私は、現在67才の独居老人。自力で生活でき、孫の子守りを続けるためには、体力を衰えさせてはならない。特に筋力は、加齢と共に低下し、自分の力だけで筋肉量減少をくい止めることは不可能。そう自覚したのが、63才の時だった。
若い頃から、スポーツは大好き。得意分野だった。
「体育の先生ですか?」と教員仲間に聞かれる程、運動能力・体力には、自信があった。
「通常の生活を送っているだけでは、体力はどんどん落ちてくる。特に筋力の低下が著しい。」と書物やテレビからの知識。

そんな折り、テレビでカーブスの存在を知った。30分間のマシンを使ったトレーニングで筋力を鍛えるというカーブスの主旨は、私の願望を実現するのに合致するものだった。
体験と同時に即入会を決め、私のカーブス生活が始まった。
最初の頃は、マシンの使い方に慣れるのに精一杯。どの筋肉を鍛えるためのマシンであるかの意識も浅く、力まかせに速く大きくとマシーンとの格闘の期間が続いた。
カーブス歴2年目以降の新しいコーチとの出会いが、私の取り組む姿勢を変えた。呼吸の仕方、力の入れ方・抜き方、マシーンの可動範囲、立つ位置、視線の方向、筋肉の使い方等細部に至るまでの説明。私の質問にも応えてくれた。

マシーンの中で私を悩ませたのが、アブ・バック。
・ボートこぎではありません。
・腕を曲げないで。
・息を全部吐きながら、鳩尾辺りから、3段階で体をまるめて。
数ヶ月後 別のコーチから、
「ここを(腰骨辺り)ここから(背もたれ)離さないように。」
と言われ、前傾時の要領が理解できた。

今、意識して取り組んでいるのがグルート。
ボードの白線近くに片足を置くことで可動範囲が広がった。蹴る回数も5回から4回に減らすことで負荷が大きくなってきたように思う。

3年が過ぎ少しだけマシンの効果的な使用法が理解できるようになり、鍛える筋力を意識することで充実したトレーニングができるように変わってきた。
「30分では、もの足りない。」トレーニングから、「30分だからこそ続けられる。」トレーニングに変化したのは、そのマシーンで鍛えられる筋肉の部位を最大限に使えるようになったからではないかと考える。

次に、私の体の変化についてまとめてみたい。カーブス入会の主目的だった筋肉量の減少を防げていること、体重の減少や体の各部位の数値的減少は、明白な事実である。
見た目では、
「この辺り(胴回り)が、スッキリしてきましたね。」とよく言われる。

腹筋がついてきたことにより、おなかの脂肪が燃焼し、脂肪がつきにくい体に変化してきていると思う。おなかが、横に割れ筋が入ってきたように見えるのは、ひいき目過ぎるか?

カーブス入会の副次的目的の孫の子守りができる体作りという点でも成果がでている。
入会間もない頃に、娘の長女の子守りをしていたが、その時は、年に3回程左足のアキレス腱に違和感を覚えたことがあった。
現在娘の次女の子守りにかわったが、あれから加齢という条件があり、且つ長女より体重が多いという次女のおんぶにも絶えられるアキレス腱になっている。
「お母さん、カーブスの成果が出ているんじゃない。」と娘に言われ、客観的に見てもカーブスによる体の変化ありととらえている。

私は、マシンに取り組む時、向上心とお研究心を忘れないように心がけているが、最後のストレッチも大切にしている。このストレッチで筋力は高まり、疲れを翌日に残さないようになっていると感じている。

最後にカーブスを通して心に大きな変化があったこと、仲間ができたことについてまとめてみたい。
諸事情から、退職と同時に、群馬から千葉に転居したため、私の周りには、知人も友人もいなかった。
今、私は朝の公園でのラジオ体操の仲間と太極拳の仲間とカーブスの仲間がいる。同じ運動をしていると似ている生活感覚や物の考え方をする仲間が集まるような気がする。
「カーブスで何が変わりましたか?」と問われ、一番大きな変化は、友だちができたことと答える。心から話を聞いてもらえ、喜びも一緒に分かち合い、時には悩みも聞いてもらったりして、心の平和を保つことができるようになった。ひきこもりがちな生活から、大きな変化である。

カーブス仲間の
「今度旅行にでも行かない?」こんな一言から、4月には、カーブスの仲間4人で一泊旅行にでかける予定である。事前の旅行打ち合わせ食事会でも、あっという間に3時間が流れた。カーブスで知り会えたということでこんなにも深く交われるのが夢のようである。
改めて、カーブスでの出会いに感謝したいと思う。

マシンの扱いが巧な人に声をかけたり、ストレッチの仕方でとまどっている人に声をかけたりと気軽な交流もできる。
「この人、私の先生ですから。」と一度マシンの使い方で声をかけた方に言われる。
「邦子さんのやり方見ていたら、私もがんばらなくちゃと思って、今日はいつもよりしっかりやったわ。」と仲間の一人に言われたことがあった。ワークアウトに入っている限り、誰かが真似をするかも知れないという自覚と責任もあると感じることがある。

でも一番大事なことは、ワークアウトそのものを楽しみ、いい汗をかいて24分を終わる。
その後のストレッチでのんびりとし、時に会話を楽しむというあの空間でのひとときが、私の一週間のうち3回の実に幸せな時間になっている。

ちょっとおまけに、元の職業柄が出ることがある。若い子を育てることや環境整美も仕事の領域だった。退職時が管理職であったという点もあり、カーブスを経営という視点で見ることも多い。指示物1つへも気配りすることの大切さ。一番大事なのは、脈拍数をカウントした後の確認。これをおろそかにすると苦言を提する。インストラクターは、
『ここにいる皆さんの命を預っていることを自覚しないといけないよ。』と言う。
私は、フレスポ稲毛に集うメンバーさんたちが気持ちよくワークアウトでき、
「ああ今日もカーブス来てよかった。」と思って、カーブスをあとにして欲しいと思う。

カーブスは、奥が深く、行き着く所が、まだ分からない。私がある意味社会貢献できていると感じさせてくれたカーブスに感謝したい。
マシンに対する取り組みの変化、それに伴う技能の向上、仲間との出会い。私の生活全搬にやる気や元気をもたらしてくれているカーブスに感謝・感謝です。
自転車で20分かけて通うこと、ワークアウトで500mlの水を飲むこと、この2つのポリシーを守り、今後もカーブスを楽しみたい。