三十八年間、中学校の教師として勤め、退職して五年が過ぎようとしています。
私が現役を終える数年前から、「働き方改革」や「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が浸透し始めましたが、それまでは毎日十二時間近い勤務、部活動指導での休日出勤、加えて結婚と二人の娘の出産・育児・家事で、自分の時間などほとんどもてない日々を過ごしました。仕事や育児のストレスで、一時は体重が七十kgを超えてしまったり、健康診断では血液検査で異常が見られたり、と健康面にも支障を来すような日々でした。
退職前に、世の中はコロナ禍に見舞われ、様々な生活様式の変化を求められるようになり、私自身も自分の健康やセカンドライフの過ごし方についてじっくり考える機会を得ました。そこで、セカンドライフの中では、これまでにできなかった三つのことにチャレンジして、自分磨きをしたいと考えました。
一つ目はお花を習うこと。これは、現在も月一回フラワーアレンジメント教室に通い、季節の花々とふれ合うことができています。
二つ目はピアノを習うこと。同僚だった音楽教師にしばらく習っていましたが、互いのスケジュールが合わなくなり、今は中断しています。
そして、三つ目がトレーニングジムに通って体を鍛えることでした。テレビCMでカーブスのことを知り、買い物がてらに寄ってみたところ、女性だけで気軽に取り組めそうな雰囲気でした。何よりコーチの皆さんの明るくはつらつとした声かけに、元気がもらえました。お試し体験で参加させていただくと、十二種類のマシンはどれも初めての私でも、それほど負荷なく動かせましたし、コーチの懇切丁寧なご指導で、すぐにコツをつかむことができました。ショッピングセンター内にあり、駐車場も屋内で悪天候の日でも行きやすいという好条件も重なって、その日のうちに入会を決め、はや五年近くが経ちます。
退職後は、週三日ほど高校の非常勤講師を務めながら、勤務のない日にはカーブスに通うようにしています。長期休業中などは、毎日のようにトレーニングに行けるので、通算の回数は、八百回を超えました。勧められてプロテインも飲むようになり、毎日のルーティンの一つになっています。カーブスに通い始めてから、体重も減り、健康診断ではほぼ異常が見られなくなりました。毎月の計測は、恐ろ楽しみ?なものですが、自分の身体のことを振り返る良い機会だと捉えています。また、店内の掲示物や毎週の調理レシピなどで、高たんぱく低カロリーな食事の大切さを改めて意識するようになりました。「自分の健康は自分で守る」ということを、実践できていることが、日々の生活の潤いや活動力、自信に繋がっていると感じています。
 先日、まだ現役で教師をしている五十代の知人が入会してきました。「忙しいのに、よく通えるね。」と声をかけたら、「ここに来ると、いつも褒めてもらえることが嬉しいんです。私も生徒にこういう声かけをしなければいけないと教えられるんです。自分の健康維持のためにもなるから、一石二鳥ですよ。」と返ってきました。
「姿勢、腹圧OK!もう少し速く動かせますか?そうです、そうです!ばっちりです!」知人と毎回かけられるコーチの言葉で気づきました。人は、「もっと頑張れ」と言われるより、「もう少し頑張れ」と言われる方が頑張れるし、そのときの最大限の力が発揮できるのです。コーチの皆さんの励ましや的確なアドバイスが私たちの心に響き、それが少しずつですが、体力の強化にも繋がっているのです。
人生百年時代です。私のセカンドライフは、始まったばかりで、まだまだこの先も続きます。時間がある限りカーブスに行き、コーチの励ましを受け、筋力を鍛え、心身ともに磨きをかけることで、自身のセカンドライフをより一層輝かせることができると信じています。
「明美さーん、こんにちは!そうです、そうです!もうちょっと速く動かせますか?その調子、ばっちりです!」
この言葉に元気をもらいつつ、今日も次のマシンに向かいます!!