カーブスエッセイ大賞2019結果発表

作品詳細

佳作

「いつか、伝えてみたいこと」

H.N様(45歳) カーブス市が尾(カーブス歴:6年11ヵ月)

 カーブスを始めた頃に比べてずいぶんとスッキリとした母を目の前にして、当時私がどういうきっかけで母にカーブスを勧めたのか、もはや思い出せなくなっています。しかし、自分のことより家族のことを優先する母に、自分のためだけに使う時間を持ってほしい、そういう願いがあったことは間違いありません。
 98歳の祖母を筆頭に、父、母、夫と2人の子供の7人家族の私たちは、毎日賑やかに生活しています。周りから理想的ねと言われることも多く、私自身もこの生活を選んで良かったと思っています。しかし、家族の人数が多くなれば多くなるほど、思い通りにいかないことが多くなるのも、また事実でしょう。元気とはいえ、少しずつ赤ちゃんに戻っていく祖母、自分たちの感覚とは違った価値観で子育てしている私たち夫婦や、今時の子供である孫たちに対し、母が物申したくなるのは「たまに」のことではないでしょう。
 そんな母に、家族のことはさておき自分の健康や趣味のために時間を使う楽しさを知ってほしい。それには、駅で見かける「女性だけの30分体操」がいいのではないかと、看板を見るたびに思っていました。引っ込み思案なところがある母に提案してみると、意外なほど前向きに体験してくれたことは、今でも覚えています。
 筋肉の大切さや腹圧の入れ方など、行くたびに教えてくれる母の様子に私は満足し、そして徐々にスタイルに現れてくるカーブスの効果に、予想以上に驚くことになりました。
 そして1年後、母に続けと私も入会することに。38歳での入会で、子供達も小さく、健康にも特に問題なく忙しい毎日を送る中、集中的に行ったりほとんど行かなくなったりを繰り返していました。そんな私に母のような効果は現れず...コーチの皆さんは、変わらないことが成果と言ってくださるけれども、むしろほんの少しずつ、しかし年単位で考えるとかなり増えてきた体重に、正直やる気をなくしていました。
 ところが40代も半ばになったころ、身体に少しずつ不調が現れてきたのです。低血圧だった私が高血圧気味に、頭痛も頻繁に起こるようになり、腰痛まで気になるようになりました。薬でごまかしていたものの、小さな不調の積み重なりは私を不安にさせました。そしてとどめとばかりに、家族で外食した際自分だけ食あたりになり、経験したことのない辛さを味わうことになってしまったのです。 
何かがおかしいと、ふと思いついてかかった漢方クリニックで、高血圧も、頻繁に起こる頭痛も、腰痛も、食中毒さえも、体力や女性ホルモンの低下で起こることを知り、さらに体力や女性ホルモン低下を防ぐには運動と筋肉の増加が必要だと指摘されたのです。カーブスで計測するたびに、オチのように「それは筋肉が増えたから」と言わされていたはずなのに(失礼)、本当にここまで筋肉が影響してくることに、今更ながら驚きました。
 それから私は、母に願っていたように、家事や子供の世話はさておき、カーブスを優先する生活を始めてみました。見た目の変化はあまり気づかれませんが、マシンを動かす回数は確実に増え、身体が軽く感じることが多くなりました。更年期にさしかかり、体調の小さな変化に悩まされる人は多いと思います。そしてそれが年を重ねるごとに、大きな不安や痛みとなる場合もあるでしょう。カーブスは、そんな女性に応えることが出来る、1番手軽にして効果のある手段ではないでしょうか。そしてそういう時期の女性が、自分のためだけに使う時間を与えてくれるのも、またカーブスだと思うのです。
 私は今日も、家事の手を止めカーブスに出かける母を嬉しく見送ります。そしてお風呂掃除をしておくよう子供に言い置いてカーブスに向かう自分にも、ワクワクするような気持ちがもてるのです。
 私がこんな文章を書こうと思いたったのは、作文コンテストの募集を見たからではありません。とある日の昼下がり、駅でコーチたちに出会ったことがきっかけです。それは土曜日の午後のことでした。私は最寄り駅の改札で、仕事上がりと見られるコーチのお三方に会いました。どなたも、いつも明るく励ましてくださるコーチです。仕事上がりかと尋ねると、これから本社に行くのだと明るく応えてくれました。そして途中駅まで一緒に雑談を楽しませていただく機会に恵まれたのです。短い時間、とりとめもない会話でしたがとても楽しく、私はコーチの皆さんと別れたあとも、もっとお話ししたかったな、などと思いながら歩いていました。ジムのコーチとそこに通っているメンバーという、ビジネス的なつながりであるはずなのに、親しい友人に会ったような気持ちになったのは何故なのだろう。普段のワークアウトのたった30分の間、交わす会話は多くなくとも、こんなに親しみを感じるくらいに支えてもらっていたのだなとあらためて実感したのでした。
 こんな気持ちは普段の会話では伝えられない。でも、伝えてみたい。そんな思いから、私はいつか伝えられるように、この気持ちを記しておこうと思い立ったのです。この手紙は7ヶ月の間、私が持ち歩いていた気持ちです。
 カーブスの成果というと、体重が減ったとか痛みがなくなったとか洋服がサイズダウンしたとか、そういう成果を求めがちではあるのですが、自分だけの時間を持つ、コーチと心の交流を持つ、そんなことも成果に匹敵する大切なことではないでしょうか。
 それに気づけた私は、コーチとカーブスを作ってくれたゲイリー・ヘブン氏に感謝しつつ、まだまだ努力の余地がある見た目でも成果をあげるべく、カーブスに通い続けたいなと考えています。

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