「今日はこれで大丈夫」、カーブスでの筋トレを終えてプロテインを飲んでの一連の行動にひと安心して帰ります。そしてほめ上手な指導員の明るく元気な声に励まされて気分良く楽しみにカーブスに通っています。
私がカーブスに通い始めたのは首と腰の狭窄手術をして三ヶ月後でした。腰椎狭窄症と頸椎狭窄症だと分かって数年、症状がひどくなっていた私は昨年の三月、岡山済生会病院脳神経外科の医師にご縁があり、体の負担の少ない鍵穴手術という最新医療手術を受けました。二週間の手術入院後は回復リハビリ専門の病院に入院してひと月のリハビリを受け、そこを退院後は週二回の通いのリハビリを受けていました。
 その時医師から「一生運動をすること。続けて行う事が大切です」と言われました。術後三カ月もたつと、リハビリだけの運動も物足りなくなりました。「こんなことでよいのかな?」と自分でするストレッチ運動にも不安を感じるようになってきました。どこか運動教室に行った方がいいかなと思った時、サークルの仲間たちが「カーブス」に行っていることを思い出しました。そこですぐに訪ねて、説明を受け入会しました。最初の数回は一まわりしただけで非常に疲れて、家に帰って爆睡状態でした。そこで気付きました。私の筋肉は本当に弱っているんだと。それは長い入院生活で体をあまり使っていないこと、手術前の長い期間、痛みのある生活をして筋肉がすっかり弱っていることが分かりました。
  しかし、しばらく続けているうちに筋トレ後の疲れはなくなりました。とにかく即効を思わず地道に続けていくことにしました。カーブスで最初に効果を感じたのは後ろ頭の重さの解消でした。手術二ヶ月頃から頭の重さや首や肩の凝りが始まっていました。医者から「首の手術をした人の宿命です」と言われました。ところがカーブスでのひと月ほどの筋トレでその重さも辛さもなくなりました。首の手術は前の喉側横皺に添って6センチ程切っています。首の狭窄症は三か所、腰の狭窄症は二か所(腰は3センチ)。結構大変な手術でした。
 前からの手術なんて、とても怖いと思いましたが、医者の「大丈夫だから安心して」の言葉を信頼しました。首の後ろからの手術をする方が術後の肩こりが強いらしく、また前からの方が悪いところが綺麗に取れるそうでした。しかし、体に少しでも切り傷をつくるということは筋肉のバランスを崩し、肩こりも起こりやすいようです。カーブスの上半身の運動が首の筋肉強化にそれほど役に立つなんて本当に驚きました。
 一般の狭窄症の手術は神経に当たっている靭帯を切り取り、骨もかなりとりますから脊柱に支えを入れます。だから行動にも制限があります。しかし私の受けた「鍵穴手術」は腰も首も少なく切って、骨も三分の一しか削らないので何の支えも必要のないという方法。しかも骨は再生するからまったく心配ないという事でした。ですから、首も腰もどんな運動をしてもよいということでしたので、安心してカーブスの運動をすることができました。それはとても有難いことです。
 それまで歩いたり、整体で体をほぐしてもらったりして体への気遣いをしていましたが、それらはまったく筋肉強化にはなっていなかったのです。カーブスで筋肉を強化する運動がいかに重要かを知りました。私はとても良いタイミングでカーブスに出会えたと感謝しています。運動が大切、運動しなさいと血糖値も高かった私は医師から言われていましたが、どんな運動をどれだけしたらよいかわかりませんでした。運動とはハアハア言いながら走ったり、大汗を流すものと思っていた私は今更そんな運動等できないと敬遠していました。最初、カーブスの運動に「たったこれだけの運動でも効果あるのかな」と疑いましたが、カーブスでのいろいろな説明にこれでいいのだと納得しました。カーブスの筋トレは全身を万遍なく無理なく少しずつ鍛えるように、しかも効率のよいプログラムがされていることが分かりました。自分の好きな時間に、生活の隙間の時間に、たった30分、週数回でOKとは、これなら私も続けていけると思いました。しかも私が通っているカーブスの下はスーパーマーケット。主婦にとってはとても有難い流れです。腰痛に苦しんでいた時、自分の右側の足腰の筋肉が随分落ちていることに気付きました。未だにまだ右側には左側程の筋肉がついていません。一度痛めた筋肉がつくのも、神経や筋肉が回復するのも時間がかかるようです。手術1年後もまだ→足腰の一部に多少の痛みがあるのもそんなせいだと思っています。「まだ痛いのです」と医師に報告した時、「諦めずに筋トレを頑張って筋肉と骨を強くしてください」と励まされました。「はいカーブスで頑張っています」と報告しました。
  狭窄症の手術をしてまた新たな狭窄症がはじまっているので再手術を勧められた知人がいます。その方は私の手術方法とは違って背骨の中に金をいれているのですが、それでも筋肉強化が大切だと感じてカーブスに通うようになり、「最近は痛みが少なくなった」と喜んでいます。私はもっと早く筋トレの大切さを知っていれば、カーブスに来ていたら、あるいは手術をするまで悪くならなかったのではないかと少し残念に思っています。だからちょっと調子が悪いと言う人がいたら「ひどくならないうちに筋トレをした方がいい」と手軽にできるカーブスを勧めています。
  現在、カーブスには週三回から四回通っています。そして筋トレをした後のストレッチを丁寧にするようにしています。また毎日家の周りを20分ほど歩いています。これが手術をした私の回復と歳を重ねて弱っていく体に必要な方法だと思っています。目指すは97歳でも颯爽とスマートに歩いていた報道カメラマンの笹森恒子さんのような超高齢者の姿です。
  通い始めた頃は「後一周、あといくつで終わる」と終わるのが待ち遠しかったのですが、いつの間にか「もう終わりだ」と思うようになりました。きっとカーブスの運動が体になじんできたのでしょうね。「男性用はないのか」うらやましがる夫の言葉に、男性の方にもこんな場所があればいいかもと思います。また勤めの方の為にせめて八時くらいまであればもっと大勢が参加できると思います。便利で豊かな現代は国民みんなが運動不足です。筋肉低下が健康を損ねているのです。カーブスの様な筋トレ教室が日本中に増えたら、病気と老化予防、健康保険の赤字対策に一番よいことだと思います。