カーブスエッセイ大賞2019結果発表

作品詳細

佳作

「私に力をくれた一本の電話」

京子様(59歳) カーブス東光ストアあいの里(カーブス歴:4年)

 あれは、9月6日の午前3時ぐらいの夜明け前でした。突然の大きなゆれで目を覚ました。あとは真っ暗の中、ただベットにしがみつくのがやっとでした。少し揺れがおさまったので照明をつけ、テレビで震度6強の地震との報道がありくわしいことも分からぬまま、すぐに北海道全体が停電しました。月の無い真っ暗な夜空に、ただ星がまたたき恐ろしいほどにきれいだったのをおぼえています。
 「北海道胆振東部地震」「ブラックアウト」そんな言葉を知ったのは、それから2日後でした。我が家は、壊れた所もなく水も出ました。しかし近隣の店は、閉店し食料の確保が大変でした。やっと電気が復旧したのは、3日目でした。

 そんななかで思いがけずカーブスのスタッフさんからお電話をいただきました。「お家は大丈夫でしたか?お体は大丈夫ですか?カーブスも今は再開してませんが準備が整い次第に再開しますのでもう少しお待ちください」とのこと。いつもお世話になっているスタッフさんの声だとすぐ分かりました。ご自分も被災されて大変な状況でしょうに、電気が復旧してすぐお見舞いの電話をくださるとは思ってもみないことでした。そのときは不安な日々が続き気持ちも暗くなっていたので、その一本の電話にどんなに励まされたことかしれません。電話をおいた時、気持ちがふんわりとした温かさに包まれて、うれしくて涙がこみあげてきました。カーブスのスタッフさんも頑張っているんだわ、待っていてくれるんだわ、と思うとすっと背筋がのび前向きな気持ちが湧いてきました。

 ただ自分の家ばかりではなく離れて暮らす両親のことなどいろいろ気がかりなこともありましたので、いつもの日常生活になるまで1ヶ月ほどかかりました。でもまたカーブスに通うことができるようになりました。再開したときもドアを開いたとたんに「こんにちわ、大丈夫でしたか?また来られるようになって良かったですね」いつもの元気な声と笑顔にむかえられました。その日は、久しぶりでしたので思うようにマシンも動かせませんでしたがいつもの見知った皆さんの元気に運動している姿や、明るい雰囲気のジムに心から癒されました。私の日常がもどってきたことを実感した日でした。

 人生には、自分の力ではどうにも出来ないいろいろな困難が待ち受けているのを、今回の地震で改めて思い知らされました。そのなかでひとつでも温かいつながりがあると前に進めるのだと感じました。私にカーブスというつながりがあって本当に良かったとおもいました。いつも見守ってくださりありがとうございます。笑顔のスタッフさんに支えられてこれからも体を鍛えていきたいとおもいます。

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