しか出来なかったマシンは、運動回数を重ねるうちに、握力がなかった左手で、バーやグリップをしっかりと握りチャレンジハードも出来るようになりました。
 カーブスの筋トレを始めた事を、ある日の診察の時、先生に伝えると、予約票の次回の予定欄が、「診察」だけになりました。
 私が勇気を出して、血管年齢測定へ一歩を踏み出した事で、激痛で泣いてしまうような治療をしなくて良くなりました。
 水も今は、五百ミリリットル以上を、二周で飲み切れるようになりました。
 ストレッチは、障がいの為、途中までしか出来ませんが、左腕の可動域が少しずつ広がり、その可動域もキープ出来るようになりました。
 最近も診察の時、先生から、
 「運動してる?」
と聞かれました。
 私は胸を張って、
 「してますよ、三年九ヶ月。」
と答えると、
 「もう、そんなになるかね。」
と驚いておられました。

 二年くらい前に、握力を測ると、測定不能だった左手の握力が、五になっていました。
 私にとってカーブスは、「奇跡をくれる、そして居心地のいい場所」になりました。
 幼少期からいじめられ、今も私が外出をすると、心無い一言を言ったり、私とすれ違う時に、左手を珍しそうに見る人達が時々います。
 でも、誰がいつ障がい者になるか、怪我をするか分かりません。
 私は、そんな人達が、それぞれの症状に合った運動を、楽しく続けられたらいい、と思います。

 私も、自分の左腕の可動域をキープしながら、関節を温め、カーブスを頑張りたいと思います。
 カーブスは、いろいろなメンバーさんと話が出来て、私の人生を変えてくれた場所でもあります。
 そして、カーブスのおかげで、着替えが楽になり、左腕にも筋肉がついたので、出来る事が増えました。
 私は、これからも、自分の可能性を信じて挑戦を続けたいと思います。