昨年、50歳になれました。 アンチエイジングとかいう今の時代におかしなことと思われるかもしれませんが、50歳まで生きられると思っていなかったのです...。


 外見的にもそんな体が弱いようにみえず、見かけ倒しのようですが、心臓に不整脈の持病もあり、40歳はじめごろから更年期障害が始まり、だるい、しんどい、いらいらする、ちょっとした何か行事があった次の日には、一日中寝込むことが常でした。なかでも夜眠れないことが、一番つらかったです。疲れがたまってとれないまま、また次の日がきてしまうのです。家族に...特に主人には本当に迷惑をかけてしまいました。私がこんなに元気になって一番喜んでいるのはきっと主人だと思います。

 

 50年しか生きていませんが、いろいろありました。我が事ながら、結構おもしろい人生やなあ~って思います。

 22歳でお見合い結婚、新婚旅行から帰ってきたら主人の祖母が寝たきりになっていたのです。そこから姑と一緒に介護、23歳で長女生まれる、24歳で二女生まれる、主人の転勤の辞令で主人の実家から京都へ移った2ヶ月後...姑倒れる、(2回目の脳出血、51歳の若さで右半身麻痺に)。荷物を転勤先に置いたまま、即祖母と姑の介護のために帰省する。

 

 その3週間後に...私の実弟の重大交通事故、(40日間ICUにいて...意識が戻った弟は、もうまったく別人のようになっていて、26年たった今でも脳に大きな障害が残り、10年前に高次脳機能障害という障害名が付き、障害名がついたおかげでやっと公的な支援が受けられるようになりました。)

 3年後27歳で長男生まれる。その7年後に舅、多発性骨髄腫になる。また、2人を私ひとりで介護する生活始まる。私自身、35歳くらいから不定愁訴が始まり、突然激しいめまいに襲われ倒れ、病院で検査を受けても、どこも悪くなくストレスですまされてしんどいことが解ってもらえないことが、本当につらかった...。

 

 その後、姑の介護は26年間、現在進行形...。26年の間に舅の介護も5年重なり介護福祉士の資格はありませんが、介護実務経験はそうとうあります。

 26年前はまだ今のように介護保険もなく、まだまだ長男の嫁が介護するのがあたりまえの風潮が残っている頃でしたので、主人も親戚も私ひとりが、介護と子育てで苦しんでいても「あたりまえ」にしか思ってもらえなかったのが、つらく悲しかった。そんなこんなで、離婚は何百回、何千回考えたかわかりません。離婚届を何度も市役所に取りに行きました。けんかするたびに主人に振りかざすのです...。

 

 いま思うと、主人も会社の仕事とこんなくつろぐことのできない家庭によく辛抱してくれていたと思います。ホントに主人にありがとうです。自分のことしか考えていなかったまだ若かった私を、見守ってくれて、めちゃくちゃな事を言ってくってかかる私を許してくれて感謝しています...。それは、この年になれてやっとわかったことです。歳をかさねてやっと解ることのなんと多いこと...。歳を重ねるのも悪くありません...。それまで見えなかったいろんなことが見えてくるのですから。

 私自身が辛抱できた理由は、実弟のことがあって実家にもどれない事、自分に手に職がなく3人の子供を食べさせていけるだけの力がなかった事...ここに、一緒に子育てして悩みをきてくれた、かけがえのない友人がそばにいてくれたことです。彼女には本当に感謝しています。

 

 子どもたちには、本当に大変な目に合わせたりと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。こんな状態の中でも、それぞれいろいろ乗り越えながら大人になってくれました。

 子どもたちが、小さい頃に手をかけてやる事ができず、そればかりか、その子どもに介護のイライラを八つ当たりしてしまっていたこと...今なら虐待だと通報されていたかもしれません。そのことは、こどもたちに幾ら詫びても詫びたらないです...。だから子どもたちには、本当にしあわせになってほしいとそればかり思っているバカ親の私です。

 

 おとなになった子どもたちに今、私がしてあげられることは、何より『元気でいること』これしかないと気が付き、教えてもらったカーブスに通って丸3年が過ぎようとしています。

 お蔭様で本当に元気になりました。だるい、しんどいとかいう後ろをむいたような言葉をださなくてもよくなり、うつむいて、どたどたと歩いていたこの私が、まっすぐ前見てすたすた歩けるようになったのです。

 

 カーブスは、今私のかけがえのない居場所になっています。カーブスがないことは、私には考えられません。体重はそんなに変動が見られず...。それは、ちょっと残念ですが、見た目は変わったようです。からだがしまってきていておなか回りは特にちがいます。それまで確かにあった、腰回りの肉座布団が少しずつ消えていったのです。それから、毎年不整脈の発作で一年に一度は必ず入院していたのが、2年前から一度も入院することがなくなったことです。

 

 カーブスで、他のメンバーさんの話していらっしゃることを耳にするとき、思うことがあります、しんどいこと、つらいこと、それぞれにかかえていらっしゃるのだと、苦しいのは私だけじゃないと、いろんな方おひとりお一人が、ひとつひとつ乗り越えようとがんばって生活されていることを知ることができて、私もカーブスでもっと元気になって、主人にも、子どもたちにも迷惑や、心配をかけないようになりたい...。自分を大切にする事の意味がどういう事なのか、やっと解ったような気がしていて、まだまだこれからの私自身の人生をがんばって生きていきたいと思っています。

 

 いつも、笑顔と元気をくれる...カーブスの〈鬼〉店長さま...。かわいいスタッフのみなさん、ありがとうございます...。これからも、よろしくおねがいします。