痩せすぎ(低体重)の人が体重を増やす方法を徹底解説!|40代~60代女性の経験談

痩せ体質で体重が増えない、どうしたらよいのだろう…、という方は意外と多いもの。体重過多を気にする人からは「うらやましい」と言われることもあるかもしれませんが、痩せすぎならではの悩みも少なくありませんよね。ここでは、痩せすぎで悩んでいた女性の経験談とともに、体重を増やす方法についてご紹介します。
※経験談は、女性だけの30分健康フィットネス「カーブス」が実施するカーブスエッセイ大賞に寄せられた実際の作品です。
「痩せすぎ(低体重)」でお悩みの40代~60代女性の経験談

ピンクローズさん(46歳)
「持病や更年期症状での体調不良のため、ほとんど運動しないで家にいることが多く、すっかり身体の筋肉が削げ落ちて体力もなくなっていました。痩せすぎてガリガリ。気持ちも沈みがちで『この先年をとる一方なのに。このままではマズイ』と危機感を感じる日々でした。」
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それから生活習慣を見直し、現在は体重も適正になったというピンクローズさん。以前より食欲も出ていろんなものが食べられるようになり、「筋力や体力がついたな」と感じることも増えたそう。

ミップルの女さん(65歳)
「ガリガリのヒョロヒョロだった私が、今はシッカリと立ち、速く歩いても疲れないのです。そうです。筋肉がつき、下半身に力みなぎり、歩いていて主人も置いて行くぐらいの力強さになりました。以前は主人が私に合わせてゆっくり歩いてくれていたんです。心身ともに、充実した毎日を過ごしています。」
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いまでは体力がついただけでなく、健康をめざして運動する仲間もでき、人生100歳を目標に頑張っているそうですよ。
痩せすぎ(低体重)の定義とは?
そもそも、身長によって適切な体重の範囲は異なるので、低体重とはいっても単純に体重だけで考えることはできません。一般的には「BMI」という指標で肥満度を判定します。
BMIの計算式 体重㎏÷(身長m)²
日本肥満学会の基準では、BMIが18.5未満になると低体重と判定されます。
なお、普通体重は18.5~25未満とされています。
ただし、BMIでは筋肉量や体脂肪量がわからないため、必ずしもBMIの数値だけで健康状態を判断できるものではないことも頭に入れておきましょう。
痩せすぎ(低体重)の主な原因とは?
痩せすぎとなる原因を確認していきましょう。
1:遺伝
両親が痩せ型だと遺伝的に太りにくい場合もありますが、全てが遺伝で決まるわけではありません。肥満の原因は3割が遺伝、7割が生活習慣と言われており、痩せの場合も同様です。家族は生活習慣が同じになりやすいため、体型も似やすいもの。「遺伝だから」と諦めるのはもったいない!生活習慣の見直しから始めましょう。
2:虚弱体質

虚弱体質とは一般的に、疲れやすい、風邪などを引きやすいといった体質のこと。病気、ストレス、生活習慣などが影響するとされます。疲れやすいため安静にしがちで、食欲がわかず、結果体重が減る‥という悪循環に陥ることも。できる範囲で体を動かし、バランスの良い食事で体力と体重を徐々に増やしましょう。
3:小食

摂取カロリーが消費カロリーを下回ると体重は減ります。小食の場合は、少量でも体力が得られるよう、食事では三大栄養素(たんぱく質・炭水化物・脂質)を意識するとよいでしょう。食欲増進のため体を動かす工夫も大切です。「体を動かさず小食」という省エネ生活は病気のリスクを高めてしまいます。
痩せすぎ(低体重)による健康への影響・悩みがちな症状
痩せすぎによる健康への影響や、起こりがちな症状をご紹介します。
1:ビタミン欠乏症・ミネラル欠乏症
偏食や少食でビタミン・ミネラルが不足すると様々な症状を引き起こします。代表的なものは、ビタミンB1不足による脚気や、ビタミンC不足による壊血病など。そのほか、漠然とした体調不良の原因になることもあるので要注意。
2:体力不足

痩せすぎの人は、運動に必要な筋肉と、病気やストレスに抵抗するための体力が不足しがち。体重が少ないと、筋肉量も少なくなりやすいからです。
3:疲れがとれない

痩せすぎで疲れやすいのは、食事量の不足と筋肉量の不足が原因と考えられます。
4:傷の治りが遅い
傷の回復には、肌再生に必要な栄養素、特にタンパク質とビタミンが不可欠です。食事量が不足していると治りが遅くなります。
5:末端冷え性

