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中性脂肪を減らす食事・運動は?|中性脂肪が高かった女性の経験談も【医師監修】

目次

若いときより、脂肪が増えた…。最近、健康診断の結果が気になる…。中性脂肪が基準値を超えて、医師から減らすように注意された…ということはありませんか?
中性脂肪を減らそうと、極端な食事制限をしたり、無理な運動をしたりしても、なかなか続かないだけでなく、体を壊しかねません。
ここでは、中性脂肪が基準をオーバーしていた方の経験談をご紹介します。

中性脂肪が気になる女性の経験談

則子さん(60歳)

「好きなモノを、好きな時に、好きなだけ」食べていたという則子さん。ある日、血液検査の結果をまじまじと見て、「うわっ!なにこの中性脂肪の数値は!!ひどい!」と感じました。その他、血糖値や血圧、コレステロール値も高く、そのために今まで病院で薬を処方され、飲んでいたのだと気が付いたのです。医師に言われた通り、「週3回の運動と腹八分目+間食なし」を実施することにしました。
食事に気をつけながら「女性だけの30分健康フィットネス カーブス」をはじめたところ、半年ほどで体重は10㎏減。しかも体重は落ちたのに筋肉は増え、疲れ知らずの体になっていきました。医師からも「今回の血液検査で問題点はひとつもなくなりましたね!この調子!」と言われるまでに。もし何もせずあのままだったら、命に係わっていたかもしれない…。これからも食事と運動を続け、薬ゼロの生活をめざそうと心に決めているそうです。

中性脂肪とは

ここからは、メタボリックシンドロームの予防・治療の権威である宮崎滋先生(結核予防会 総合健診推進センター所長)にお聞きしました。

Q、そもそも中性脂肪とは何ですか

宮崎先生:
中性脂肪は、コレステロールとともに、血液中に存在する脂質の1つです。食事から摂取した糖質や脂質は、胃や腸で吸収されたあと、血液のなかに取り込まれます。そして、エネルギーとして消費されます。このとき、消費されずに余ってしまったエネルギーが中性脂肪となり、体脂肪(内臓脂肪や皮下脂肪)として体に蓄積されていくのです。
中性脂肪は生き物にとって大切なエネルギー源ですが、増えすぎると体にさまざまな悪影響があります。健康診断で基準値を超えている人は、注意が必要です。

Q中性脂肪が増える原因と病気のリスクは?

宮崎先生:
中性脂肪が増える主な原因は、「糖質・脂質などの食べ過ぎ」「お酒の飲み過ぎ」と「運動不足」です。消費されるエネルギー以上に食べたり、飲んだりしていると、中性脂肪は増えていきます。また、運動不足だと消費されるエネルギーが少ないので、やはり中性脂肪が増えやすくなります。とくに基礎代謝が下がる30代以降は、消費エネルギーそのものが少なくなっていきます。これまでと同じような生活をしていると、あっという間に中年太りになってしまいます。

中性脂肪が増えると、体脂肪が増えて太るだけではありません。血液中の中性脂肪が基準値(150mg/dl)を超えると、脂質異常症と診断されます。脂質異常は、高血圧、高血糖とともに、メタボリックシンドロームの診断基準項目のひとつです。
メタボが怖いのは、動脈硬化を促進することです。自覚症状がないまま進行し、心筋梗塞や脳卒中など命にかかわる病気のリスクを高めるので早めの対処が必要です。

中性脂肪値を改善するには

Q 中性脂肪値を改善する方法を教えてください

宮崎先生:
中性脂肪値を改善するには、食事と運動の両面に取り組む必要があります。

食事の改善

宮崎先生:
脂質や糖質が多い食事は中性脂肪を増やす原因になるので注意が必要です。脂質を抑えるために肉の脂身を控える、油を使わずできる調理法(蒸す・ゆでるなど)で工夫するのもよいでしょう。
糖質はご飯・パン・麺類・お菓子・甘い飲み物に多く含まれます。血液中の余った糖は中性脂肪になるので糖質のとり過ぎにも注意しましょう。
また、アルコールの摂取量が多いほど肝臓で中性脂肪の合成が促進されてしまうので、お酒を飲み過ぎないもの大切です。

運動を取り入れる

宮崎先生:
飲み過ぎや食べ過ぎはよくないとわかっていても、食習慣を変えるのはなかなか難しいものです。また極端な食事制限をすると栄養バランスが悪くなり、健康を害しかねません。ですので、食事を制限するだけでなく、ぜひ運動にも取り組んでください。

運動をすると消費カロリーが増えます。たとえ食事でとるカロリーが変わらなくても、消費カロリーのほうが多ければ中性脂肪は減っていきます。

また、筋肉を動かすとマイオカインという物質が分泌されることがわかっています。このマイオカインは脂肪から分泌される悪い作用をする物質を減らし、良い作用をする物質を増やしてくれて、メタボリックシンドロームなど病気の予防改善につながります。

Q 中性脂肪を減らすにはどのような運動をしたらよいでしょうか

カーブスワークアウト①マシンで行う筋力トレーニング②有酸素運動(プログラムには③ストレッチも含まれていて、それらすべてを合わせて30分のプログラムです。)

宮崎先生:
ウォーキングなどの有酸素運動をすると脂肪を燃焼することができますし、筋肉を鍛える筋トレをすると基礎代謝が高まり運動をしていない時も脂肪を燃焼しやすい体になります。また、筋肉を動かすことで先に紹介したマイオカインも分泌されます。
有酸素運動、筋トレ、それぞれにメリットがありますので、どちらかだけではなく、組み合わせて行うことが重要です。

宮崎先生、ありがとうございました。

お話を伺ったのは、

結核予防会 総合健診推進センター所長 宮崎 滋 先生

東京逓信病院顧問、日本肥満症予防協会理事長。医学博士。メタボリックシンドロームの予防・治療の権威。食事療法、運動療法、行動療法、薬物療法、外科療法の5本柱で治療に取り組む。

 


 

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