筋トレをすることで、達成感、満足感が得られ、心身共にスッキリするのでカーブスを続けています。将来寝たきりになりたくない。太りたくない、などといった事もありますが、心を健康に保つ事が今の私にはとても重要な事のような気がします。
カーブスに入会して約一年半になります。過去の自分を振り返ると、小学六年から中学一年までの一年間で体重が十キロも増えてしまいました。食欲が止まらず、みるみるうちに太っていったのです。家族に「あんた、太ったね。」などと言われれば途中で気付いたのでしょうが、そんな事は全く言わず、私自身も太った事に全く気付いていませんでした。中学一年の時の身体計測で初めて気付いたのです。それからは、多少体重を気にするようにはなったものの、食欲には勝てず、食べたいだけ食べていました。当然体は重いので、機敏に動く事も出来ず、体を動かすのも億劫になっていきました。友達のおじいさんには「あんた恰幅いいねえ。」と言われてしまいました。恰幅がいいとは、貫禄があるおじさんのイメージがあったので、正直ショックでした。
高校生になると、更に食欲が増し、中学時代よりも体重が増え、人生で一番太っていました。当時の写真を見ると、こんなに太ってどうしようもないなあ。とつくづく思います。数年前、母方の伯母にも「昔はほんとうに太っていたね。」としみじみ言われてしまいました。ああ、誰もが認めるくらいに太っていたのかと私もしみじみ思いました。
高校を卒業し、就職してからは、生活環境も一変し、食欲は抑えられ、ダイエットを意識しなくても自然と体重が減りました。運動はほとんどせず、食べる量を減らして体重をコントロールしていました。時にはストレスで多く食べてしまい、体重も増えてしまいました。高校時代の体重にまで戻る事はありませんでしたが、何とか理想の体重を維持したいといつも思っていました。やはり食事制限だけで体重を減らすのは無理なのか、運動も必要なのか、自問自答の日々を送っていました。
カーブスには以前からTVや新聞の折り込みチラシを見て興味があり、気になっていたのですが、なかなか入会する決心がつきませんでした。長く続けられるのか、運動習慣のない私に出来るのか、などと考えてしまい、途中で諦めていました。しかし、四年ほど前から、体重が三キロほど増えてしまい、それ以来全く減らず、このままでは大変な事になる!危険だ!と思ったのです。そんな時、ふとカーブスの事を思い出し、母に「今度の土曜日にカーブスの下見に行ってくる。」と言ったところ、母が「(近所の)○○さんもカーブスに通っておられるから今度話を聞いてみようか?」と言ってくれました。これは良い機会だと思い、早速母にカーブスの話を聞いてもらいました。母は○○さんに「カーブスに行ってみる?」と誘われていたのですが、自信が無いと断っていたのです。○○さんはカーブスのコーチに私の事を話してくださり、見学の予約日時まで話を進めてくださいました。「無理に行かなくてもいいから。」との事でしたが、またとないチャンスだと思い、私は絶対に行くと心に決めました。
そして、見学当日、少し緊張しながらカーブスを訪れました。コーチは笑顔で丁寧に接してくださいました。私の悩みにも真剣に耳を傾け、色々アドバイスをしてくださいました。カーブスは女性専用で安心して通えると思い、即入会しました。タイミング良く、とんとん拍子に事が進み、今まで重い腰を上げられなかった自分がふがいないと思いました。紹介してくださった○○さん、○○さんに話を聞いてくれた母のおかげでカーブスに入会する決心がつき、感謝しています。改めて物事を始めるのにタイミングも大事なのだと思いました。
カーブスに通い始めた頃は、三十分の運動でも疲れ果て、帰宅したら動けない状態でした。体力が無い事は自覚していたのですが、これほど酷いとは思わず、今からでも鍛えなければと痛感しました。常日頃から、なるべく歩く、階段を使うなど心掛けていたのですが、それだけでは足りないのだと思いました。徐々に慣れていけばいいと思い、一週間に三回通う事を目安に根気良く続けることにしました。最初はマシンの使い方も難しく不安でしたが、コーチや周りのメンバーさん達が懇切丁寧に教えてくださったので、不安も解消されました。一ヶ月ほど経った頃からマシンの使い方にも慣れ、疲れ果てることもなくなりました。たくさん汗をかくようになり、少しだけ体力がついたような気がしました。この先も続けられるかもしれない、と少し自信がつきました。
カーブスに通ってからの変化は、体調面では、ギックリ腰が無くなった事、冷え症が少しだけ解消された事、風邪を全くひかなくなった事、そして一番嬉しい変化は、疲れにくくなった事です。以前は一泊旅行などに行くと、二日間ほどは疲れてぼーっとしていましたが、今ではあまり疲れを感じません。旅先で食べ過ぎたから、カーブスに行かなければと思い、なるべくカーブスで筋トレをするように心掛けています。母には「元気だね。」と言われます。でも、一番期待している事は、体重減、体脂肪率減なのですが、なかなか成果が現れません。時間をかけて地道に取り組む必要があるのかもしれません。少なくとも現状維持に努めようと思います。
心の変化は、物事に少しだけ自信をもてるようになった事かなあと思っています。約一年半、筋トレを続けられた事が自信につながり、以前より少しだけ前向きになれたような気がします。また、ストレスをためないようにしたいのですが、私にはかなり難しいような気がします。社会生活では、本位ではない事が多々あり、疲弊してしまいますが、もし、カーブスで筋トレに励んでいなかったら、今以上にもっと辛い思いをしているのではないか?とカーブスのおかげで現状に踏みとどまっているのかもしれないと、最近感じています。少しはストレス解消になっているのかあと思っています。もっと柔軟な考え方が出来れば楽になれるのかもしれません。
カーブスという所は、嫌な事と忘れられるオアシスの様に思えてなりません。なぜなら、気分が優れない時、カーブスで解消しようと強く思うのですが、筋トレ中は、無心にマシンを動かしている事に後から気付くのです。なぜなのか、本当に不思議です。筋トレは、四文字熟語"喜怒哀楽"の"喜"、"楽"の気持ちで行うとより良い成果が得られ、心身共に健康になれるのではないかと考えています。
私の人生は、波瀾万丈ではなく、ごくありふれたものですが、"普通"が幸せで良いのかなあと思います。カーブスが普通の生活にメリハリをつけている様な気がします。「継続は力なり」の言葉の様に、これからも自分のペースで筋トレを楽しく続けていこうと思います。最後に「エッセイ書いてみない?」と声をかけてくださったコーチに感謝します。自分自身を顧みる良い機会となりました。エッセイを書くきっかけ作っていただき、本当にありがとうございました。これからも宜しくお願いします。