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ダイエットしても体重が減らない!痩せない理由と対策7選

体重計(体組成計)に乗る女性(ダイエットに悩む女性のイメージ)
目次

 

ダイエットを始めても、なかなか体重が減らないという経験はありませんか? ダイエットがうまくいかないのには理由があります。これから紹介する原因と対策を参考にして、今度こそダイエットを成功させましょう。

ダイエットしても体重が減らない理由

食べすぎ(摂取カロリーが多い)

 摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、余分なエネルギーが脂肪として体に蓄積していきます。体重が減らない理由には、消費するカロリー以上に食べすぎていることが考えられます。

ダイエットの妨げなどにもなる、糖質や脂質が多く含まれる食事をとる女性

消費カロリーが少ない

 そんなに食べていないのに体重が減らない…という人もいるでしょう。その場合、消費カロリーが少ないのかもしれません。食事で摂取したカロリー以上に消費していれば、体重は減るはずです。

基礎代謝が低い

 基礎代謝とは、人が生きていくうえで最低限必要なエネルギーのことです。じっとしているときや寝ているときでも、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を維持したりするのに使われるため、基礎代謝が高いほど消費カロリーを増やすことができます。
 なかなか体重が減らない原因には、基礎代謝が低いことが考えられます。

睡眠が足りていない

 睡眠不足だと、脂肪を分解する働きのある成長ホルモンの分泌が減り、太りやすくなります。また、食欲を増進させるホルモンの分泌が増え、逆に食欲を抑えるホルモンの分泌が減ることから、食べすぎにもつながります。
 体重が減らないという人は、睡眠が足りていない可能性もあります。

体調不良や、ダイエットなどの妨げにもなる睡眠不足になってしまっている女性

生理前にダイエットをしている

 女性ホルモンのプロゲステロンには、生理の出血による栄養不足を補うために、細胞に水分や塩分を蓄えようとする性質があります。そのため、プロゲステロンの分泌が増える生理前は、体重が落ちにくくなります。
 そういう時期にダイエットをしても、なかなか体重は減らないと言えるでしょう。

停滞期に入っている

 それまで順調に減っていた体重が何をやっても減らなくなったのであれば、停滞期に入っているのかもしれません。
 停滞期が起こる原因として考えられるのがホメオスタシス機能の働きです。急激に体重が減ると、体が飢餓状態にあると判断し、ホメオスタシス(環境が変わっても体の状態を一定に保とうとする)機能が働きます。脳が「なるべくエネルギーを消費しないように」と指令を出すため、エネルギーが消費されにくくなるのです。

更年期の影響

 更年期のダイエットは痩せにくいと言われます。その理由の1つが、自律神経の乱れです。若いときは自律神経の働きで、食べたらすぐに脂肪を燃焼するホルモンが十分に分泌されますが、加齢でその機能が衰えることから、太りやすくなってしまうのです。

体重が減らないときにはどうしたらいい?

摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考える

 ダイエットは、摂取カロリーと消費カロリーのバランスで考えないと、なかなかうまくいきません。摂取カロリーが消費カロリーを下回っていれば、体重は減っていくはずです。
 とはいえ、極端にカロリーの低い食事はホメオスタシス機能が働いたり、基礎代謝を下げたり、逆効果になりやすいのでおすすめできません。健康的に痩せるためにも、食事はバランスよく栄養を摂取しながら、運動で消費カロリーを増やすことが大切です。

食事に気をつける

 油っぽいものはカロリーが高いので、とり過ぎないようにしましょう。同じ食材でも「炒める」「揚げる」より「ゆでる」「網焼きにする」「蒸す」ほうが油を使わずに済みます。
 また、食後の血糖値が急上昇するほど太りやすくなるので、食べる順番にも気をつけましょう。最初に「野菜・海藻」、つぎに「魚・肉」、最後に「ご飯・パン」を食べることで、血糖値の上昇をゆるやかにすることができます。
 さらに、早食いだと脳が「満腹」だと感じるまでに、食べすぎてしまうことがあります。できるだけよく噛んで、ゆっくり食べるようにしましょう。

