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抗がん剤が原因で体重増加後、減量して夢を叶えた55歳女性の体験談

目次

今回は、抗がん剤治療が原因で、半年で5キロ体重増加してしまった美香さん(55歳)のケースを紹介します。着物のコンテストに出場することになり、ダイエットを決意。12キロの減量に成功し、全国大会で見事、準グランプリを獲得した彼女に、がんと診断されたときのことやダイエット成功の秘訣などをインタビューしました。

がんと診断されたときのことをお話いただけますか

7年前、砂利道を歩いているときに、すべって転んで左脚を複雑骨折。その半年後、まだ脚のリハビリをしている最中に、今度は悪性リンパ腫が発覚したんです。そのときステージ2で、薬が効かなかったら半年の命と宣告されました。自分でもネットで調べて、覚悟もしましたが、抗がん剤がうまく作用し、半年後には寛解したと言われました。でも、抗がん剤治療に伴うステロイドの影響で、体重が半年で5キロ増えてしまって…。とにかく、食欲が止まらないんですよ。がんに負けないためではあるのですが、薬を飲んでいる間は、とんでもなく食べたくなる。それで、どんどん太っていきました。
血液のがんなので、いつ再発するかもわかりません。その後も5年ごとに検査をして、再発していないか確認する必要があります。その検査でもし再発していたら、また抗がん剤治療となり、その最中は生ものが食べられないなど、食事が制限されます。大好きなお寿司も食べられなくなる…。そう考えると、「食べられるときに食べておこう」という感覚で、また食べてしまうんです。だから、寛解から5年経ち、医師からダイエットの許可が下りたときには、10キロ以上も体重が増えていました。

ダイエットをしようと思ったきっかけを教えてください

そんな私が本気でダイエットをしようと思ったのは昨年3月、着物のコンテスト「ミセスなでしこ」で、東京大会のファイナリストに選ばれたことがきっかけでした。じつは、骨折のリハビリよりもがん治療を優先したことで、私の左脚はいまも血流が悪く、左右の大きさが違います。着物を着るようになったのも、靴だとサイズ違いを2足用意しないとなりませんが、草履だと片方の足がむくんでいても履けるのと、着物の裾で手術の傷あとが隠せるから。それで、毎日着物を着るようになり、現在も和装生活です。着物好きの仲間が集まるコミュニティで一緒に出かけ、そのとき「せっかくだから、みんなでコンテストにエントリーしよう」ということになったのです。

ダイエットを始める前の美香さん

東京大会に出場するファイナリストが集められた会場には、舞台女優さんやモデルさん、元レースクイーンの方などもいて、皆さん、綺麗でかわいいんですよ。これは「痩せないと勝てないな」と思いました(笑)。
私自身は、若い頃に母が仕立ててくれた加賀友禅の着物があって、それを着て大会に出たいと思っていました。でも、太ったことで脇線が合わなくなっていて…。綺麗に着こなすには、自分の体を着物に合わせるしかありませんでした。身長が171センチある私に合う反物を、母が苦労して探してくれたことを知っていましたし、その母が亡くなってちょうど3年目で、母への恩返しのためにも結果を残したいと思いました。それで、痩せるために運動を始めることにしたのです。

運動をはじめるときに不安はありませんでしたか

私は幼稚園からバイオリンを習っていて、大学は音楽学部だったこともあり、それまであまり運動をしたことがありませんでした。健康的に痩せたいとは思っていましたが、そのために、どんな運動をすればよいのか、正直わかりませんでした。そんなとき、運動経験のある息子に、「わからないなら、とりあえず全身の運動がひと通りできるところがいいんじゃない」「慣れてないんだから、器械の使い方とかを教えてくれるトレーナーさんが常駐しているところじゃないと駄目だよ」と言われたんです。それが、「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」でした。

私の場合、左脚に不安がありましたが、まずは体験をしてみたことで、その不安も解消されました。運動をした後はスッキリして気持ちがよかったし、コーチの皆さんも明るくて素敵な方たちで、周りの人たちの雰囲気もよかったので、「これなら通えそう」と思い、その場で始めることにしました。

