【医師監修】更年期女性必見! 総コレステロール200を超えたら?|50代女性の経験談

50代になって、「健康診断でコレステロール値が基準を超えるようになった…」「このままでは薬が必要と言われた…」ということはありませんか? とくに女性は閉経後、コレステロール値が上がりやすくなります。血中のコレステロールが増えると、動脈硬化が進行して、脳卒中や心筋梗塞など、命にかかわる病気につながりかねません。
ここでは、コレステロール値がオーバーしていた方の実際の経験談をご紹介します。
※経験談は、女性だけの30分健康フィットネス「カーブス」が実施するカーブスエッセイ大賞に寄せられた実際の作品です。
コレステロールが気になる女性の経験談

久美子さん(62歳)
「(作品より)健康に気をつけている私は、毎年定期的に市の健康診断を受け、結果を診るのが恒例行事となっていました。
そんな私に昨年の秋ついに「D」判定が付いてしまいました。D判定は医療機関を受診して詳しく再検査と治療を始めましょうと書いてありました。(中略)
「健康診断結果D判定」を持って病院に行きました。血液検査をすると、コレステロールの値が標準値を大きく超えており、糖尿病まで発症していました」
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その後、コレステロール値も糖尿病の数値も改善された久美子さん。還暦を過ぎて、新たな生き甲斐を見つけられたそうです。
コレステロールとは
ここからは、メタボリックシンドロームの予防・治療の権威である宮崎滋先生(結核予防会 総合健診推進センター所長)にお聞きしました。
Q. そもそもコレステロールとは何ですか

宮崎先生:
コレステロールは人間の体にある脂質のひとつで、細胞膜やホルモンなどの材料になります。体にとって必要なものですが、血液中に溶け込んだコレステロールは動脈硬化の原因になるので注意が必要です。
体にコレステロールを供給する働きのあるLDL(悪玉)と、回収する働きをしているHDL(善玉)があり、この2つのバランスがくずれると、血液中のコレステロールが過剰になり、脂質異常症(高脂血症)につながります。
Q. どういう数値だと問題になりますか
宮崎先生:
脂質異常症の診断基準には、LDL(悪玉)コレステロール、HDL(善玉)コレステロールのほか、トリグリセライド(中性脂肪)があります。また、新たな診断基準としてnon-HDLコレステロールも追加されました。これは、総コレステロールから、HDL(善玉)コレステロールを除いたものになります。
<脂質異常症の診断基準>
LDLコレステロール ‥ 140mg/dL以上
HDLコレステロール ‥ 40mg/dL未満
中性脂肪 ‥ 150mg/dL以上
Non-HDLコレステロール ‥ 170mg/dL以上
総コレステロールとは、血液中に含まれるすべてのコレステロールの総量で、以前は診断基準に用いられていました。しかし、HDL(善玉)コレステロールも含んだ数値のため、正しい診断ができないという理由で、現在の診断基準からは除外されています。
コレステロール値が高くなる原因
Q. なぜ、コレステロール値が高くなるのですか
宮崎先生:
コレステロール値が高くなる原因には、食生活、運動不足、遺伝や体質、更年期のホルモンバランスの変化、喫煙やストレスなどがあります。

とくに女性は閉経すると、女性ホルモンのエストロゲンが急速に減少します。エストロゲンにはLDL(悪玉)コレステロールを減らし、HDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあります。そのため、閉経後の女性はコレステロール値が上がりやすいのです。
コレステロール値を改善するには
Q. コレステロール値を改善する方法を教えてください
宮崎先生:
コレステロール値を改善するには、LDL(悪玉)コレステロールを減らし、HDL(善玉)コレステロールを増やすことが大切です。そのためには、食事と運動の両面から取り組む必要があります。
食事では、肉の脂身や鶏肉の皮、ラード、バターなど、動物性脂質はLDL(悪玉)コレステロール値を上げる原因になるので、できるだけ控えるようにしましょう。

運動には、中性脂肪を減らし、善玉(HDL)コレステロール値を上げる効果があります。LDL(悪玉)コレステロールには遺伝的な要因もあり、食事からの吸収率も個人差が大きいため、「食べるものに気をつけているのに、なかなか下がらない…」という人もいます。運動でHDL(善玉)コレステロールを増やすことは、とても重要です。

運動には大きく分けて、有酸素運動と筋力トレーニング(筋トレ)があります。有酸素運動の代表例は、ウォーキングやジョギング、水泳、サイクリング、エアロビクスなどです。一方、筋トレは、筋肉に負荷をかけて行う運動になります。どちらもコレステロール値を改善する効果があるので、積極的に取り組むようにしましょう。
お話を伺ったのは・・・

結核予防会 総合健診推進センター所長 宮崎 滋 先生
東京逓信病院顧問、日本肥満症予防協会副理事長。医学博士。メタボリックシンドロームの予防・治療の権威。食事療法、運動療法、行動療法、薬物療法、外科療法の5本柱で治療に取り組む。
運動するならカーブスがオススメ
コレステロール値を改善するために、有酸素運動と筋トレをしたいけど、両方の運動をするのは大変…という方には、数種類の筋トレと有酸素運動を交互に繰り返す、サーキットトレーニングがおすすめです。

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コレステロール値が悪化して問題になるのは、動脈硬化が進行することですが、カーブスの運動は、研究機関との共同研究で「動脈硬化度が有意に低下する」ことが科学的に実証されています。

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