カーブス歴は一年と九ヶ月です。
スタッフの皆様方に支えて頂き今日があります。

私の家族は95才の父、89才の母、実の両親で、63才の夫と私64才の四人家族です。二人の子供は県外で所帯を持っております。
両親を介護しながら仕事と家事を両立させておりましたが、32年間勤めた会社を定年になり、再雇用一年目のある日、父は定年になる私を待っていたかのうように高度な認知症になりました。
会社から帰宅して「ただいま」と声をかけると、父は紙パンツを脱いで手に持って、ブラブラと廊下を歩いていました。厳格である父には想像もつかない光景でした。
それからはだんだんと認知が進み、食事を摂っても食べない、風呂に入っても入っていないと私を困らせておりました。深夜には何回も起こされ、睡眠はまんじりともせず朝になる事が度々でした。
母もある日突然に転倒して、車椅子の生活を余儀なくされました。骨粗鬆症が原因でした。腰が曲がり足の筋力が衰えて転倒して、大腿部骨折で手術をして金属が入りました。

そんな中、近くのスーパーに買い物をしようと入店の途中に、キレイな元気の良い、若い女性の方が声をかけて下さいました。
きっと私の顔は、寝不足で沈んでいたのだと思いました。学生の頃は運動部に所属して、スポーツ大好き人間でした。
時々思い出してはゾッとする、忘れられない出来事がありました。その日は社用車で信濃川の堤防を走っておりました。すると突然頭がフラフラして、めまいがして気分が悪くなり、このまま堤防下に車ごと転落するのではないかと思い、ハッとして車のハザードランプを付け、端に止めて後続車を先にやり、ゆっくりと信号を下りて、土手下の道路を走り、何とか一日の仕事を終える事が出来ました。
異変に気が付き脳ドックを受けました。結果は自律神経失調症と云う病名でした。帰りには小さな錠剤を沢山頂きました。それは精神安定剤でした。
私は薬局の方に「こういうお薬を飲み続けて、副作用はないものですか?」と聞きました。返ってきた言葉は、薬に副作用のないものはありませんよ! でした。がっかりしました。
こんな薬を飲み続ければ私の体が駄目になると思い、一切飲みませんでした。
精神安定剤等、気持ちの持ちようで何とでもなると思い、それからは家事の時には音楽を聞いて気分をリラックスさせて、プラス思考に持っていきました。

スーパーの入口で声をかけて下さったあの日、カーブスにご縁を頂き、ずっと頑張っております。音楽に合わせての筋トレが心地よく、私の生活の一部になりました。
車椅子の生活になった母を思うと、気の毒でなりません。せめて私が筋トレの大切さを知っていれば、母はもっともっと元気に暮らせる事が出来たでしょう。
時間を作ってカーブスに通い、スタッフの皆様の笑顔に勇気づけられ、音楽に合わせて筋トレ、ストレッチで一汗かいて、プロテインを飲んで心も体もリフレッシュ。家族のために元気でいなければと思い、友達にも紹介して喜んでもらっております。

全国で私のように家族を介護しておられる方が大勢いらっしゃると思います。人間、気持ちの持ちようで変わる事が出来ると信じております。カーブスが私を救って下さいました。一緒に輪になって、皆さんから元気をもらっています。
運動の大切さと心の切り替え、ありがとうございました。