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【医師監修】甲状腺機能低下症の疲労感や体重管理に悩む方へ|40代・50代女性の体験談

目次

甲状腺機能低下症は、甲状腺の働きが弱くなり、十分な量の甲状腺ホルモンが分泌されなくなる病気です。女性に発症しやすく、特に更年期のタイミングで発症率が高くなりやすい傾向があります。

ここでは、甲状腺機能低下症と診断された方の実際の体験談をご紹介します。

※経験談は、女性だけの30分健康フィットネス「カーブス」が実施するカーブスエッセイ大賞に寄せられた実際の作品です。

甲状腺機能低下症と診断された女性の体験談

幸代さん(44歳)

「私は育児&介護のストレスもあり2年前突然の病気を発症していました。 甲状腺機能低下症です。代謝が落ちてしまう病気です。さほど食べていないのに太ってしまう。お水を飲んでも絶食しても体重が増えていきました。

1~2年で体重が13キロ増え、膝も腰も痛みが出て歩くことも辛くなり、整形外科や整骨院に通う日々でした。まだ40代なのに、子育ても終わっていないのに、私はこのままどうなってしまうのだろう?体重計に乗ったとき予想以上に増加しており絶望の淵に立たされました。」

今では、病気とうまく付き合い乗り越えようと気持ちが変化し、体調も変わってきたそう。
▶幸代さん体験談はこちらをタップ

コロちゃんママさん(58歳)

「49才の時、橋本病と言われました。
更年期の女性に多いらしく、一旦、壊れた甲状腺は元に戻ることはなく、甲状腺ホルモンが十分に作られなくなり、いずれ甲状腺機能低下症となり、甲状腺ホルモンの薬を一生、飲むことになり、そのうち何パーセントかの人は、甲状腺ガンを発生する場合もあるとのこと。」

当時は不安しかなかったと言いますが、現在は薬も飲まず異常がない状態になっているそう。
▶コロちゃんママさんの体験談はこちらをタップ

「甲状腺機能低下症ってどんな病気?」

甲状腺機能低下症の原因や対処法を、 甲状腺の病気を専門に診療している濵﨑秀崇先生に教えて頂きました。

―甲状腺機能低下症の原因にはどのようなものがあるでしょうか

濵﨑先生:
「甲状腺機能低下症は、甲状腺という首の前にある小さな臓器がうまく働かなくなる病気です。この病気になると体の元気を保つホルモンが十分に作られなくなります。

原因として、自己免疫疾患である橋本病の影響のほか、ヨウ素のとり過ぎ・欠乏、甲状腺炎後の一時的な機能低下、 甲状腺の手術の影響などが考えられます。」

―甲状腺機能低下症になるとどのような症状があらわれますか

机の上でぐったりとする女性

濵﨑先生:
「甲状腺ホルモンが不足することで体の代謝が悪くなり、疲れやすい・体重が増える・肌の乾燥・冷え・気持ちの落ち込みなど、様々な症状があらわれます」

「甲状腺機能低下症を改善するには?」

―甲状腺機能低下症を改善するには、どうしたらよいでしょうか

濵﨑先生:
「まずは医師に相談して、必要に応じて薬を飲むことが大切です。そのうえで、日常生活でもできることを取り入れていきましょう」

  1. バランスの良い食事をとる
    ※ヨウ素のとり過ぎが甲状腺機能低下症の原因だと診断されている場合には、ヨウ素を多く含む海藻類(昆布やワカメなど)をとり過ぎないよう注意します。
  2. 適度な運動をする
  3. 十分な睡眠をとる
  4. ストレスをため込まないようにする

―運動は、甲状腺機能低下症の症状を和らげるのにどんな効果がありますか?

濵﨑先生:
「無理のない運動をすることで、甲状腺機能低下症の症状の改善が期待できます。

たとえば、基礎代謝が低下するため体重が増えやすくなるのですが、筋トレをして基礎代謝を向上させることは体重コントロールに役立ちます。

上半身(二の腕・わき腹)のストレッチをする女性

また、ストレスをため込むと症状が悪化することがありますので、適度な運動でストレスを発散するとよいでしょう。体を動かすことで、夜の睡眠の質もよくなります。

病気になったからといって安静にしてばかりいると、筋肉が衰えて足腰が弱くなりますし、他の病気のリスクも増えてしまいます。無理のない範囲の運動を取り入れてみてください」

―運動するときの注意点はありますか

ダイエットにも効果的な、下半身の筋力トレーニングマシンで太もも・おしり周りの筋トレを行う女性と、サポートするコーチ

濵﨑先生:
「自分のペースで無理なくできる運動がよいでしょう。どういう運動が合っているかインストラクターに相談できる施設で行うのがよいかもしれません。また症状が著しいときには激しい運動は避けた方がよい場合もあります。事前に医師と相談するようにしましょう。」

お話を伺ったのは・・・

濵﨑秀崇先生

総合内科専門医、糖尿病専門医、米国内科学会上席会員。東京大学理学部、広島大学医学部卒業後、国立国際医療研究センター等に勤務。糖尿病の運動療法を主なテーマに臨床研究に従事。医学博士、MBA、MPH修了。PLOS One誌Academic Editor。
現在は、横浜市のうるうクリニック関内馬車道院長を務める。
医療のデジタル化にも積極的に取り組み、AI受診相談ユビーの監修医師としても活動。最新のエビデンスに基づく、患者さんひとりひとりに最適な医療を追求している。

 


 

女性だけの30分健康フィットネス「カーブス」は、30分という短時間で筋力トレーニングと有酸素運動とストレッチを組み合わせた運動を行える運動施設です。

1人ひとりの体調や体力によって強度を調整することができるため、無理なく安全に運動をすることが可能です。また、専門のコーチがいて相談しながらトレーニングできるので安心です。

実際に、甲状腺機能低下症をはじめ様々な症状をお持ちの女性が、ご自身のペースで通われています。運動できるか不安という場合は、無料体験ができますので、お気軽にお試しください。
※運動を始める前に主治医とご相談いただくことをおすすめします

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