ストレス発散方法13選! 要因やNGな発散方法なども解説!|50代・60代女性の経験談
現代はストレス社会とも言われ、多くの人が大なり小なり、ストレスを抱えています。自分は大丈夫だと思っている人でも、自覚症状がないだけで、じつはストレスにさらされていることが少なくありません。50代・60代女性の実際の経験談と共に、今日から実践できるストレス発散方法をご紹介します。
※経験談は、女性だけの30分健康フィットネス「カーブス」が実施するカーブスエッセイ大賞に寄せられた実際の作品です。
仕事、介護、更年期症状‥ストレスに悩む50代・60代女性の経験談
真希子さん(53歳)
「数年前から、何となくの身体の不調が本格的に更年期症状として現れるようになりました。ホットフラッシュ、頭痛、イライラ、だるい‥など。そこに仕事での悩みが重なり、これまで食欲だけは衰え知らずだったのにご飯が喉を通らなくなって、3ヶ月で10kgも体重が落ちてしまったんです。顔色はくすんでゲッソリした感じで、身体も疲れやすかったです。」
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今では自分に合ったストレス発散法がみつかり、心身ともに元気に。ご飯も美味しく食べれるようになったという真希子さん。
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純子さん(67歳)
「母が病気になり入退院を繰り返し、恐れていた骨折を起こし、寝たきりとなってしまいました。介護生活の始まりです。恩返しの気持ちも込めて介護をしていますが、簡単なことではありません。想像以上に大変で、人間ができていない私は、つい相手が傷つく言葉を発し、自己嫌悪に陥る始末でした。」
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一時は本当に参っていたという純子さん。それからストレスと上手に付き合えるようになって、「自分の体のことを考えることができるようになった」そうですよ。
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そもそもストレスとは?
ストレスとは、外部からの刺激などによって体の内部に生じる反応のことです。ストレスの原因となる外的刺激をストレッサーと言いますが、それも含めてストレスと表現されることもあります。
ストレスの原因・要因は?
ストレスの原因となるストレッサーには、つぎのようなものがあります。
- 「物理的要因」 ・・・ 暑さ、寒さ、光、音など
- 「科学的要因」 ・・・ たばこ、有害物質など
- 「生理的要因」 ・・・ 病気、飢え、睡眠不足など
- 「心理的要因」 ・・・ 不安、緊張、恐怖、怒りなど
- 「社会的要因」 ・・・ 人間関係、仕事など
性別でストレスの原因・要因は変わる?
ストレスの感じ方には個人差があり、さらに男女差も見られます。女性は更年期にホルモンバランスが乱れやすく、自律神経が不安定になり、心身の不調を訴えるケースが多いです。人間関係の悩みも女性の方が多い傾向にあるようです。
一方、男性は弱音を吐かずストレスをため込む傾向があり重症化しやすくあります。
ストレスをためやすい人の特徴
つぎのようなタイプの人は、ストレスをためやすい傾向にあるようです。
- 自分の感情を表に出さず、人に合わせるタイプ
‥気づかないうちにストレスをため込んでいる可能性が。 - 完璧主義でまじめなタイプ
‥物事を深く考え過ぎたり、頑張り過ぎたりする傾向があり、うまくいかないことがあるとストレスを感じやすいようです。 - 責任感が強いタイプ
‥他人を頼るよりも自分で完遂しようとする傾向があることからプレッシャーも大きく、ストレスを抱えやすいといえます - 忍耐強いタイプ
‥どんな困難にも忍耐強く努力することを惜しまない人は、いろんなものを抱え込みがち。 - 柔軟性に欠けるタイプ
‥融通が利かず臨機応変に対応できない人は、納得がいかないことも多く、不平や不満を抱えやすいことからストレス過多になりやすいよう。 - 理想を追い求めるタイプ
理想を強く追い求める人は、現実とのギャップが生じやすく、それがストレスになることがあります。
ストレスを受け発散できないとどうなるの?
