カーブスエッセイ大賞2019結果発表

作品詳細

佳作

「私がカーブスを続ける理由」

メリーさんの羊様(63歳) カーブス近鉄布施(カーブス歴:3年5ヵ月)

出会い
 15年程前にカーブスの広告を見た。やりたい、そう思って前まで見に行った。でもその時の私は、精神科に2回の入院の後、医師に婚家から出る様に言われ、バイトを掛け持ちして貧窮生活をしていた為に諦めた。
 兄がマンションを貸してくれ、部屋代が浮いた分でジャズとボイストレーニングを始めた。その帰りの電車で諍いが有り、発作で3回目の入院。前の病院に断られ別院へ。
 そこで初めて障害者認定を貰い、僅かながら年金も出る様になった。
そんな中、布団を被った亀の引き籠もりになる。トイレにも行かず、水も食事も取らず家事もしない。ヘルパーさんが来てくれる様になったが、その人が嫌いで口も聞かなかった。携帯で事務所へ電話して、交代を頼む。後から来た人は良い人で、多少の入れ替わりの後、相性も良く、良い方2人と巡り会い、ずっと来続けて貰って13年目になる。今の私があるのはそのお二人のお陰だし、元気になった事を心から喜んで下さっている。

元気
 布団亀しながらテレビばかり見ている中で、気になるタレントが居た。それまでお気に入りの俳優は次々変わったけど、心惹かれて目が離せない。夫に話すと、ブログが人気らしいと教えられる。パソコンで読み出すと、弱い人の側に立って励まして力を与えてくれる本当の優しさを持っているんだと実感した。心を奪われて、たちまちファンになった。飽き性の私が11年想い続け、元気を貰い続けている。

歌う
 何が好きって、歌う事が好き。話す前に歌ったかも、って位に物心付いたら歌ってた。上手い下手より、歌ってその歌の内容を感じてそれを伝えたい、それが大事。カナリヤとか十五夜お月さんとか歌いながら泣いて笑われた。前に習ったジャズとボイストレーニングは辞めたが、別の月1回のボイストレーニング、年配の女性だけの月2回の気軽なコーラスに2ヶ所参加している。その発表会で歌っているのを見た劇団の主催者に誘われて、一昨年は劇に出た。昨年は、市の老人会の七夕祭りで、地区代表で社交ダンスの方にバックで踊って貰って、踊り明かそうを歌った。カーブスで付けたい筋肉の第一番なら、私は歌う為の腹筋かもしれない。

カーブス徒然記
 カーブスに来始めてどれだけか、が良く話題に上がるが、3年と5か月目と私が言うと、口を揃えて未だそんな物なのと言われる。主みたいなでかい顔をしているそうな。
 特に同じ頃に始めた方と比べても、来る回数は少ないと思う。ひと月近く鬱っぽくて休んだり、忙しさにかまけて月の出席が2、3回で、1回3千円だなんて笑ったり。
一日のスケジュールにカーブスを組み込んで決まった時間にいらしている方も多い。元からのお友達と約束して時間を合わせたり、決まった時間に来る人同士が親しくなっていったり。それは素敵な事だけど、如何せん私はしたい事もしなければいけない事も行く所も多くて、又非常に段取りが悪い奴なので、スケジュール通りに事を進め辛いのだ。
なので、今はマチマチの時間で、小一時間の空きを見つけて行く様にしている。これはこれで良い面がある。今まで会った事が無かった人と出会えたり、前まで良く会ってた人と久しぶりと再会を喜んだり。町内会が広がった様な気分だ。自転車で走っていても、あちこちで挨拶する人が増えた。会員内で自主的に催す女子会やランチ会でも、友好が深まり、とても楽しい。

ワーク&コーチ
 ワークは奥が深い。慣れてくると却って自分なりが出て間違えてやったりする。これはストレッチも同じ。そんな時に頼りになるのがコーチ陣。事務の仕事をなさってたり他のメンバーさんと話をなさっていても、間違ったストレッチを見逃さず指摘される。サークル内のマシンも、不得意な所へ必ず飛んで来て、適切なアドバイスで正しく有効に使える。
 来始めて、辞められたり替わられたコーチも何人もいらっしゃるけれど、その方に教えられたコツが残っている。カメハメで溜めてハーで蹴る。伸ばし切る寸前まで一気に押す。腰、背骨、肩甲骨〜。1、2、3、4ゴー(ヒロミと私は付けます笑)それを教えてくれたコーチ達のお顔を思い浮かべます。
そして、脈を数える時にいつも2回目が下がる、と言うと、来て運動を急にすると上がって、血管が広がるから次に下がるの、と教えて下さった現コーチ。この歳になって皆様に育てられています。

感動したら、シェアボタンを押してください