人工股関節置換術の術後の痛みやリハビリ|60代女性の体験談

人工股関節置換術は、変形性股関節症などで股関節が大きく変形したり、痛みで日常生活に大きな影響がある場合に行われる一般的な手術です。手術件数は年々増え続け、年間約7万人の方が受けられています。(※厚生労働省 NDB オープンデータ第9回)
とはいえ、術後に元の生活に戻れるだろうかと不安に思われている方もいらっしゃることでしょう。ここでは、実際に人工股関節置換術を受けられた方の経験談をご紹介します。
※経験談は、女性だけの30分フィットネス「カーブス」が実施するカーブスエッセイ大賞に寄せられた実際の作品です
「人工股関節置換術を受けられた60代女性の経験談」

厚子さん(63歳)
手術以外に治す方法はないと、人工股関節置換術をすることになった厚子さん。術後、気持ちは必死なのに体が動いてくれず、家族に手を貸してもらいながら生活をし、思うようにできない自分がみじめで泣きそうに…。
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運動をしながら、少しずつできることを増やしていったという厚子さん。
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紀枝さん(68歳)
若いころから健康で、水泳の指導者をしたりヨガを学んだりと運動がお好きだった紀枝さん。ところが病気をきっかけに体調が激変。股関節の骨頭壊死で両足とも人工股関節置換術を受けることに。このまま社会から離れていくのではないかと不安が募り、耐え難い日々を過ごされていました。
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元気な自分を取り戻すため、できることに目を向けて取り組んだという紀枝さん。
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智子さん(63歳)
先天性の股関節脱臼を幼いときに手術。歳とともに関節がすり減っていったため両足の人工股関節置換術を受けた智子さん。普段はすこぶるポジティブ思考でも、人工股関節だからと、身体に関してはどうしてもネガティブになってしまっていました。
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今では周りの人と同じ歩調で歩けることが夢を見ているように嬉しいという智子さん。
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Q:「術後は、どう過ごしたら良いですか?」
A:人工股関節全置換術とは、関節表面の軟骨と骨を切除し、金属やセラミックでできたインプラントと置き換える手術のこと。靭帯(じんたい)と筋肉は残し、関節の表面だけを人工のものにします。痛みの改善度合いが高く、動きが悪かった関節も良くなります。

入院はだいたい手術後2~3週間で、多くの場合は手術翌日もしくは翌々日からリハビリが始まります。手術後に足をついてはいけないなどの荷重の制限はありません。

手術を行った後は、おとろえた筋肉を回復するためにリハビリとして筋トレが推奨されています。病院でのリハビリは、一定期間が過ぎると終了しますが、失った筋肉を取り戻すには長期間かかるものです。この間にどれだけしっかり動く(リハビリする)かで、その後どれくらい動けるようになるかが決まります。
人工股関節だからと動かずにいると、足腰の筋肉がおとろえて股関節をしっかり支えられなくなり、歩行が難しくなってしまう可能性があります。担当医からの許可が出たらぜひ、無理をしない範囲で運動をしていただくことをおすすめします。
Q:「運動をするときに気を付けたほうがよいことはありますか」

A:人工股関節は強度・安定性が高いので、医師による制限がなければ、ジャンプなどの激しい動きを除き、普通の人と同じように運動することが可能です。気を付けたほうがよい動きがあるかどうかは、担当医に確認しましょう。

女性だけの30分健康フィットネス「カーブス」について
女性だけの30分健康フィットネス「カーブス」は、30分という短時間で、筋力トレーニングと有酸素運動とストレッチを組み合わせた運動を行える運動施設です。1人ひとりの体調や体力によって強度を調整することができるため、無理なく安全に運動をすることが可能です。
また、コーチがいて相談しながらトレーニングできるので安心です。実際に、人工股関節置換術を受けた方をはじめ様々な症状をお持ちの女性が、ご自身のペースで通われています。運動できるか不安という場合は、無料体験ができますので、お気軽にお試しください。