ストレスを発散できないと、心理面・身体面・行動面で、つぎのような反応が起こると考えられます。
「心理面」 ・・・ 活気の低下、イライラ、不安、
抑うつ(気分の落ち込み、興味・関心の低下)など
「身体面」 ・・・ 体のふしぶしの痛み、頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、
動悸や息切れ、胃痛、食欲低下、便秘や下痢、不眠など
「行動面」 ・・・ 飲酒量や喫煙量の増加、仕事でのミスや事故の増加など
このような反応が見られる場合は、ストレスのサインかもしれません。長期化すると、うつ病を発症することもあるので、早めに対処するようにしましょう。
ストレス発散・解消方法13選
ストレスはゼロにすることはできないので、上手に付き合っていく必要があります。五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)に働きかけてリラックスするのも1つ。
ただし、自分に合わないやり方だと逆効果になるので要注意。誰もが取り組みやすいストレス発散法をご紹介します
1:日光を浴びる
日光を浴びると、脳内に「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されます。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神を安定させ心のバランスを整えてくれる作用が。1日15~30分程度は外に出て、日光を浴びるようにしましょう。
2:体を動かす
幸せ気分をもたらす「セロトニン」の分泌は、運動をすることでも増やせます。セロトニンだけでなく、やる気を高める「ドーパミン」や、意欲や興奮をつかさどる「ノルアドレナリン」の分泌量も増やせるので、運動はストレス発散にうってつけです。
なかでも、同じ動きを繰り返す「リズム運動」がセロトニンの分泌に効果的だと考えられています。また、ストレッチも筋肉の緊張をゆるめ、心身をリラックスさせる効果が。
3:映画・ドラマ鑑賞や読書で泣いたり笑ったりする
何かに夢中になって泣いたり、笑ったりすることが良い気分転換に。
4:趣味や創作・作業に没頭する
義務感になると逆効果なので、自分が楽しめる範囲で行うのが〇。
5:湯船にゆっくりつかる
ストレスは、自律神経と大きくかかわっています。ストレスや緊張状態が続くと、交感神経が高まったままになってしまうので、副交感神経を高める必要があるのです。その1つが入浴。お風呂はシャワーだけで済ませず、熱すぎないお湯にゆっくりつかるのがおススメ。
6:しっかりと休息・睡眠をとる
心身の疲労回復には、休息と睡眠が不可欠。睡眠不足は自律神経やホルモンバランスの乱れを招き、心身に不調をきたします。なかなか眠れない方は、日中に適度な運動をすると、夜に副交感神経が高まって質の高い睡眠が得られるようになります。
運動はそれ自体がストレス解消につながるだけでなく、睡眠にもよい影響があるので一石二鳥と言えるでしょう。
7:好きなものを食べる
食べすぎはよくありませんが、食事のなかに好きなものを取り入れるのも1つ。とくにタンパク質に含まれるトリプトファンは、幸せ気分をもたらすセロトニンの材料なので積極的に食べましょう。ストレスで食欲がないときは、消化に良いものを選んでくださいね。
8:仲のいい人と時間を過ごす
友人と過ごし、誰にも言えない胸の内を明かしたり、愚痴をこぼすのも1つの方法です。
9:家を掃除するなど周囲の環境を変える
部屋が散らかっていると、それがストレスに。整理整頓や模様替えで気分転換を。
10:紙に書き出し客観的に振り返る
何でもいいので、頭のなかに浮かんだことや思ったことを紙に書き出し読み返すことで心のなかを整理でき、気持ちが落ち着くこともあります。
11:紙をビリビリに破く
腹が立った時は、読み終えた新聞紙などで試してみるのもアリ。
12:大声を出す
横隔膜(呼吸をつかさどる筋肉)には、自律神経がたくさん張り巡らされています。お腹の底から声を出すことで横隔膜が刺激され、副交感神経が高まりリラックス効果が。
13:ぼーっとする
脳にとっては大切な時間。心が落ち着いたり、集中力がアップします。
オフィスでできるストレス発散法・解消方法はある?
これまで紹介してきたストレス発散方法を、オフィスで行うのは難しいでしょう。そこでここでは、場所を選ばずにどこでもすぐにできるストレス解消法として、「呼吸法」を紹介します。
基本は腹式呼吸になりますが、「大声を出す」のと同様に、腹式呼吸をすると横隔膜が刺激され、副交感神経を高める効果が得られます。
不安やストレスを取り除く「4・4・8呼吸法」
- ラクな姿勢をとる
- 息をまず吐ききる
- 4秒かけて息を吸う
- 4秒息を止める
- 8秒かけて息を吐く
(いずれも息を吸うときお腹を膨らませて、吐くときにへこませる感じの腹式呼吸で。息は鼻から吸って、鼻か口から吐く。)
(出典)根来秀行著「ハーバード&ソルボンヌ大学 根来教授の超呼吸法」(KADOKAWA)
逆効果かも? NGなストレス発散法
自分ではストレス発散のつもりでも、体調を悪くするものは取り入れるべきではありません。たとえば、つぎのような方法はNGと言えるでしょう。
過度な飲酒
繰り返すうちに酒量が増えて、アルコール依存症になってしまう危険が。また、お酒を飲みすぎると睡眠の質も下がってしまうので要注意。
喫煙
喫煙によるストレス軽減効果は一時的なもので、むしろニコチン切れでイライラするなど、逆にストレスの原因になっていることが少なくありません。
やけ食い
食べることでストレスを発散しようとする人も少なくありません。ただし、カロリーをとり過ぎると、体重が増えてしまい、それが新たなストレスを生むことにもなりかねません。食べたら運動をするというように、摂取カロリーと消費カロリーのバランスをとることが重要です。
ストレスとの上手な付き合い方は?
ストレスは、ため込まないことが大切になります。そのためには、ストレスに早めに気づき、早めに対処する必要があります。
- 不安や緊張が高まり、イライラしたり怒りっぽくなる
- 気分が落ち込んで、やる気がなくなる
- 寝つきが悪く、夜中や朝方に目が覚める
- 食欲がなかったり、逆に食べすぎたりする
‥といったストレスのサインに気付いたら、我慢し過ぎず誰かに相談したり、自分に合ったストレス解消法を試したりして、心の状態をコントロールするようにしましょう。
ストレスを解消する元気すらない、日常生活に支障が出るという場合は 専門家に相談を
自分でストレスを解消できていれば心配いりませんが、眠れない日が何日も続いたり、精神的に不安定な状態が数週間も続いたりするなど、日常生活に支障が出ている場合は、ひとりで頑張り過ぎてはいけません。専門家に相談するようにしましょう。
ストレス発散にぴったりな運動方法の1つとして、「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」をご紹介します。
カーブスの運動は、筋力トレーニングと有酸素運動を繰り返すリズム運動で、最後にストレッチをして30分で終わります。運動が苦手な人でも取り組めるプログラムで、継続率は97.7%。筋トレができる運動施設の中で最も店舗数が多く、継続率も高いのが特徴です。
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