私は、両足先天性股関節脱臼があり、歩き始めたのも3歳ぐらいだった。その上体も弱かったせいか、親の過保護・過干渉の中で育った。思えば相当甘やかされたと思う。そのため、嫌なこと苦手なことは常に逃げてきて、ある意味要領よく幼少期を過ごしてきた。小学校の体育は走るのが遅く、それが嫌で「足が痛い」と仮病を使っては体育や運動会を見学したものだった。
小学校2〜3年にかけて足の手術のため1年間入院し、もとのクラスに戻ったときはなかなか勉強についていかれず漢字や算数の定期テストで0点を取るのが嫌で始めて努力して、4年生になるときにはクラスでも上位の成績になったが、体育はからきし駄目。今から思えば、入院していたときなぜリハビリをきちんとしなかったのかと思う。昭和43年頃.まだリハビリという言葉は一般的でなかったが、筋力回復のため運動療法は確立されていたのにサボってばかりいた。だからますます運動は苦手になってしまった。
それでも卓球、バスケットボール、ソフトボールと中学に入ってからやってみたいと思った。しかし仮入部しても全くついていかれず即退部。結局、中学・高校と帰宅部になってしまった。とっても呑気な女子大生を経て、私は福祉施設で働くことになった。その福祉施設で何人かマラソンを趣味にしている人がいて、いつのまにか「マラソン部」らしきものが発生しみんなで大会に出場するようになり、仕事の合間をみてかなり練習し10kmコースに参加するようになった。ハーフまでやりたかったが、ドクターストップがかかってしまった。
それ以降は、仕事や家事・育児に追われて運動することなんてなかった。というより自宅から職場まで片道10kmを自転車通勤。自宅訪問相談の仕事だったため、電動自転車で1日中丘陵地帯の坂道を走っていた。それで運動は十分だと思っていた。
私の連れ合いはかなりの健康フリークで、筋トレは勿論、TV見ながらストレッチしている人だ。いつも「偉いなあ、この人」と感心しながらも他人事のように思っていた。
40年間の過労からか定年退職時には心身ともにボロボロになっていた。仕事中にも何度か交通事故に遭い、ついには自転車に乗るどころか杖無しでは歩けなくなるほど足が変形してしまった。おまけに潰瘍性大腸炎になってしまい、退職と同時に闘病生活で自宅療養になった。もとより怠け者で呑気な性格のせいか、病気をいいことに外出せずダラダラと家でおせんべいポリポリ食べTVを見る生活(この生活、現役時代にはあこがれだった)していると、ある日右膝に激痛が走り曲がらなくなってしまった。すぐに整形外科に行くと「水が溜まっているね。」とすぐに抜いてもらい言われたのは「運動しなきゃだめだよ。」の一言。すぐに奮起しカーブスに入会した。
なぜ、カーブスだったの?
最寄り駅のそばにあり、女性が気軽にしかもかっこよくお店に入る姿が素敵だったから。同年齢のかたが多く、運動コンプレックスの私でもなんとか自分のペースでトレーニングができそうに思えた。案の定コーチが優しくしかもできないことは無理しなくていいと言われてホッと一安心。その言葉に甘えて股関節に負担のかかるマシンは最初はスルーしていた。回数も週2回程度がやっとだった。
始めた頃はますます右膝の痛みが酷くなり、行きは徒歩30分歩けても帰りは痛みと疲労感からタクシーで帰宅する始末だった。それでも痛みが和らぎ少しずつ体が動くようになってきた。1年たつころには月の半分以上通えるようになった。
その頃に私は再就職した。職種は同じでハードな日々、なかなか行かれなくなりその時にコーチからWプランの誘いがあり、仕事でいかれないときでも週1回はお家でカーブスをするようになった。しかした過労で潰瘍性大腸炎は悪化の一途を辿り、ついには悪性貧血でめまいや動悸がひどくなり、65歳を機に退職した。
ただまた闘病生活はしたくはなかったので、退職後から毎日30分の筋トレをすることに決めた。これは2年たったいまでも続いている。
継続は筋力なり。以前はスルーしていたマシンもお家でゴムバンドとボールでトレーニングすることで筋肉の使い方を覚えお店のマシンも全部使いこなせるようになった。また筋力がついてくると疲れなくなった。すると運動することに余裕ができ、毎日の歩数が気になりはじめた。歩数アプリで毎日の歩数を記録し始めると今度は歩く速度や姿勢が気になり始めた。お店のガラス越しに見える自分の歩き姿が気になり、毎月の計測の値を注意して見るようになった。最初は体重ばかり気にしていたが、今は体脂肪率の高さがもっぱら課題のひとつ。
おりしも健康診断で高血圧、高コレステロールと診断され、今は食事と運動をすることを推奨されている。運動については毎日30分の筋トレと1万歩ウォーキングは現状継続、食事内容が問題。
ここで1日12点のタンパク質の計算の仕方が助けられている。市の健康相談で3食3日間記録した時、なんと糖質と脂質の多いことか、そして感情任せで食べていると危険なほど糖質を取っていることか。ここもなんとかしなければ。今はプロテインとヘルシービューティーとタンパク質レシピでの自炊を心がけるようになった。
はじめは筋力低下予防のために始めた30分カーブスも、継続することで健康に対する意識がどんどん変わっていく。今は体脂肪を減らしたいとか、姿勢を良くしたいことに無我夢中だが、続けることでまた新しい課題に向き合うことになるのだと思う。それはそれでワクワクする。私はこれからも30分カーブスを続けていく。継続は筋力なり。
佳作
「運動嫌いの私が30分カーブスをする理由」
カーブスって
どんな運動?
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