30代最後の年の秋、ランチ後に友達が「私この後カーブスに見学に行くんだ。」と言うのです。TVでやっていたという、そこは女性専用フィットネス。
 
 「予約制だから興味があるなら連絡してみて。」と電話番号を教わり、後日私も無料体験に。体験後入会を即決したのは、長男の中学校の卒業式に着て行こうと思っていたフォーマルが、少々厳しかったから。
 ダイエットしたいし、フィットネスって楽しそうだし、やってみたい!!それでお気に入りの服がまだ着られるなら万々歳だし!!と意気揚々で入会したのです。
 
 出来るだけ毎日通いました。運動して、コーチやメンバーさんとお話しして、笑って、楽しくて楽しくて。
 少し痩せる事が出来て、卒業式には無事にフォーマルへ体を滑り込ませる事に成功しました。嬉しくて、幸せを体感する日々でしたが...。
 
 最初の頃に少し落ちたものの、毎日の様に通っても痩せない。それどころか段々太っていく。私には長く患っている持病が有ったので、寝たきりにならない為にも筋力を付けたいと思っていました。
 筋トレは本当に楽しくて、マシンの使い方も褒められたりもする事も有り、「私、カーブス向いているわ。」と思うのに、体重はどんどんと増えていく。
 
 一番重かったのは入会して12年目の頃。なんと20Kg近く増えてしまったのです。

 人生で一番重い体で暮らしていた時、私は主人の母が住む愛媛県に引っ越し、義母と主人と私の三人暮らしを始める事になりました。
 転居先を探す時、出来れば徒歩圏内にカーブスが在る事を望みました。
 「カーブスに通っていれば長く付き合ってきたカーブス仲間とも繋がっている様な気がするの。身体の為にも長く続けてきた習慣を断ち切りたくないし。」
 
 そう主人に話し、探していたら、見つかったのです。色々な条件を全てクリアする住居が。
 私は大喜びで、その時通っていた、カーブス高座渋谷店のコーチに「引っ越すので退会しますが、愛媛に越しても近くに在るカーブスに通う予定です。」と告げました。
 すぐに退会手続き、新しく通う土居田店への連絡等をして下さり、「トラベルパスを使って、帰省した際は是非、高座渋谷店へ通って下さいね。お待ちしています。」と優しく声掛けをしてくれました。
 
 13年通ったカーブス高座渋谷店。店内に入れば「直美さーん」と声を掛けてくれるコーチとメンバーさん。寂しい心で一杯の最後のワークアウトの日、仲良しのメンバーさんが寄せ書きの色紙をプレゼントしてくれました。
 明るく優しい言葉達が愛媛へ行く私を応援してくれていました。楽しい日々を有り難うございました!と。2019年の11月に神奈川を後にしたのです。

 引っ越しも無事に終り、好スタートを切ったかに見えた私の新生活は、体調不良により中々厳しいものでした。
 大きな病院で診て頂くと難病と診断され、気持ち的にも影響があったのでしょうか、神奈川では週に5回は通っていたカーブスに、月平均6~7回位しか通えなくなり、「毎日しんどいな。」と落ち込む事も多くなりました。
 
 カーブスに行けない日が続くと、「直美さーん。体調如何ですか?」と、電話を掛けてきてコーチが励ましてくれます。カーブスに行くと「頑張ってますね。」と、笑顔を向けてくれる。
 計測すると小さな事でも「すごいやないですか!」と、褒めてくれる。その一言、その笑顔、その励ましに元気を貰いカーブスを続けてこれました。なんと一回も辞めようと思った事はありません。
 
 持病で何日も寝込んだ時、「カーブスに行ってて良かったぁ。筋力が無いとトイレに行くのもひと苦労だし。」と思い、「うつにならないのは運動してセロトニンが活性化してるからだな。」とも思う。
 カーブスは私の生活の一部になっているなぁ...と、しみじみ感じる日々を過ごしています。

 環境の変化、閉経による体調不良、転院による薬の変更等が重なったからか、私の体重はMAX時より10Kg以上減りました。
 毎月体重が減っていく事一年。定着したかな?と、体重も体調も安定してきた一年。
 
 気が付くと愛媛に移り住み、もう2年5ヶ月が経っていました。
 愛媛で始めた新しい治療が合った様で、痛みがずいぶんと減りました。食事も美味しく、最近は油断すると、1~2Kg位すぐに増加します。
 今は週4回位カーブスに通えているので、チャレンジハードにしてみたり、信号待ちの時腹圧を加えてみたり、小さな事からコツコツと努力を重ね、体重は重ねない様に気を付けています。
 
 いつかコロナが収束し、トラベルパスが再会したら、高座渋谷店に顔を出し、懐かしいメンバーさんとワークアウトがしたいです。
 土居田店ではコロナ対策もあり、親しくおしゃべりをする機会はあまり有りませんが、いつかマスク無しでワークアウトが出来る日が来たら、皆様の笑顔を拝見したいと思います。

 今、私が寝たきりじゃないのは、カーブスが在ったから。まだ入会時より6Kg位体重は多いけど、しっかり通って努力を続けます。
 支えてくれて有り難うカーブス。そこに在ってくれて有り難うカーブス。これからもずっとずっと私はカーブスに通います。