「いつも元気だけれど何歳ですか」と問われ、「八十七歳、もうすぐ八十八歳です」と答えれば「ヒェー!」と驚かれて妖怪婆さん扱いをされます。  
かたや希望の星とも言われ、自分が同年になった時、そんなに元気か自信が無いわっと大半の人が言い、見習わねばと嬉しいお言葉を頂戴します。
そうかなー私の場合、歳は勝手に重なって行くけれど心は若いままなのです。 やりたい事、いや、やらなきゃならない事がいっぱい有って時間が足りない‼
私の周りには、私よりも一回り以上も若い人ばかりが居て、全てに努力しなければ付いて行かれない険しさがあるからなのです。  
 そもそもカーブスに行き始めたのはいつ頃からかしら。
そうそう友人仲間で未だパソコンの文字入力の出来る人が珍しかったWindowsXPの頃にパソコン教室へ通い始めました。
その教室の前にいつもピチピチ熟女でいっぱいなのです。何の集まりかと覗いてみたら、「女性だけの30分健康フィットネス」だった。体験してみたら、マシンの使い方と筋肉の話、そしてタンパク質摂取が必要云々の指導が気に入り即、入会。 パソコンで疲れた頭と身体を解すには最適な時間だった。
 八十歳になった時、運転免許証を返上したために長かった車生活が終わり、このカーブスにもパソコン教室にも通えなくなり、バスで行ける「JR吹田駅前」に移籍。  
ここのインストラクターさん達から「直子さんお早ようございます‼」と、明るく元気な出迎えを受け、よし今日も頑張ろうと気合いが入ります。メンバーの名前を記憶されている努力は嬉しい事です。
毎月の計測が有るのも励みになり、測った数字が上下しないで良い状態を維持しようと気を付けます。  
 ところが最近体重が激減し、何故かと問われダイエットしていますと答えたけれど、本当は、夫のまだら認知症状態が悪化して地獄の日々が続き食事も喉を通らないからです。  
「詐欺に遭いお金を取られた、警察に電話してくれ」と騒いだり、妄想や幻覚、はたまた同じ質問の繰り返しや、思い通りにならないと激昂したりと手に負えない有様で、訪問診療医やケアマネージャーの助けを受けて日々奮闘中なのです。  
認知症家族の話を聞いてはいたけれど、まさかあの温厚で誠実な夫の豹変振りには仰天するばかりで、誰もが一度は経験するかもしれない介護問題は深刻です。  
そんな暗い気持の合間を縫ってカーブスに行っても、仲間から「頑張ろうね」と声を掛けられると心が救われます。  
 私が元気でいられるのには幾つかの理由があります。
オリジナル創作花や装飾品、そしてフラワーアレンジメントを四十年来教え続けているのですが、驚くなかれずっと付いて来てくれている人達が居て、期待に応えようと、又、死ぬまで現役でいたいので努力の毎日です。 完成した創作花のアレンジメントを、教会の礼拝堂に飾るのも大きな喜びであり心の癒しになっています。
インスタに、その成果の写真をアップし、「いいね!」をもらうと励みになり頑張れます。又、元気が私に刺激を受けてカーブスへ行き始めた人が居るのは嬉しいです。  
英会話教室では 自分の本音が英語だと発言出来てストレス解消になり楽しい。日本語だと他人に自分の悩みやコンプレックスを言いたくない事が、言語が異なると言えるのは面白い時間です。  
もう一つ、最大の楽しみはお一人様コーヒータイム。
部屋の模様替えが趣味の私は、四季折々にカーテンやテーブルクロスを取り替えて、時にはソファの位置も変えて飲むコーヒーの味はこの上もなく美味! 「楽しいね、美味しいね」と、もう一人の自分へ独り言。
お金は無いけれど、身の丈に合った自分らしい『老春』真っ只中の私なのです。
 カーブスでの腹圧や姿勢の指導はとても参考になり日々に気を付け、タンパク質食事の取り方や筋肉を付けるための運動云々を、もう歳だからと諦めないで、日常的に意識するようになった自分を褒めてやりたい気分です。  
かつては、吐き気を伴う耐え難い頭痛に毎日に悩まされて検査した結果、くも膜嚢胞と脳動脈瘤の二つの病が見つかり、髪の毛を丸刈りしての大手術はショックだった経験があります。  
最近では突然意識が薄れて倒れる不整脈で、心臓にペースメーカー植え込み手術を受けての障害者一級認定者ですが、すこぶる元気な毎日です。  
ひょっとしたらカーブスの中で一番元気な最高齢者でしょうか。もし私よりも年上のメンバーさんが在籍なら、ぜひお会いして励まし合いたいです。