冷えは血流の悪さによって起こります。血液は、心臓から送られますが、末端まで送るためのポンプの役割をしているのが筋肉です。筋肉が不足していると、心臓から送られた血液が末端までしっかり送り届けられず、末端冷え性になりやすくなります。
6:骨量の減少
骨粗しょう症と聞くと、なんとなく高齢の方が発症するイメージがあるかもしれません。ですが痩せすぎの場合は年齢に関わりなく生じやすいんです。原因のひとつは、食事量の不足から、骨の材料となるたんぱく質やカルシウムが不足すること。また骨を強くするには骨への適度な刺激(圧力)が必要ですが、体重が軽く、筋肉が少ないと圧がかからず骨を強くすることができないことも関係するとされます。
7:貧血
食事不足や水分不足は、血液を作る栄養素が不足し、貧血になりやすいです。
8:心血管疾患

心血管疾患というと、太っている人の方が高リスクだと思われますが、実は痩せすぎの人にもリスクがあります。心臓から送られる血液は、筋肉がポンプの役割をして末端まで送られますが、筋肉が少ない場合は心臓のみで全身に血液を送る必要があります。そのため、心臓にかかる負担が大きくなり、狭心症や心筋梗塞など心血管疾患を引き起こしやすくなります。
9:免疫力の低下

免疫力とは、ウイルスなどから体を守り、病気にかかりにくくする力のことです。食事量が不足して、エネルギーや栄養素が不足すると免疫細胞が働きづらく、免疫力が低下します。
10:生殖能力の低下
痩せすぎによる脂肪不足は女性ホルモンの分泌を減らします。栄養不足も加わり、月経不順や無排卵といった、不妊につながる症状を招いてしまう恐れがあります。
人間関係やプライベート・将来的な悩みも..
痩せすぎによるお悩みが、体の不調だけではなく、人間関係や見た目のお悩みに及ぶこともあるでしょう。「うらやましい」と言われることで悩みを打ち明けにくかったり、服のサイズが合わない、自分に自信が持てない‥ということも。また、痩せすぎによる病気や、将来の認知症のリスクなど、ニュースなどで目にするたびに不安になり、何とかしたいと考えていらっしゃるかもしれません。
これだけはやめて!NGな体重の増やし方

とはいえ、高脂質・高糖質の食事でムリに体重を増やすのはNG。体重が増えたとしても、体に負担がかかりますし、増えた分の体重のほとんどは脂肪によるものです。見た目も体の中身も不健康になってしまいます。
健康的に体重を増やす方法
では、どのように体重を増やしたらよいのでしょうか。それは、しっかり運動をしながらバランスのよい食事をとることです。ここから詳しく見ていきましょう。
長期的なスケジュールを立てる

まず第一に、長期的な視点が重要です。短期的な変化に囚われ、健康を損なってしまっては本末転倒です。急激な変化は体が抵抗するため、少なくとも3ヶ月、できれば年単位で続けていくことが大切です。
食事で気を付けること
1日3食、なるべく決まった時間帯に食事を摂りましょう。一度にたくさん食べられない場合は間食も有効です。栄養バランスを考え、なるべく多くの食材から栄養を摂取しましょう。特に筋肉の材料となるタンパク質は、肉・魚・乳製品などで毎食摂取することが重要です。


生活習慣で気を付けること
生活習慣の乱れは不調や体重減少につながります。規則正しい生活、特に朝ごはん、日中の運動量、夜の食事と睡眠時間を整えることで、栄養の消化吸収がよくなり健康的な体づくりにつながります。
運動で筋肉をつけることも太り方の一つ

体重増加には運動、特に筋トレが効果的です。筋肉が増えると体重増加だけでなく、不調を和らげたり、見た目だけでなく体の中身もより健康的に変えていけますよ。ただし、いきなり頑張りすぎると、バテてしまいやすいですし、ケガや体を痛めてしまうリスクも。はじめは無理せずできる範囲で徐々に鍛えることが大切です。
筋肉をつけ、健康的に体重を増やすなら「カーブス」がおすすめです。
実は冒頭の経験談でご紹介した方々も、カーブスに通いながら運動・食事の習慣を見直すことで、お悩みを克服されています。

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