五十四才の十月六日、看護師をしていた私は、その日夜勤明けでした。
 
 夜、入浴していたところ少し息苦しさを感じました。私は喘息の持病をもっており、いつもの事とあまり気に留めず入浴。
 身体が濡れているついでに浴室の掃除をしてしまおうと洗剤をまいてスポンジでこすっていたところ息苦しさが増強。途中で止める訳にもいかず続けていたところさらに悪化しました。
 
 お腹も痛くなり、もしかしたら血圧が下がったのかもしれないと思いながらトイレへ。少し迷いましたが救急車を呼んでもらうことにして、幸運にもその日家にいてくれた主人に頼みました。
 その頃から記憶が朧気になり息苦しさのあまり何かを着せようとしてくれた主人の手を払いのけたあたりで途切れました。
 
 次に目が覚めた時は病院のベッドの上で酸素マスクを付けていました。後で聞いたところによると息ができない苦しさに大暴れだったらしく救急隊員の方も手伝って下さって検査をしたらしいです。
 
 退院の日医師から見せてもらったCTの画像は気道がほぼ閉塞しかけていました。もしあのままだったら死んでいたか、助かっても植物状態になっていたでしょう。
 回りの方に助けられて拾った命、私の第二の人生の始まりだと思いました。
 
 仕事にも復帰し少しずつ慣らしていきましたが、この頃生理も止まり太り出したのです。
 太っていくことは気になりましたが、命あっての何とやらで痩せたいなあとは思いましたが、それ程強くは思っていませんでした。
 
 そうこうしているうちに五年たち体重は五kg増えました。
 ある日仕事終了後ロッカー室で着替えをしていたら、一人の同僚が「お腹出たね」と触ったのです。
 一瞬固まりましたが、そこはグッとこらえて「そうなのよねえ」と笑いました。が、心の中では「そんな事あなたに言われなくても自分が一番分かってる」と叫んでいました。

 そこからです。どうにかしないといけないと思うもののウォーキングも運動もあまり好きではないし、階段の昇降運動をすればいいかもと始めてみれば膝を痛めて病院通いする羽目となり、一時期は座ることも歩くことも困難な程になりました。
 この体重を支えきれなかったのかと気持ちは焦るけど、どうにもならなくて八方塞りでした。
 
 そんなある日新聞のチラシの中にカーブスを見つけたのです。以前友達がいつでも行けるからいいよ。と、言っていたのを思い出しました。
 その頃はまだスリムだったから聞き流していたのですが。何かをしなければと焦る気持ちはあるもののどうしようかしらと思う気持ちもあり迷いました。
 でも、何かしなければ始まらない!と、あの時は自分で自分の背中を押しました。気持ちが変わらないうちに取り敢えず電話をと。
 
 それから四年二ヶ月 週三回を目標に通っています。何より筋肉が付いたせいか膝の痛みは殆んどなく正座もできるし、急ぐ時にふと走っている自分に気付いて あら、私走ってると驚く感じです。
 以前は何もない廊下でよくつまずいて「あら!何かあった?」等とからかわれることもあったのですが、それもほぼなくなりました。
 
 今は介護施設で働いていますが、支えたり抱えたりすることが多く少し前に入浴介助中に膝折れされた方がいらっしゃったのです。
 とっさに怪我をさせてはいけないと後ろから抱きかかえたのですが54kgある方でうまく立ち上がれず私は、スクワット状態で支え少しずつ移動して何とか怪我をさせることなく椅子に座ってもらうことができました。
 
 他のスタッフが騒ぎを聞きつけて来てくれた時は、全て終わった後でした。事情を説明したら一言「腰は大丈夫?」と言われました。
 両腕は痛かったのですが、腰は全く痛みがありませんでした。その後二~三日は腕は痛かったものの腰の痛みが出ることはなくこの時程カーブスに通ってて良かった。と思ったことはありません。
 そうでなければ病院通いをする羽目になっていたでしょう。
 
 現在、体重は横ばいで減らないのですが、体調はすこぶる良好で休みの日も夜勤明けの日も良く動けます。
 もしかしたら以前よりも元気になっているかもしれません。体力がついたおかげでしょうね。
 
 何より生死の境をさまよった喘息の発作は全くなく一応二ヶ月に一回受診はしていますが内服薬も減り喜んでいます。
 
 体重を落とすのはひとつの目標ですが、この先、年齢を重ねていく上で自分の足で歩いていきたい、前向きに生きていきたいというのが一番の目標です。
 
 最後に職場が変わった時馴染めずに落ち込んでいた時、コーチとメンバーさんがすぐに気付いて下さって「何かありましたか」と声をかけて下さいました。
 本当に本当に嬉しかった。見守って下さってるんだ、気付いてもらえてるんだと救われました。どんな小さな事も自分の事のように一緒に喜んで下さったり悩んで下さったり本当に感謝しかありません。
 
 気持ちも前向きにしてくれるカーブスに、これからも通い続けたいと思います。そして、カーブスに通うきっかけを作ってくれた元同僚にも感謝しています。
 皆様、これからもよろしくお願いします。