24歳で双子の女児を出産後、育児と家事そして仕事に追われる日々でした。

 40歳の時、1日中ミシンで洋服を縫う仕事から転職し、介護士になりました。介護は大変な仕事で腰痛になり、年2回くらいはギックリ腰になっていました。

 48歳の時、健康診断で中性脂肪とコレステロールの数値が悪く「そろそろ薬を飲んだ方がいい」と医師に勧められました。しかし、まだ薬は飲みたくなかったので食生活を野菜中心にし、体質改善を試みましたが長続きしませんでした。何か運動した方がいいのではないかと考えても何をすればいいのか分からず、毎日もんもんと過ごしていました。そんな時、ふと以前深夜放送で見た女性だけの30分フィットネス「カーブス」がある事を思い出し通ってみようと思いつきました。

 しかし、いざ通ってみようと思いたったもののカーブスに通っている知り合いはおらず、人見知りな私は電話をかける勇気もありませんでした。入会したいと思い入り口まで行くけれど中に入る事は出来ず、何もしないで帰ることを繰り返していました。ある日、入り口の前にいたコーチらしき人から「見学ですか?」と声をかけられ、これ幸い願ってもないチャンスと思い中に入りました。

 中では様々な年齢の女性が元気に力一杯マシンを動かしていた光景に驚くとともに、私にも出来るかも知れないと思い直ぐに体験をお願いしました。

 この体験で測定した体年齢が70歳と判明し、大きなショックに見舞われました。(このままではいけない・・・)と思い即入会し筋トレを始める事となりました。

 私の入会を機に職場の友人笑理子さんも通う事になりました。2人は職場で会うといつも筋トレの話で盛り上がります。「普段仕事でかく汗と筋トレでかく汗は違うよね。」「私は下半身を使うマシンが得意だよ。でもね、腕を使うマシンは苦手なの。」「いつもコーチが目配りしてくれるから安心してマシンを使う事が出来るよね。」など話は尽きません。

 笑理子さんはぽっちゃり体系の方です。3ヶ月程経つと、笑理子さんの体重がみるみる落ち始め本人も驚く程の成果が出てきました。それに比べて私は体脂肪が1%落ちたくらいであまり変化が見られず、このまま続けていいのかと悩み始めました。

 しかし、カーブスに行く度に、コーチが「筋トレを継続する事で筋肉がつき脂肪が燃焼しやすい体質になり、体が引き締まり、人によって成果の出方や時期は違うけれど、身体は変わりますよ」と私を励ましてくれます。

 そんな時、1年ぶりに友人Sさんに会い、私を見るやいなや「紀代さん痩せたね。」でした。「本当に?」あまりの嬉しさにひっくり返る程でした。毎日私を見ている家族や職場の人は私の変化に気づかないし、自分でも気づいていませんでした。むしろSさんに会うまでは内心筋トレしても成果は出ないと思っていました。

 私の身体の変化を見た友人Sさんは「どうしたの?何で痩せたの?」と質問攻めでした。説明するより体験してもらった方がいいと思い、Sさんを紹介してSさんも通う事になりました。

 私は仲間が増え楽しくなり、もっともっと筋トレ頑張ろうと思うようになりました。

 親友美穂さんは小学校1,2年と5,6年が同じクラスで中学校では同じ部活に入り学校の行き帰りも遊ぶのも一緒、大人になっても連絡を取り合い食事をしたり旅行をしたりする仲です。そんな美穂さんにも筋トレを知ってもらいたくて紹介し通うようになりました。

 「奇跡的な再会」

 奇跡的な出会いが起こりました。美穂さんが数回通った頃、5、6年の担任だった恩師T先生をカーブスで見かけたよと連絡が入りました
「それはないでしょう?もう高齢だし。まさかー?」と言うと美穂さんは「きっとそうよ。あの方は先生よ。顔を見ればわかるよ。」と自信を持って言うのです
 ある日、私が筋トレをしていた時「紀代さん?」と声をかけられ振り返ると、なんと正真正銘のT先生ではないですか。先生は筋トレを続けて3年目、週3回くらい通っているそうです。「先生の成果は?」と尋ねると「糖尿病の数値が下がったのよ。体重が減ったり、身体が柔軟になったりしましたよ。」と教えてくださいました。

 37年振りにお会いし、とても元気なお姿を拝見出来、言葉で言い表せない程嬉しかったのです。
 今、先生は80歳、私は49歳、同じ筋トレが出来、成果も出ているから年齢は関係ない事を学びました。

 この出会いをきっかけに先生と級友で女子会をしたり、先生の自宅でたこ焼きパーティーをしたりしました。たこ焼きパーティーは、男性2人、女性6人、子供2人の10人が集まりましたが、全員が「先生は80歳に見えない、あと20年は元気でいられる」など、みんな先生のお元気な姿に驚愕し、長生きされることを確信しました。

 先生はカーブスでの筋トレの成果が健康維持になっており、少しでも老化を遅らせたいとおっしゃいました。この日集まった中で、カーブスに通っている女性は3人、男性の奥さんも県外で通っているとの事。まだ通ってない人達に「筋トレ」の良さを伝え、体験だけでもと勧めました。また、卒業アルバムを見たり、当時のエピソードなど37年前にタイムスリップして大変盛り上がりました。先生の手料理も美味しかったです。
 カーブスは運動するだけでなく、人と人をつなげてくれる場でもあり、こんな素敵な出会いの場を与えてくれました。
 
「目標をもって筋トレする」

 今までの私は、体質改善し薬を飲まなくていい身体になればいい、とだけ考えていました。しかし年を重ねても元気でいられるように、私が先生と同じ年齢になった時にも元気でいられるようにカーブスで筋トレを続けて行きたいと強く思い、筋トレの大切さをたくさんの人にも伝えたいと思っています。

 カーブスに通い始めてからギックリ腰になった事がありません。血液検査はまだしていませんがどんな結果が出るか楽しみです。
 以前窮屈だった服が着られるようになったり、ズボンのボタンを外さなくても履くことが出来るようになったりしました。まだ通い始めて9ヶ月ですが、周りの人達に「スリムになったね」と嬉しい言葉をかけられます。

 そして何をしても3日坊主の私にも続けることが出来るものが見つかったという幸せ感を味わっています。

 私は今まで文章を書いたこともなく書きたいと思ったこともありませんでしたが、この文章を書こうと思ったのはカーブスで恩師に出会えた事、沢山の友人と楽しく一緒に筋トレが出来る事などを周りの人に伝えたくて決意をしました。
 最後になりますが、いつも明るく気さくに接してくださるコーチの皆さん、これからも筋トレ頑張りますので、末永くご指導宜しくお願い致します。