塾講師として教壇に立つときも着物姿で

どのようにダイエットを成功させましたか

昨年5月の東京大会までに、「2ヵ月で5キロ痩せたい」とコーチに伝え、サポートをしてもらいました。カーブスで配布している「たんぱく質レシピ」も毎回つくって食べるようにしました。私はダイエットをするのがはじめてで、とにかくコーチから「こうしたほうがいい」と言われたことを、その通りにやっていたんです。そうしたらスルスルっと体重が落ちて、大会までに7キロ落とすことができました。おかげで、着物もぴったりと着られて、当日は自信を持って、壇上に立つことができたと思います。その結果、東京都代表に選ばれて、全国大会に出場できることになりました。

「ミセスなでしこ」の東京都代表に

運動をしていてよかったことはありましたか

写真を見て、もう少し絞ってもいいなと思ったので、全国大会までの半年で、さらに5キロ落としました。前回みたいに頑張って痩せようとしたわけではなく、筋トレをして筋肉がついたことで基礎代謝が上がり、痩せやすい体になっていたようです。あまり苦労せずに落とすことができました。
あと、筋肉がついてよかったと感じたのは、ポージング。よくモデルさんが筋トレをしていると言いますが、それもそのはず。カメラに向かってポーズを取ったり、指示された場所でピタッと止まったりするのは、筋力がないとできないんですよ。軸がブレてしまうので。
振り返ると、東京大会のときはちょっと軸足がブレたり、きっちり止まれなかったりしたことはあったと思います。それが全国大会のときには、きちんとできるようになっていました。47都道府県の代表のなかで、準グランプリになれたのも、筋肉がついて難易度の高いポージングができるようになっていたことは大きかったと思います。その後、和装モデルとしてお仕事をさせていただく機会が増えましたが、カメラマンさんの要求にも以前よりも応えられるのは、筋トレの成果だと感じています。

全国大会では、準グランプリに輝いた

これから、どのようなことを目指していますか

私が病気をしたことで、家族にはずいぶんと心配をかけましたから、できるだけ子どもに迷惑をかけないように、健康でいたいと思います。あと、大学時代からずっと続けている塾講師は私の生きがいでもあるので、ずっと続けていきたい。重いテキストを抱えて電車に乗って移動するのもかなり体力が要りますから。そのためにも、筋トレはこれからも続けていこうと思っています。

―美香さん、ありがとうございました。

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抗がん剤治療中、治療後の運動についてよくある質問

がん治療中に運動をしてもいいですか?

A:がん治療において、運動が良い効果をもたらすということは、さまざまな研究で明らかになっています。たとえば、米国がん協会(ACS)やアメリカスポーツ医学会(ACSM)などは、治療中・治療後の運動が、倦怠感の軽減、筋力・体力の維持、QOL(生活の質) の向上、再発・死亡リスクの低下に寄与することを報告しています。

がんになったらどんな運動をするとよいですか?

A:2024 年に厚生労働省が改定した『健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023』では、がんを含む慢性疾患をもつ人に、筋力トレーニングと有酸素運動の組み合わせが推奨されています。

体調が良くない日があるので、運動を続けられるか不安です

A:無理をせず、できるときに、できる範囲で行うことが大切です。激しすぎる運動は体の負担になることもあるので、体調や体力に合わせて調整できる運動を選ぶとよいでしょう。また、正しい運動方法や運動強度を見てくれるコーチがいる運動施設だと安心です。運動施設まで行くのが難しい時には、自宅でオンラインでできる運動を選ぶこともひとつです。

<監修>

小俣惠さん
CSCS(米国発の国際的な認定資格である、認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト/NSCA認定)。
運動に苦手意識がある女性や、「何から始めればいいか分からない」と感じている方の健康づくりを専門としている。約20年にわたり、一般女性に向けた運動指導や健康情報の発信を行い、現場での実践にも携わってきた。多くの声に触れる中で、「正しさ」よりも、「無理なく安心して続けられること」を大切にし、日常生活に取り入れやすい情報の監修を行っている

「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」とは

女性の健康に必要な3つの運動「筋力トレーニング」「有酸素運動」「ストレッチ」が 「1回30分」「予約不要」でできる女性専用のジム。独自に開発した油圧式マシンは、ひとりひとりの体力や筋力に合わせて簡単に強度を調節でき、「専門コーチのサポート」もあるので、運動に不安がある方も安心して取り組むことができる。全国に2000店舗、90万人以上の女性が健康づくりのために通っている。自宅で1日6分からオンラインで運動できる「おうちでカーブス」プランも。

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