私には忘れられない光景がある。それは、カーブスに入会したての8年ほど前のこと。80代と60代の親子と思しき2人が入会して来た。母親はボードからの移動もサポートは必要な状態で顔は仏頂面。なんでこんなところに来なくちゃいけないのかという不満に満ちていた。娘は、そんな母親にかいがいしく水の世話やら声掛けをしていた。年齢的にちょうど長期の寝たきり生活ののちに亡くなった自分の母の姿と重なった。違うのは、仕事にかまけて介護を姉に任せっきりにした娘である自分だ。
やがて一か月が経ち、私は信じられない光景を目にすることになった。ボードへの移動はもちろんのこと、マシンも介助はいるものの入会当初とは全く違う軽やかな動き。表情も活き活きと明るく自信に満ちている。こんな絵に描いたような成果ってあるものなの?!カーブスの本部が知ったら成功事例として大々的に取り上げるんじゃないか?と、当時の店長にいったことを覚えている。
 しかし、その後その親子を見ることはなくなった。聞くところによると、実は一か月の体験入会だったそうだ。しかも遠くに引っ越しをしたと。真意の程は知る由もない。その後、私的には2018年7月の西日本豪雨災害より、家屋全壊、車3台水没という被害にあった。幸い、人的被害はなく、次女がいわゆる【被災婚】(本人否定)で幸せになっていることがありがたいことだった。
そして、同じく水害にあったカーブス店舗の復活とともに3か月後に復帰した。また、コロナ過の2020年1月、心臓弁膜症を発症した私は、同4月、右僧帽弁修復手術を受け10日間入院した。被災したおかげで医療費免除となったのがありがたいことだった。
 自分では実感がないのだが、大病や自然災害の被害を経て、またカーブスに戻っているその原動力は、8年前のあの親子から貰った力ではなかったのかと思うようになった。あの親子は今どうしているのだろう。あのよろよろだった母親はタキミカさんのようになってくれてはいないだろうか?そんな妄想を抱かせてくれるほどの期待感を持たせてくれるカーブスに乾杯だ!