カーブスエッセイ大賞2020結果発表

作品詳細

佳作

「貴重な日々」

みち子様(69歳) カーブスミップル宮津(カーブス歴:2年9ヵ月)

 令和2年、私70歳、古稀です。
まだまだ健康には自信があると思っていても身近な友人や知り合いが入院したり、認知症になった等と聞くと、改めて健康管理の大切さを感じる。
 カーブスへ通い始めて3年が経とうとしている。義母がデイサービスへ行っている間の有意義な時間であり、社交の場でもある。
 カーブスへ通う目的は、人それぞれで、引締め、膝・肩の痛み、下腹・・・・この歳になると色々な現象が出てくる。
痩せるのは一苦労だが太るのは一瞬。
私も健康的に引締める為にはどうしたものかと色々と挑戦しているが・・・。
いずれにせよ、元気で過ごす事が大事と日課にしているカーブス通い。
そんな平和な日常が突然コロナ騒動で世界中が大騒ぎ。
外出自粛ムードが高まり人々は疲弊している。休校、イベントの中止等々多くの犠牲を払い終息する見通しも経たない日常に不安な毎日を過ごしている。
そんな中、私も極力外出を控え、リスクを避ける行動を心掛けている。
自宅で過ごす時間が長くなり、何とか有効活用しなければと思い付いたのが家の片付け。日々整理整頓は心掛けているから生活空間の片づけは必要ないが、蔵の中・物置・倉庫等何十年も放置されたまま眠っている品々。
先代が生存中は中々手が付けにくく今に至っている。
近々、近所にある最終処分場が閉鎖される事もあり全て処分することにした。
主人の助けを借り、軽トラでせっせと何往復したことか・・・。
片付けしていると意外なお宝も発見。
息子たちの通知簿、教科書、ノート、賞状、作文等々全て残している。
これらは息子たちの歩みとして、其々のボックスケースをつくり保存した。
いつの日か目に触れ懐かしく思ってくれればそれでいい。
膨大なアルバムの整理、引き出しの整理、やりだすと切りがなく、一日がアッという間。しかし、こうした片付けに没頭する時間がたまらなく好きで幸せだなぁとも思える。
終活とは・・・「自らの人生の終わりに向けた活動」とあるが何となくネガティブなイメージをしてしまう。
人生100年時代、これから先の後半戦を楽しく充実したものにする為に、気力体力がある内にこれまでの人生をじっくりと振り返る機会と捉え一日一日を過ごしたい。
これまでの70年間を振り返るとき、元気で快活な子供時代、楽しい青春時代、結婚後の成熟時代そして、この先の老後は・・・。
 先月、母が亡くなった。新潟生まれの色白で綺麗な肌はうらやましい限り。
90歳を過ぎても毎日薄化粧をし身だしなみに気を配っていた。
穏やかで優しい顔に、心を込めて最後のお化粧をしていると、話しかけてくれているような表情が蘇った。
平成10年に父が他界し、その後一人暮らしの生活が11年、介護付きケアハウス4年、グループホーム8年の入所生活。
その間淋しくないように色々と支援してきたことは言うまでもなく、娘としてやるだけのことはやったと悔いはないが、母の好きな色好きな食べ物を目にすると・・・。
今の疲弊した人々の状況が一日も早く晴れることを願いながら、自分に出来ることをコツコツとこなしている昨今である。

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