もし、私の胃腸が話せたら、「もう無理!これ以上頑張れないよ!もう消化できない!」と言っていたにちがいない。
悲鳴のような体の声が聞こえるようだった。
 私は、もともとあまり水分をとる方ではない。しかし、夏は年々暑くなる。熱中症になるまいと、なるべく水分をとるようにしていたことが、私の体に負担をかけていたのだ。
私は、知らなかったのだ。「水分は、筋肉にしか蓄えられない」ということを。
 以前は、毎年のように、夏に胃腸炎を起こしていた。カーブスに入会する前で、筋肉がまだなかった。それなのに分不相応な水分をとって胃腸が荒れ、腹痛を起こし、食事がとれなくなり、内科で点滴・・・。いっそのこと、夏になったら症状がなくても点滴してもらえば良いのでは?と思ったりもした。しかし、かかりつけのクリニックは患者で混雑している。そんな中、予防のため点滴して下さいなんて言えるはずなかった。
こんな大事なことを、どうして誰も教えてくれなかったのだろう。いや、もしかして、どこかで聞いていたのかもしれない。でも、そもそも運動ぎらいの私。たとえ聞いていても、耳から耳へぬけていたのかも・・・。

「水分は、筋肉にしか蓄えられない」

 カーブスでこれを聞いた時、あーだから、筋肉のない私がいくら水分をとっても、胃腸が疲れるだけだったんだ、と納得した。自分が苦しい思いをしなければ、わからなかったのだ。
そんな風に、大事なことなのに、ぽっかり抜けている知識が、私には何と多いことか。時々自己嫌悪におちいる私だが、そんな自分とつき合いながらカーブスに通って11年が過ぎた。運動も、汗をかくのも苦手な私にとって大きな変化だ。
今、私は、曜日を決め、週4回カーブスに来ることを目標にしている。
 もし、今、私の胃腸が話せたら、「うん、前より筋肉ついたよね、頑張ったね」と言ってくれるだろうか。「もっと筋トレ頑張ろうよ、きっとできるよ」と言うかもしれない。
体の声に耳を澄ませ、一回一回を大切に、これからもカーブスに通いたい。