『カーブス体操を始めませんか?』と、昨年十月に、友人からメールが入りました。私は、『カーブス体操って何?』と聞くと、『私達の年代は、筋肉が落ちてきて転び易いんだって・・・・転ばない為の予防体操なのよ』という返事。
私は現在六十五才。考えてみると転びそうになった事は何度もあるし、転んでしまって軽傷を負った事も数回ある。メールをくれたこの友人とは、一緒に旅行をしたり、絵画教室に通ったりする気のおけない仲なので、すぐにカーブスに通い始めました。体操は、十二種類の器具を使い、その後ストレッチをして終わる三十分コースなので、忙しい中にも無理なく、回数も決められていないので自分のペースで今日まで続いています。
  暮れに、実家の畑仕事をしていてい草刈り鎌で手を切り、一か月半ほどカーブスを休んでしまった。『辞めようかな↓』と思った事もありましたが、手の治療の為に通院していた整形外科でリハビリに通っている老人を大勢見かけました。もし、カーブスを辞めて転んだりしたら貴重な時間を、こんな風にリハビリに費やす事になると思い直し、又カーブスに通い出しました。
熱海のカーブス教室のコーチの方は、三人いらして皆さん気持ちの良い明るい笑顔で迎えてくださいます。夕方に行く事が多い私ですが、『いつも頑っていますね』と声を掛けられて、お話を伺うとオーナーをしていらっしゃる方で、カーブスを始める前は杖をついて、やっと歩いていたそうです。スリムなスタイルで、お元気に体操をなさっていたのでとても驚きました。
  『カーブスを続けて、何か夢が、ありますか?』と、コーチに質問された事がありました。『痩せて、クビレを見せられるワンピースを着たい』と答えました。まだまだクビレには程遠い体形の私ですが、目に見えない身体の内側の筋力が確実に付いて来たのが解ります。その一つが、今までクシャミをするとチョッピリ尿がもれてしまう事が、たまにあったので薄いパットを、ショーツに充てて履いていました。でも、最近では全く必要がなくなり、嬉しい毎日です。又、実家の密柑もぎの時にカゴに密柑を入れて背負い、山道を登るのですが、重くて辛い作業も、今年は違いました。カーブスのおかげで、いつの間にか、腿の内側の筋肉が鍛えられたらしく、自分でも信じられない位に楽に歩く事が出来ました。
『カーブス効果』に
○認知症予防
○骨折予防
○インフルエンザ等ウィルスの予防
などがある様です。私の身の回りには、これらの症状で、入院したり通院したりしている人達が多勢いて、改めてカーブス体操の必要を感じます。
  健康に年を重ねる幸せは、努力をしなければ叶わないと思います。『老いる』のは、誰も避けては通れない道です。でも『健康』でさえいれば、今まで続けて来た仕事や趣味を『年だから』という理由で諦める必要は無いんだと、カーブス体操を始めて気がつきました。毎年、仕事で疲れると風邪を引いていましたが、今年は引かずに済みました。これは、日常生活では、ほとんど汗をかかない体質がカーブス体操によって、新陳代謝が良くなって改善された証だと、私は感じています。
コーチの方が『たんぱく質』が大切だと教えてくださったので、食生活も気をつける様になり、筋肉を減らさない事も大切なのだと知りました。
  私は、仕事の他に、孫の子守り、母親の介護、実家の畑の世話と忙しい毎日ですが、カーブス体操のおかげで元気な日々を過しています。こんなに素晴らしい郊果を、友人に体験させてあげたいと、いつも思います。