カーブスエッセイ大賞2020結果発表

作品詳細

入賞

「八十六才、まだまだ大丈夫」

応子様(86歳) カーブスイオンタウン木更津朝日(カーブス歴:2年9ヵ月)

 三年前の五月末の事でした。カスミの本屋さんで欲しい本を買って帰ろうとした時、店頭で女性に呼び止められました。六月から始まるカーブスの無料体験のおすすめと云う事でした。手渡されたパンフレットには、確か「四十才代から八十五才までの女性だけの三十分筋トレ」と云う様な事が書かれて居たように記憶して居ます。「私は八十三才だからあと二年?」と云うと、「入会された後は年令制限無く継続出来ます。九十才の方もいらっしゃいますよ」とのお話でした。その場で握力検査をして頂き七十才代前半の握力と云われた事を覚えています。

 夫と死別してから十年余りの独居生活が続き、それなりに健康には留意し、テレビ体操をしたり、一日八千歩から一万歩位を目標に歩いたりはしていましたが軽いスポーツの出来る所が近くに有ると良いな!!と思っていましたから、やって見ようかな?と心が動き早速体験の予約をしました。無料体験の後、種々のお話を伺い入会を決め、週三回位を目安に通い始めました。しかし夫が亡くなってからは車も無く自転車も六十年も乗って居ませんから三十分かけて徒歩で通います。

 カーブスの開始は十時ですがカスミの開店時間は九時なので早目に行ってひと休みしてから始める方が良いかな?と思い、朝は特に予定も無いままに余裕を持って出掛ける様になりました。暫くすると同じ様な時間帯に来るメンバーが固定して来て顔馴染みになり、自然発生的に流動的ではありますが何となくグループが出来て行きました。そのお喋りタイムが今ではとても楽しみになって居ます。

 話題は時事問題から幼児虐待に憤慨したり、ワールドカップの優勝に興奮したり、時には昔の体験話で大笑いをしたり、孫やペットの話、体調や病気の話などさまざまで話題の盡きる事はありません。又或る時年末も近い頃ペットボトルのキャップに松ぼっくりを乗せてビーズ等で飾りつけた小さなクリスマスツリーを作って持参した所「作り方教えて!!」と云う事から始まり、可愛いピエロ人形作り、折り紙のくす玉作り、広告の紙で作る箱作りなど、お互いが講師になったり生徒になったりして、お喋りタイムが手芸教室になったりする事もあります。この様にしてあっと云う間に時間が過ぎ、忽ち十時になります。

 十時からは筋トレ開始です。
 全てのマシンが、重力もスピードも調節したりする必要が無く油圧式ですから自分の体力体調によって出来る範囲で動かすのです。一ヶ所三十秒ずつ。順番も上半身下半身をバランス良く決められて居るので、精いっぱい頑張っても、それ程負担になり過ぎる事はありません。トレーニング中にはコーチがまわって一人一人指導をして居ます。お腹や肩先などに手を当てて、「そうそうばっちりです」などと声を掛けて下さると嬉しくなります。その喜んで居る自分を内心「まるで先生に誉められて嬉しがってる小学生みたいで可愛いなあ」なんて思える瞬間です。

 三ヶ月に一度体力測定が行われますが、五十才代前半の体力と云われ、かかりつけのドクターに報告したところ、「血液検査の結果も全く異常が無く免疫力も高いのであなたは癌にもならないと思うよ。凄い八十六才だ!!」と云われました。その後も受診のたびに「カーブス行ってますか?」と聞かれます。
週三回来たから、計測したから、クイズに答えられたから、などとポイントを集めるのも楽しみのひとつ。今年はTシャツをゲットしました。

 上下の関係も無く、年令の差も意識せずに楽しく一緒に過ごせる仲間達と、優しく指導しては励まして下さるコーチ陣に囲まれ、続く限り通って体力維持を目指そうと思って居ます。独居老人、八十六才、ひ孫四人のひいばあちゃん。まだまだ大丈夫。いつまでも、元気で優しくて可愛いおばあちゃん。これが私の理想です。

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