血糖値の上昇をゆるやかにすることができる、食事の順番のイメージ

基礎代謝をアップさせる

 ダイエットで効率よく痩せるポイントは、基礎代謝をアップさせることです。基礎代謝が高ければ、寝ているときや何もしていないときでもエネルギーをどんどん消費してくれるので、体重も落としやすくなります。
 この基礎代謝の大きさは、筋肉の量によって決まります。筋肉が多い人は基礎代謝が高く、筋肉が少ない人は基礎代謝が低いのです。筋肉はウォーキングなどの有酸素運動では増やすことができませんが、筋力トレーニング(筋トレ)をすれば、何歳からでも増やせることがわかっています。

上半身(胸や背中)の筋肉をマシンで鍛えている女性。脂肪燃焼、ダイエットにも効果的です。

生活習慣を整える

 睡眠不足は体重が増える原因になります。夜ぐっすり眠るためには、自律神経を整えること。それには、規則正しい生活を心がける必要があります。
 朝起きたら朝陽を浴びる、朝・昼・晩、決まった時間に食事をとる、日中に適度な運動をする、入浴は湯船につかり、就寝の1時間前までに済ませることなどを意識するとよいでしょう。生活習慣を整えることは、睡眠だけでなく、更年期からくる自律神経の乱れにも効果が期待できます。

停滞期に陥りにくいダイエットをする

 極端な食事制限をすると、ホメオスタシス機能の働きや、筋肉が減って基礎代謝か下がることで、停滞期に陥りやすくなります。そうならないためには、食事はバランスよく食べながら、消費カロリーを増やすことが重要になります。
 基礎代謝が高まれば、何もしなくても消費カロリーが増やせるので、効率よく痩せられます。筋肉のもとになるたんぱく質の摂取を意識しつつ、筋トレをして筋肉を増やし、基礎代謝を高めるようにしましょう。

体重ばかりに目を向けすぎない

 ダイエットでは、体重ばかりに目が向きがちですが、大切なのは体の中身です。とくに女性は、体重は重くなくても、体脂肪率が高い人が少なくありません。それは、筋肉量が少ないことに起因しています。
 筋肉は脂肪よりも重いので、同じ身長・体重であっても、筋肉が少ない人のほうが脂肪は多くなります。それが太って見える要因にもなります。逆に、筋肉が多い人は少ない人よりも体重は重かったとしても、体は引き締まって見えます。
 ダイエットをするときは、体重ばかりにとらわれるのではなく、体組成計で骨格筋率や体脂肪率も測るようにして、筋肉と脂肪のバランスをよくすることに意識を向けるようにしましょう。

体組成計の上にのる女性

専門のコーチに相談する

 運動をして消費カロリーを増やしたい! 筋肉を増やして効率よく痩せたい!と思っても、どんな運動をすればいいかのわからない…、ひとりだとなかなか続かない…ということもあるでしょう。そんなときは、専門のコーチが常駐するジムを利用するのも1つです。
 運動の指導だけでなく、食事のアドバイスや体組成計による計測など、継続的にサポートをしてくれるところであれば、ダイエットも成功しやすくなるでしょう。

ダイエットにも効果的な、下半身の筋力トレーニングマシンで太もも・おしり周りの筋トレを行う女性と、サポートするコーチ

「ダイエットしても体重が減らない理由と対策」まとめ

 体重が減らないからと言って、極端な食事制限は健康を害するだけでなく、逆効果になりかねません。自分らしく続けられる方法で筋肉を増やし、基礎代謝を高めて、効率よく痩せられる体づくりを目指しましょう。

▼ダイエット情報のまとめ記事はこちらから!
ダイエット方法まとめ~やせる食事・運動・生活習慣のポイント

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