「人生は愉しい」
 この7年間に味わったいくつもの『キセキ』は、いつの間にか私の毎日を愉しいものに変えてくれました。毎日がワクワクに変わる、そんな魔法のようなキッカケをカーブスはくださいました。今日も何か素敵なことが起こるような、そんな一日が始まります。


 ちょうど7年前、息子が大学進学を機に家から出ることになりました。ふと、これからは時間もかなり余裕になるはず、少しは自分のために投資をしなければと思いました。子育て一区切りの安堵感と、これから老後に向かう不安感。いずれも誰彼に頼るよりまず自分自身の人生だから、その棚卸しをしようと思いました。悔いの無い人生のために、今まで、そしてこれからどうしたいか、どうありたいか・・・ 時を同じくし、仕事の面でも大きな変化がありました。主人共々自分たちの会社を始めることにしました。それも、これからの人生は自分たちの好きなことをやろう、悔い無き人生のために、という思いからでもありました。
 いろいろな生活の変化を前にまずは体つくり、だと感じていました。当時、私の生活は車がメイン。買物、仕事はもちろん、ゴミ捨てや100m先のコンビニにいくことすら車で動いていました。運動は犬の散歩を少々。歳とともに老いに向かう体の変化も感じ始めた時期でした。肩こりはひどく年に数回マッサージに行かないとつらくて仕方ありませんでした。また原因不明の頭痛で時折寝込んだりしました。ちょっと歩けば小さな段差につまずいて転び、冬は冷え性でしもやけに悩み、肌はかさかさになりました。しかし、どれをとっても単純に歳だから当たり前だと思っていたのです。
 そんな時、近所にカーブスがオープンしました。運動は嫌いではないですが、時間が決まっていたり、長いとなかなか続かないのが今までのパターンでしたが、気になってふらりと立ち寄りました。さっそくその場で計測をしてくれました。なんと、肉体年齢が当時の年齢から+5歳。これはかなりショックで、即入会を決めました。今でも覚えていますが、最初カーブスでのサーキットトレーニング2周もしたら次の日疲れて寝込みそうだ、と思ったことです。そのぐらい、運動をしていませんでした。


 さて、それからの軌跡、キセキその1です。3ヵ月後、体がラクになったことを実感し始めました。当初、3ヶ月続くだろうかと思っていましたが、その頃にはほどよい気分転換となり、新しく始めた仕事の合間を縫って週2~3回通うことが習慣になりました。
 1年2ヵ月後、それまで体はとても調子がよくなったけれど、サイズはあまり変化がありませんでした。しかしこの時期、ガクンとあらゆる数値が落ちました。年齢がー5歳。当初+5歳なので、計-10歳です。体重も5キロ、体脂肪も5%落ちたのです。これはまさに奇跡。キセキその2です。この歳でこの変化は我ながらビックリ。その頃には会う人会う人になんだか変わったね、といわれました。さらに、姿勢が良くなったせいか身長も1.5cm伸びました。
 体を動かすことが楽しくなり、ひょんなことからウォーキングを始めることにもなりました。ウォーキングと、カーブス。毎日何かしら運動するようになったのもこの頃から。仕事も軌道に乗り忙しくなってきたので、短時間でも負荷を高めようと少し走るようになりました。しかし、あくまでのんびりと走ったり歩いたり無理せずゆるゆると続けました。
 3年後、10kマラソン完走。運動、特に走ることが大嫌いな私にとっては、はじめての快挙でした。翌年も10k完走。タイムもグッと縮まりました。すっかり気をよくしてフルマラソンチャレンジを宣言。カーブスと同様、走ることも日課になりました。
 フルマラソンを目標にしてからは、毎日カーブスに行くか、走るかでほぼ毎日何かしら運動する習慣となっていました。また、走りはじめてさらに楽しみを発見。それは旅ランです。出張先での朝ランは旅好きな私にとって新たな発見の連続。さらにそのころから走った軌跡(キセキその3)を残すことのできる携帯電話のアプリを見つけ、さらに楽しみが増えました。東京出張の際は、念願の皇居ランや、スカイツリーも建設中から周りを走ったりしました。
 5年後、ついにフルマラソン完走!!!フィニッシャーです!感動しました。何といっても100mすら歩けなかった私でもこんなに変わったことに自分自身が驚いています。まさに奇跡。大きなキセキです。自分にもこんなすごいことができた、ということはあらゆる面での自信につながり、がんばれば実現するという確信をもつことができました。毎年の人間ドックでは悪いところはひとつもなく健康そのものでした。


 ところが6年後となる昨年、おなかが張ると思い医者に行くと診断は<卵巣嚢腫>。なんと15cmほどに肥大しており、急遽手術をしなければいけなくなりました。その際、年齢からしても今後のリスク回避のために子宮も含め全摘出となりました。8時間以上に及ぶ大手術でした。
 カーブスを始めてから、風邪ひとつひかなく健康そのものだっただけに、カラダの不思議、何がおこってもおかしくない年齢ということを再認識させられました。しかしその後の快復は、とても早く看護師さんたちもビックリしていました。先生も、おなかにけっこう筋肉がついていた、とおっしゃってくださいました。これもカーブスでの運動のおかげだと思っています。子宮卵巣全摘出で一番の心配はホルモンバランス、更年期障害のような症状です。私も覚悟をしていましたが、いまのところほとんどありません。たぶん、日頃の運動とともに気持ちの持ち方、考え方が前向きになっていたことがよいのではと感じています。カーブスは3ヶ月ほどの休会で復帰しました。
 そして、念願だったマウイ島でのハーフマラソンも完走。(藤原新君とご一緒しました。)そして7年目となる今年もまたチャレンジする予定です。
「人が活きる、人を活かす」環境をデザインすることを仕事としていますが、自分自身が元気でなければ、人を活かすこともできません。そして自分が元気でいることがよい仕事につながり、結果として出てくることを実感しています。
 カーブスのコンセプトは私の仕事にも通じるものがあります。カーブスは運動を通じて人生を愉しいものにする、私は環境をデザインすることで人生を愉しいものにしてほしい。元気になるインテリア、ワクワクする環境、いつまでも自立していられる住まいのあり方をお届けできるのも、すっきりクリアな頭と軽快なフットワークがあればこそだと確信しています。
 一昨年より介護予防研究会をたちあげ勉強会をしています。在宅介護が当たり前になる将来を見据え、住まいのあり方を考えようと思い、行きついたのが介護予防。カーブスでの学びはここでも役立っています。


 毎日がワクワクに変わる、そんな魔法のようなキッカケをカーブスはくださいました。子育てを終え、人生の総集編ともいえる時期に入った今、今までの<軌跡>も、カーブスに出会ったことでサプライズを含めた<奇跡>が起こり、これからますます輝ける<輝石>になりたい、感謝の気持ちと共にそんな思いで今日を迎えています。