「こんにちはー」入口ののれんを開けると「京子さんこんにちは。今日も来れましたね」と、コーチの元気な声が返ってきます。
 この元気のいいかけ声のおかげで、今年の三月で、丸二年通うことができました。そして三年目に突入です。
 今から十年前に、私は高校を卒業と同時に就職した会社を、三十四年間働いて退職しました。理由は「一身上の都合」です。ちょっとのんびりしたかったんです。だから、体は元気だし、小遣いぐらい欲しいなと思って見つけたのがポスティング。
 これは、七年間続ける事ができました。でも、最後は、自分の留めた自転車が倒れて、その下じきになって尻もちをつき、尾てい骨にヒビが入ってしまいました。
 この時、体力の低下と動作が鈍くなっている事を痛感しました。
 お金を儲ける事も大事ですが、それ以上に健康を維持する事が大事であると気づかされました。そんな時、ちょうどカーブスの体験のお誘いの広告を見つけて、飛びこんで行きました。これがカーブスとの出会いです。
 最初のうちは、月・水・金と週三日行くということを自分に課しました。実際、雨の日とか、寒い日とか、反対に暑い日などは、心が萎えて足も重かったです。
 でも、友達もできて気持ちが後ろ向きになるのを、お互い声をかけ合って、励まし合って通っています。
 行けば、コーチの元気のいい声で「京子さん来れましたね」と声をかけてくれるから楽しみです。
 その声を聞くと「やっぱり来て良かった」と思い、たったの30分後には、心も体も軽くなってまた元気よく帰れることができます。
 コーチは、どのコーチもほんの少しの変化をほめてくれます。体脂肪の減少とか、マシーンの使い方とかだったり。年末年始のお休みの間に増えてしまった体重も測定の時に、「大丈夫ですよ。まだまだ元に戻れると範囲ですよ」と優しく言ってくれます。だから私も「そうだ、よし戻そう」と前向きに取り組む事ができました。現実は、そんなに甘いものでは無いですが。
「京子さん、今日も来れましたねー」のコーチの声が聞きたくて、そして元気をもらって、元気になりたくて、今日も歩いて通います。これからもずっと、続けて行きたいです。
 これが私がカーブスを続ける理由です。
                                おわり