カーブスエッセイ大賞2020結果発表

作品詳細

入賞

「健康な老後のために」

郁子様(68歳) カーブスMEGAドン・キホーテUNY美濃加茂(カーブス歴:4年8ヵ月)

 郵便屋さんの軽やかなバイク音が遠ざかっていく。玄関脇のポストから、薄いブルーの封筒が顔をのぞかせている。封を切るのももどかしく、私の心は少し動揺している。
 独身時代から、毎年人間ドックを受診している。今日は結果が届いたのである。かつてはA判定が並び自信満々であったが、三人目の出産のあとはB判定が多くなり、さらに肥満度はアップし、いつの間にか若い頃より30キロ余り体重オーバーとなってしまった。子育てとフルタイム勤務を言い訳にし、自己管理の欠落は棚に上げ、運動不足と食べ過ぎが大きな要因であることは分かっていた。見た目のオデブだけならよいが、高血圧症を始め、脂質異常・高血糖となり脂肪肝の烙印まで押されてしまった。
 これではいけないと思いカーブスの入会を決意したのは63歳の時。退職後母を看取り、自由な時間を持てたからである。入会して2年もするとやや体重が減り、脂肪肝ではないとまで言われれるようになった。すこしづつであるが、結果は良くなった。カーブス様さまである。
 でも、しかしである。昨年狭心症が見つかった。長年のツケが廻ってきたということなのか。心臓のCTや心筋血流シンチグラフィー検査を受けると、冠動脈が狭窄しているところがあるというのではないか。すぐさまカテーテル検査、そしてカテーテル手術となり心臓に2カ所ステントを埋め込んだ。よく主人から、あなたは心臓に毛が生えているからと茶化されていたことを思い出したが、度胸と病気は無関係だ。自覚症状は皆無だったがドックで見つけてもらえなかったら、AEDのお世話になるか、どこかでパタンと倒れ、黄泉の世界に旅立ったかもと、医師から脅された。幸い、経過は順調で、定期的な検診は続けながら、今年もいつものようにドック受診となったのである。
 ハサミのジョキジョキという音は舞台の幕が上がるような雰囲気だ。封筒の中をのぞき込む。精密検査を促す茶色の返信用封筒は入ってなさそうだ。ひとまず安心。結果報告書のページをめくっていく。血液系・呼吸器系・消化器系・・・・・と。大きな異常はない。骨密度これは唯一自信あるな。やはりA判定、同年齢比130%、若年成人女子と比べても遜色なし。眼科も歯科も異常なし。現在治療中の項目もあるがまずまずの結果だった。
 カーブスに入会したからといえども、すぐさま劇的な改善があるとはいえない。しかし良い方向に転じていることは断言できる。どこかのコマーシャルは、激変した姿を大々的に報じている。それが悪いとは思わないが、牛歩で良いではないか。事実、一昨年自宅の階段で足を踏み外し、2階から転げ落ちたことがあった。10分くらいは声も出ず、救急車で入院かと案じたものの、なんと打撲のみで、痛みこそ1ヶ月以上収まらなかったが、骨折はしていなかった。後日医師からは、しっかり筋肉がついていたからだと言われた。これもカーブスのお陰だと思う。もし、5年前の私だったらと考えるとぞっとする。心臓の件にしても、カーブスの筋トレを始めていなければ、最悪の結末を招いた可能性は否めない。主治医からは、適度な運動を奨励され、カーブスのような動きがよいと太鼓判をいただいている。もちろん食事にも気を使っている。充分なタンパク質の摂取とカロリーを減らすことに重きを置いている。
 私のモットーは腹圧を意識し、マシン使用時のおしゃべりを禁止すること。運動後のストレッチも手を抜かず、モニターテレビを見て行うこと。コーチからの問いかけもアイコンタクトか首振りですませること。なんと無愛想なと思われているだろうが、周りのみんなも理解してくれるようになった。声かけを遠慮してくれる。
 さあ、今日も張り切ってカーブスに出かけよう。来年のドックは主人と同じ日になるよう予約した。二人して今年より良い結果となるよう大げさながら切磋琢磨していこうと思う。人生100年の残りの30年余りをはつらつと暮らしたいと願うばかりである。
 カーブスに感謝あるのみ。豊かな老後のためにも、カーブスに足を運ぶ人が増えますように。


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