初めてカーブスプリンセスで他のチームとの接戦に負けじと張り切って通っていたころ、外出先で交通事故に遭いました。交差点で停車していたところに後ろから他の車がぶつかり、頸椎をねんざ(むち打ち)し、腰と膝と右手を打撲したのです。
事故に遭う1か月前がちょうど"おさらいコーチ"の時期で、「脳の中で肯定的なイメージを描くと、そのように身体が作られていくのですよ。スポーツ選手も『優勝します!』と宣言するでしょう、頭の中で自分が勝つイメージをすることで身体を良い状態に持っていくんだそうです。」とコーチから教わっていたばかりだったので、事故に遭った当日は「私は大丈夫!私は強い!私は元気!」と自分に言い聞かせ、身体が修復されるイメージをしました。不思議なことに「私は大丈夫!」と口に出して言うと痛みがやわらぐような気がしました。とは言え、やはり今までに経験したことがない体中の痛みに「本当に大丈夫なのだろうか...。」「私の身体はちゃんと元に戻るのだろうか...。」と日が経つにつれ不安が募るようになりました。家族には心配をかけさせまいと、昼間は明るく振る舞っていても、夜、布団に入ると不安が襲い眠れないことも。
昼と夜の気持ちのギャップの日々に自分自身も耐えられなくなり「このままでは私、精神まで病んでしまう!」と心療内科へ行こうかと真剣に考え出した頃のことです。あれほどカーブスプリンセスを楽しんでせっせと通っていたのにピタリと姿を見せなくなった私を心配してコーチが電話をかけてくださいました。たまたま留守にしていて電話に出ることができなかった私は、直接会って状況を話そうとカーブスへ行くことに。私の話が終わるや否や、コーチは「由美子さん、身体を動かしましょう!骨折から寝たきりになってしまう話を聞いたことがあるでしょう、他の部分が弱ってしまうからです。さあ、ストレッチだけでもいいからできることから始めましょう!」と誘ってくれたのです。確かに、整形外科の先生も「今の医学では、身体を動かした方が早く治ると言われています。」とおっしゃっていましたが、こんなに痛みがあるうちから動いて大丈夫なのかしらと不安な気持ちもあり、その日は次回の約束だけをして帰りました。まさか「さあ、今すぐ!」と言われるとは思ってもみなかったので驚きましたが、コーチの力強い言葉があったからこそ次回の約束ができたのだと思います。
それから数日後、コーチについていただいて、どのマシンとストレッチができるかの確認をゆっくり行っていただき、できない場合はどう身体を動かせばよいかのアドバイスを受けました。また、コーチはカーブスメンバーズガイドに、マシンとストレッチ一つ一つにその日の日付と当分の間の動かし方を丁寧に書いてくださいました。そして「由美子さん、結構できますね、びっくりしました!」と言ってくださいました。逆に「こんなにもできないマシンやストレッチがあるのか...。」と悲嘆していた私は「できないことに目を向けていてはいけない、できるものがあることを喜ぼう!」とコーチの言葉で目が覚めました。
その日から、整形外科での電気によるリハビリとカーブスでのトレーニングを交互に行うようになりました。そしてカーブスから帰ると必ずメンバーズガイドにその日の記録とコーチからいただいたアドバイスを書きました。カーブスに行くと自分の身体とじっくり向き合うことができ、「これができるようになってきた!」「前回はここまでしかできなかったけれど今日は違う!」と少しずつ良くなっていることが実感できました。家にいるだけだとどうしても痛みだけが気になってしまい、良くなっているのかどうかわからず、ついついマイナス思考になってしまうのですが、カーブスに行けばコーチやメンバーさんの励ましもあります。トレーニングが終わるとコーチが何を頑張れたか聞いてくれます。その日その日の私に合ったアドバイスもくれます。帰り際には遠くの方からでも声をかけてくれたり、「よく頑張ったね!」のサインを送ってくれます。カーブスにはプラスの空気が流れていて、身体だけではなく私の心も快復に向かっているのがわかりました。
電気のリハビリでも腰の痛みがなかなかとれなかったある日、カーブスでのトレーニングが終わる頃、スーッと痛みがひいていくのを感じました。コーチに話すと「血流が滞ると痛みが出るんですよ。身体を動かすことで血の巡りが良くなって痛みがやわらぐのです。」と教わりました。その後日、お医者さまからも全く同じことを言われびっくり。カーブスのコーチは人々の健康を支えるプロフェッショナルなのだと強く認識したのは言うまでもありません。そしてその日から「腰が痛いからカーブス行ってくるね~。」「首が痛いからカーブス行ってくるね~。」「はーい、スッキリしてらっしゃ~い。」というのが私の家での合言葉になりました。
またある日には図書館で、足の捻挫から歩けなくなった人の話が書かれた本を読みました。痛みがあるので動かさないでいたら足の筋肉が弱ってしまい、その結果、ただの捻挫が半身不随にまでなってしまったというのです。あの時の「さあ!今すぐ!」のコーチの言葉がなかったら私も...と考えるとゾッとしました。
保険会社の方の話によると、むち打ちによる後遺症が認められるのは1割にも満たないのだとか。つまり、むち打ちで後遺症が残る人はそれほどいないということです。にも関わらず、事故での首や腰の痛みはあとあとまでひきずって大変だという噂はどこから来るのでしょう。それは、心と身体のケアのために適切なアドバイスが受けられ最適なトレーニングを行う機会がなかったからなのではないかと思うのです。「一緒に頑張りましょう!」と言ってくれるコーチや仲間、そして絶好のトレーニング。私は素晴らしい環境があったからこそ前向きな治療に専念することができました。事故の後のリハビリと聞くと整形外科や接骨院などが一般的ですが、心や身体の痛みで苦しんでいる人がいたら私は迷わずカーブスもおすすめしたいと思います。
交通事故からもうすぐ2か月という今は、そろそろ整形外科でのリハビリは中止してカーブスだけでも大丈夫!というほど回復し、以前のように自信もついてきました。カーブスに入会する前は、整形外科で変形性膝関節症と診断され、その当時のレントゲン写真では膝の軟骨が擦り減って骨と骨があたりそうになっていたのですが、事故の時に撮ったレントゲンでは骨の間にすき間ができているように見えました。事故のおかげで、カーブスでの成果がはっきりと目に見え、それをコーチも一緒になって喜んでくれた時のことは今でも鮮明におぼえています。
私はカーブスに通って良かった、カーブスで素晴らしいコーチと素敵なメンバーさんに出会えてよかった、と心から思います。今、心も身体も元気な私があるのは皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。