私は小さい頃からお転婆で、男の子といつも一緒になって日が暮れるまで真っ黒になって遊んでました。そんな訳で、大人になってからも趣味はアウトドア。キャンプやバイクツーリング、釣りをしたり仲間や家族でバーベキューしたりといつも遊ぶ事、楽しい事を考えてます。

 特にオートバイはハマっていますね。大人になってから中型二輪のライセンスを取り15年位乗ってましたが、主人がごついバイクからハーレーに変えた事がきっかけで私も乗りたくなってしまい、またまた、挑戦してめでたく大型二輪のライセンスをゲット!何か目標を持ちトライするのはいくつになってもいいものですね。

 

 バイクメーカーの主催でイベントキャンプに参加しますが、いつか最高年齢参加で表彰されるまで乗り続けようと主人と目標にしてます。ただ心配なのは体力。今はまだ大丈夫だけど体力がなかったら大好きなハーレーに乗れなくなってしまう。。。

 

 47歳を超えてからの大型二輪は気持と反比例で体力は確実に衰えていく(と思う)。ならば「今から始めておかないと」と考え、前から気になっていた近所のカーブスに電話しました。新しいものにチャレンジするのは好きだけど、知らない世界に入るには少し緊張しますね。でも、担当のスタッフさんがとても親切に笑顔で接して頂き気持ち良くスタートできました。2回、3回と少しずつマシンにも慣れ、早く先輩方のように颯爽とこなしたいなと思っていたところに事件が起きました。入会2週間目にしてツーリング中に転倒して、左肩の骨折!
しかも粉砕骨折と重傷を負ってしまいました。

 

 群馬県の我妻に「キャベツ畑の真ん中で愛を叫ぶ」というイベントをする高原があり、そこに行こうとしていたのですが、不覚にも手前で叫んでしまったのです。しかも愛の言葉ではなく悲鳴を!

 

 普段受け入れる側の仕事(看護師)をしている身としては自分が救急車にお世話になるのはとても申し訳なかったのを覚えています。
レントゲンに写った私の左肩は地球儀の国境のように四方八方に骨折していました。どう考えてもすぐに治るものではないし、覚悟を決めリハビリ生活が始まりました。とはいえ歩くだけでも激痛だし、クシャミでもしようものならば涙がチョチョ切れる始末。入院を勧められましたが、ノウハウは心得ていますので丁重にお断りをして自宅での療養でした。
 

 1ヶ月間はソファーで寝る毎日。着替えやお風呂、洗髪などは主人にフォローしてもらいました。おぼつかない手つきで一生懸命に手伝ってくれました。感謝です。料理や弁当作りは時間をかけながら何とかこなしました。

 当たり前の事が当たり前に出来ないもどかしさ。普通の事が実はとっても大切な事なのだと改めて痛感させられました。不思議なもので、こんな健康な私でさえケガの為に随分と弱気になっていたのを良く覚えています。

 

 帰りが遅くなった主人を子供のようにじっと待ってみたり、眠れない日が続いたり、ふとした事で涙が止まらず眼が腫れたりと精神が不安定でした。せっかく入会したばかりのカーブスも行けず(通ったのはたったの5回)、なかなか痛みも腫れも引かない毎日でストレスは日に日に募りました。

 

 それでも1ヶ月を過ぎることになると痛みも気持ちもようやく落ち着き、少し動きたくなりました。足やケガしてない片方の手だけでも運動したいと思えるようになり、主治医やスタッフに相談して再開しました。何しろ、たった1ヶ月の間に体重は3kgも増えてしまったのですから。ストレスって本当に怖いですね。仕事も休んでいますから毎日歩いて1ヶ月間通いました。

 すると今まで落ち込んでいたのが不思議な位に気持が少しずつ楽になっていました。スタッフの皆さんが心配して声をかけて下さったり、頑張っている姿を励まして頂いたり、アドバイスをして頂いたり、ようやく時計が動き出したようでした。自分一人ではない。仲間が一緒になって応援してくれる安心感が私を包んでくれたからだと思います。

 同時に病院のリハビリも開始され、家でも毎日ストレッチをして、整体にも通い、鍛えていきました。主治医はこんなに早く回復した例はないと驚かれていました。

 

 1年経った今は後遺症もなく、すっかり元通りの生活を送っています。体重は約4kg減り、ウエストは約5㎝減り、ヒップや腕周りもすべてサイズダウン。何よりうれしいのは、体年齢42歳との事。実年齢は50歳を迎えるのに反比例する体年齢にびっくりです。これで新たな目標が出来ました。目指すは体年齢30代です!

 

 今、振り返るとカーブスに入会しておいて本当に良かったと思います。でなければ、仕事の復帰は遅れ、心の回復も時間が掛かったと思います。

 

 骨折で入院されている患者さんに自分の体験を話すと皆さん一様に驚きますが、元気に動き回る私をみてリハビリや運動の大切さを理解して頂けているようです。何しろ、患者さんの気持ちは痛いほどわかる私ですもの、カーブススタッフに頂いた愛情を今度は私があげる番です。そろそろリベンジに嬬恋の「キャベツ畑」で愛を大声で叫んで来ようと思っています。