主人亡きあと、ボーっとする日が続いていました。新聞だけは、楽しみにして活字を追っておりました。タマタマ広告を整理していましたら「カーブス」の広告が目に止り、体験ができるとのこと・・・。うすうすは運動できる所が諸川にあるんだということをきいていましたが、細部については知りませんでした。

どんな所かのぞいてみようと思い、加入することなど考えず、おそるおそる思いきってトビラを押しました。
そこには活気がみなぎり、コーチの方々の明るい声が響いていました。
そして、私の計測、機械の動かし方等、ていねいに指導を受けました。もともと運動はきらいでなかったので、駄目ならやめればいいんだと、軽い気持で加入手続きをしてしまいました。

今までも、シルバー対象の市の行事、又は教室には参加していましたが、満足できるものではありませんでした。「カーブス」では若い人と同じことをすることができるというのが魅力でした。

話し相手のいない家にボーっとするより、少しでも話し声のする場に、身を置く方が、これから先何年生きるかわかりませんが、励みになるかと思うようになりました。
「姿勢が良くなったよ。」とか、「筋力がついたんじゃない。」とか、一寸したことでもほめられると、意欲が湧いてくるようになりました。

時には知っている方と逢い言葉を交し、又、もとの職場の方とお逢いしたり、そんな出逢いが、ポッと私の心に灯を灯してくれました。
そして、だんだん負けん気が、ふつふつと湧いて来て、家でも前向きに体を動かすようになりました。

運動することの大切さが心にあっても、なかなか一人では取り組めず「カーブス」の仲間達、コーチの励ましに、みちがえる程前向きになって来ました。「言葉」の力は大きいなと実感しております。小さいことでもほめられると嬉しく、まわりの方からも「頑張っているね」といわれると、更に頑張ろうと、単純ですので思ってしまいます。
家族も皆んな応援してくれています。

「敬老の日」には、孫に水筒と、汗ふきを贈られました。給水する度、孫を感じて頑張ってます。それも赤い水筒で勇気をもらいます。
まわりの暖い励ましと、コーチの何気ないことばに胸ふくらませ、励む毎日です。こんな日が長い年月続くことを、祈りながら毎日を送っております。

柔軟性計測するとの話しあり
ふつふつみなぎるカーブスの日々

スラックス細身をはいて鏡見る
  ウンウンうなずき下腹しめる