私は週3、4回カーブスに通っています。これが私の日常になっています。
 (このように通えることが幸せだなあ)とつくづく思います。

 私がカーブスに入会したのは2008年。カーブス一関店が出来て間もない頃でした。週3回のペースで通って3年ほど経ったとき、東日本大震災が有りました。
 カーブスが入っている店舗にも被害があり、道路もでこぼこで大変な状態でした。ライフラインも止まり、日常生活が出来ない状態になり、カーブスも休業になりました。
 
 状況は簡単には良くなりませんでしたが、カーブスは3週間程度で再開されました。
 毎月の計測も次第に再開されるようになりました。その後筋力チェックも始まり、私は子供達と同じ30代を目指し、ドキドキしながらも励みになっていました。

 2017年、夫がバングラデシュのダッカに仕事で行くことになり、私も同行することにしました。そのため残念ながらカーブスは退会せざるを得なくなりました。
 ダッカは夫が赴任する前の年に、レストランで日本人を含む外国人、現地の民間人20名が殺害されるというテロ事件が有りました。
 
 その事件から9か月後私達は渡航しましたが、ダッカに住んでいる日本人はかなり外出を控えていて、道路を歩くことはほとんどしていませんでした。
 ダッカの道路はメインストリートでも荷車、自転車、リキシャ、オート三輪車、バスそして乗用車が混在して走っていて、交通道徳もほとんどないような状態だったので、日本人はとても運転できるような状態ではありませんでした。
 そのためベンガル人の運転手を雇い、外出の際はアパートの玄関から目的の場所の玄関まで運転してもらうという状況でした。
 
 夫が本来通うはずの職場は警備を厳重にするため大規模な工事が行われていたので、仮の職場は現地の人が気軽に入ってこられない外国人や富裕層が住む地区に民間の住宅を借りて、外からは何の建物かわからないような所に移っていました。
 自宅から仮の職場までは歩いて7分ほどの距離でしたが、夫は歩いて出勤せず送迎を運転手にしてもらっていました。
 
 私達の住宅は仮の職場と同じ地区に有りました。その地区を訪れるベンガル人は、ゲートで銃を身につけた警備員に身分証明書を提示し、何の用事が有るかも言わなければなりません。
 そのゲートを通った後も、建物ごとに門番がいて、門番が電話で「このような人が尋ねて来ていますが、通して良いですか?」と連絡してきます。
 
 私達が買い物に行くお店のほとんどは外国人が行くお店で、出入り口にはやはり銃を携えた警備員がいたり、刃物などを検知するゲートを通るようになっていました。
 テロが有ったのでこのような厳重な警備になりましたが、本来はこの国の人々は親日的で親切です。3年間この国に滞在しましたが、幸い恐ろしい思いをしたことは1度もありませんでした。

 このような状況の所に住むことになったので、今までのように気楽に散歩も出来なくなり、1年余りは買い物以外ほぼ家に閉じこもっていました。
 そういう環境であることは前もって知っていたので、カーブスで購入していたストレッチチューブを日本から持参し、カーブスでワークアウト後に行っていた12のストレッチを時々やるように努めました。
 
 滞在1年半後健康診断のため一時帰国しましたが、久しぶりにスーパーで会った親戚が「太ったんじゃない?」と、言われたくない一言を私に言いました。
 (やっぱり、わかられた!)と思いました(笑)。
 
 日本にいるときはスカートをはいたり、ウエストラインがわかる服も着ていましたが、バングラデシュはイスラム教の国なので、女性は肌を見せたり体型がわかるような服を着ません。
 私もこれ幸いとお腹を隠せるチュニックをいつも着ていました。それが見事に結果に表れてしまったようです。
 
 再度バングラデシュに戻ってからは、私の家の真向かいにある公園で少しずつ散歩を始めました。1周300mほどの公園ですが、南国らしくマンゴーの木やハイビスカスも植えられていて、3,4周の散歩は唯一の運動になり気分転換にもなりました。
 
 帰国して間もなく、早速カーブスに再入会しました。3年のブランクを経てやってみると、(12種類のワークアウトが偏ることなくよく考えられている!)と改めて感じました。
 しかし(これからがんばるぞ!)と思っていた矢先、コロナ禍で緊急事態宣言が出され、カーブスはお休みになりました。幸い2週間弱で再開されたのでホッとしました。
 
 コロナ禍ではそれまでのカーブスと違い、入場制限、マスク着用、手指消毒、ワークアウト後のストレッチの数の制限があり、毎月やっていた計測も感染状況によって2・3か月に1回になり筋力チェックもなかなか行われず窮屈な面が出てきました。
 それでもコーチの皆さんが、なんとか続けていけるように心配りされていてありがたく思います。
 
 以前のカーブスのようになるまでには時間がかかるとは思いますが、このように活動出来るのはつくづくありがたいと思います。

 今は2,3か月に1回の計測ですが、私は以前より体重だけでなく他の項目にも目を向けるようになり、励みになっています。
 計測をして数値が変わらないとコーチには「数値が現状維持ということはすごいことですよ!」と励まされますが、私はやった以上は結果として表れて欲しいと思い、カーブスを中心にすえて、2・3種類の短時間で出来る、怠け者の私でも継続可能な筋トレを朝食前やお風呂上がりにやるように心がけています。
 
 「筋トレをしている割には数値に結びつかないのですが...」と話したら、コーチから「もしかしたら冬場で水分をあまり取っていないのかもしれませんね」と言われました。(そういえば、あまり喉が渇かないので、水分補給が少なかったかもしれない)と気づきました。

 高齢者が観る時間帯のテレビを観ていると、膝関節の衰え、物忘れ、筋力の衰え等に関したコマーシャルが多いと感じます。
 夫と「年を重ねるとこのような症状が現れてくるということだね」と話しています。幸い今のところほとんど不具合は感じていないので、出来るだけそのような症状が現れないように、意識してワークアウトに励みたいと思います。
 
 帰国後の検査で骨粗鬆症と診断されたので、自分で週2回注射をしていますが、7か月に1回受ける骨の診断と血液検査の結果は幸い運動を心がけていることもあり、改善されてきています。
 人生100年時代と言われる昨今ですが、健康寿命を出来るだけ長く保てるように意識して、まだ経験したことのない70代、80代を元気に過ごせるように心がけていきたいと思います。