カーブスエッセイ大賞2019結果発表

作品詳細

佳作

「大切な存在、大切な家族、大切な想い」

薫様(52歳) カーブスイオンモール新発田(カーブス歴:7年10ヵ月)

 カーブスに通っていなかったら私はどうなっていただろうか。どれだけカーブスという存在に助けられただろうか。
 最近、私は強く思います。
 体調を崩し、仕事を辞めてから約一年半が過ぎました。それまでの私は、朝から晩まで元気良くバリバリ働いていました。サービス業だった私は、ほぼ一日中立ち仕事で忙しくても苦にならず、職場にいる時間の方が多かったです。忙しくても必ず週に三回、もしくは四回、カーブスに行って筋トレをすることが私の中のルールでした。仕事は辞めた理由は、パワハラ・人間関係です。仕事を辞めてからの私は別人のようになってしまいました。人を信じることができなくなり、食欲もなく、眠れなくなり、物音に敏感になり、何に対しても意欲がなくなり、外出も億劫になりました。夢も毎日のように見てしまいます。病院では「うつ病」「不安障害」と診断されました。それを認めたくない自分がいました。何で何で私がこんな病気に・・・そう思うと余計に外出も人と話すことも怖くなりました。
 一昨年、長男が結婚し別に世帯を持ちました。次男と二人暮しの私です。次男は朝六時半に出勤し、夜八時半過ぎに帰宅します。夜勤もあります。ほぼ独り暮しのようなものです。そんな人は、世の中にたくさんいます。頭の中では理解していても、淋しさと苦しさを感じる日々でした。そんな私に、仕事から帰って来た次男は、「今日は何していたの。」と毎日聞いてくれました。一歩も外に出なかった日は、「カーブス行かなかったの。」と言ってくれました。また、仕事が休みの日は、「カーブスに行って来な。」と言い、送り迎えもしてくれました。私の重い腰を持ち上げてくれた次男です。
 現在、なかなか症状が回腹せず傷病手当を受給しています。働いていないのに筋トレのためにお金を使うのは贅沢じゃないだろうか...と思い、次男に相談したこともありました。「辞めるのは駄目。もし、(会費が)払えなくなったら自分が出してやるから心配ない。」「カーブス辞めたら外出することなくなるし、倒れてしまうから続けてほしい。」と言ってくれました。また、「今後、仕事が決まらなかったり、働けなくなったとしても、その時はその時だから。」とも言ってくれました。頼もしい言葉に涙が出ました。嬉しさと情けなさで涙が止まりませんでした。この子の想いを無駄にしてはいけない、この想いに応えようと強く思いました。ほんの少しの家事とカーブスでの筋トレしか体を動かさない私ですが、毎月の計測では体力年齢も体年齢も維持しています。周りがインフルエンザにかかっていてもうつりませんでした。次男の言葉に後押しされ続けてきて良かったと思います。
 同時期に孫が生まれ、現在一才です。昨年九月から十二月の間、半日ですが子守りをしていました。ちょうどハイハイをして目を離せない時期でした。体重も増え、抱っこやおんぶする度に成長を感じました。今まで肩こりをしたことのない私が首から肩にかけて違和感を感じました。最初、その原因がわかりませんでしたが、孫の子守りだと気づいたのは孫が帰った後、筋トレでスッキリ治ったからです。体力に自信のあった私は少々ショックでした。でも、すぐに回復できるのは筋トレをしているおかげです。あどけない笑顔で私を見る孫、思い通りにならないと私に助けを求める孫、片言を話すようになった孫、口いっぱいにバナナを詰め込む孫、そんな純真無垢な孫を目の前にして生きる力をもらいました。この子の入学式、成人式、結婚式...夢見てしまいます。まず近いところで、今年の夏に孫とプールへ行く目標をたてました。この一年で病気のせいで体重が減って少々痩せてしまいました。元々細身の私です。弱々しいおばあちゃんでは恥かしいので、筋トレを継続して、「かっこ良いおばあちゃん。」と言われるようになりたいと思います。
 また、心が病気になっている間、私の大切なカーブスのお友達、コーチの方々の存在を見失ってしまった時がありました。話すことも笑うことも難しかったです。だから、なるべく空いている時間を選んで行きます。以前は仕事帰りの夕方に行っていました。ある日、約一年ぶりに仲良くしていたメンバーMさんに会いました。その時、「焦らなくて良いんだよ。」と言われました。その言葉で少し迷いが解けたように思います。また、Y子さんに「Yさんが来店表を確認して私が来てるかどうか心配していたよ。『来てるんなら大丈夫良し良し。』と言ってたよ。」と教えてもらいました。手離しで嬉しかったです。
 また、コーチの方々には気にかけてもらい本当に感謝しています。特に、MさんとAさんには色々な話を聴いてもらいました。急にMさんが他店に異動になってしまいました。仕方のない事なのですが、とても淋しく思いました。私にとってカーブスは体を鍛える場所でもありますが、「心をリセットする場所」でもあったので不安になりました。そんな私を察したのかAさんが声を掛けてくれました。自分の体のためにカーブスに通っているのだけど、まだ人が怖く筋トレをしていても続けるのは無理と思ってしまうことを伝えました。そしたら、明るく元気に「怖い時は私に言って下さい。」と力強く言ってくれました。その日をきっかけに、少しずつ気持ちが楽になったように感じます。ほんの少し笑えるようにもなったようにも感じます。
 何に対しても意欲がなくなっていた私は、今年はエッセイが書けないと思っていました。まだまだ心が100パーセント元気になっていません。だからこそ、このエッセイを書いて自分を見直してみよう、と思いました。心が健康じゃないと体も健康になれません。一歩踏み出すために、心配してくれる大切な家族や友人、コーチの想いに少しでも応えられるように書きました。色々な想いが込み上げて何度も何度も書き直しました。エッセイを書くことで、「心の病気」であることも公になってしまう不安もありました。しかし、書き終えて自分に向き合えました。世間一般で言われる「終活」ではなく、子育てが一段落したこれからの人生を、悔いのないように楽しく生きるための「生き活」をしていこうと思います。
 このように思うことができたのは、「カーブス」という存在があったからです。
 いつもありがとう カーブス

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