私は福井高木のメンバーで、毎年エッセイ大賞に参加させていただいている分野治子です。昨年のエッセイ大賞では入賞に選んで頂き、ありがとうございます。入賞の知らせを聞いた頃に、武生国高に移籍する事となり、福井高木のスタッフさん達への良いおきみやげになったとよろこんでいます。

 
 主人の両親の介護問題により、私の生活は大変変わってしまい、今までの様に、筋トレを楽しみながらいろんな事にチャレンジしていける様な時間や、心のゆとりはなくなってしまったのですが、新しい国高店でいろんな人達と出会い、アドバイスをもらい、なんとか主人の両親との同居をこなしていこうと努力しています。主人と別居している事で、1人の淋しさや心細さから心が元気になれませんので、今回の作品はなかなか他の人を励ます様な事は書けませんでしたが、昨年同様御愛読頂けましたらうれしく思います。


 カーブスに入会して6年、2度の骨折を経験しながらも筋トレを楽しみ、前向きな気持ちで登山、マラソン、そしてカーブスマガジンのいろんな投稿へもチャレンジして来た私ですが、昨年の7月、こんな私の人生にそしてカーブス生活にも大きな転機が訪れたのです。それは主人の両親の高齢による介護問題からでした。
 主人の両親は、10年前には70代で富士登山がやれるくらい元気な2人でしたが、年々足腰の痛みからかだんだん出歩く事が少なくなり、家に居る事が多くなったのです。体を動かす事が少なくなったせいか、2人そろって軽い認知症が現われ、2人での生活が大変難しい事になって来たのです。私の主人は長男で、いずれ両親の事は考えてあげなくてはいけない立場でしたので、26年間続けて来た中華料理店を閉め、いなかに帰るという決談には私も賛同しました。しかし私1人でいなかに帰るという思いには、大きな誤算が有ったのです。


 私の主人は現在61才、まだまだ仕事を捜して働かなくては生活が大変です。いなかに帰っても仕事はないだろうから、自分は福井の方に残り仕事を捜す、私に1人でいなかに帰り、認知症の両親の面倒を見てくれと言うのです。私は結婚して約30年、自営業だったため、ほとんど毎日主人といっしょの生活をおくって来ました。
 これからは別居をして、私1人で主人の両親と生活していけるだろうか、それにカーブスも続ける事が出来るだろうか、いろんな事を考えると不安ばかりでは有ったのですが、主人の両親の事を考えると悩んでいる事は出来ず、前向きに頑張ればなんとかなるだろうと、主人と良く話し合いもせず、安意な気持ちで昨年の7月、私の2人でいなかに帰り、主人の両親との生活が始まったのです。


 主人の両親の病状は寝たきりではないので、体力は使わないのですが、気の使い方ははんぱではなく、私は1ケ月でギブアップしたくなり、心身共にまいってしまいました。カーブスにしても、両親が月曜と木曜はデーサービスを利用しているので、週2回くらいはいけるだろうと思い、車で30分かかる遠い所では有りますが、武生の国高店に移籍して続ける事にしたのです
 しかしデーサービスに行くのをいやがる父を、うまくおくり出す事が出来るだろうかという思いが私のストレスとなり、こんな事ならカーブスはやめた方がいいのではと思う様になったのです。


 主人の両親とのハリのないダラダラとした生活の中で、今までの私の運動習慣はだんだんと少なくなり、心身共に昔の私に戻りそうで不安がつのるばかりです。体を動かさなくてはとわかってはいるのですが、やる気がおきないのです。心が元気でないと筋トレを頑張っても体が元気にならないのです。こんな不安な中で、国高店で出会ったメンバーさん達、両親と同年代のメンバーさんや、介護経験の有るメンバーさん、いろんなメンバーさんからのアドバイスが私の心を勇気づけてくれるのです。


 現在の私は、心のフォローのためにカーブスが必要な気がします。高木店の時の私は筋トレの成果で他のメンバーさん達を励まして来ましたが、今は私の心を励ましてくれ、そして又明日も頑張れると思わせてくれる所、そんなカーブスタイムが今の私にはとっても大切な時間なのです。現在の私のカーブスでの目標は現状維持、でもそれは運動習慣の少なくなって来た私には、本当に難しく、現在国高店に変わって9ヶ月、体重は2キロ増え、体脂肪は4%もふえてしまいましたが、なんとか体形だけは維持しています。
 これからの生活環境の中で、いかにストレスをためずに心身共に元気で、主人の両親にやさしく接して行く事が出きるかが、私の大きな課題だと思っています。そのために必要な場所それが現在のカーブス国高店です。