カーブスの営業の方が、私が勤めていた商店に来られ、ぜひ、おためし体験に来てほしいと言われましたが、当時67才だった私は、こんな年齢でそのようなところへいくことは、絶対にないと思っていました。
それは十年前の八月のある暑い日でした。あまりの熱意に負け、実際に体験してみなければお客様にすすめることはできないと思い、第一回目となる八月十二日に体験させていただきました。スタッフの方より丁寧に教えていただきました。たった一回ですっかりとりこになってしまい、以来カーブスに通うことになりました。「百聞は一見に如かず」とはこのことでしょうか。
 それ以前は、年齢相応に腰痛で近くの整形医に通っており、コルセットなどもつくりましたが、年齢のせいと思い込んでいました。週に三回位のペースで通いましたが、知らず知らずのうちに身体が軽くなり、腰痛も感じられないほどになり、何となく体力的に自信がつきました。里山歩き、散策、海外旅行も回を重ねました。想い出深いのは中国旅行で、世界自然遺産になっている九寨溝・黄龍地方に行った折、参加者18名でしたが、ほとんどの人が高地のため空気が薄いので、酸素吸引していたのに、私は何の心配もなく楽しむことができました。
一昨年には、福島市に住む孫の保育園の運動会を見に行き、祖父母の種目に参加することになりました。この年でなんと一位になり、孫が大喜びしてくれました。昨年も同様に一位になり、孫がおばあちゃん2連覇達成だねと言ってハイタッチしました。今年はどうなるでしょうね(?)
参加される方々、どう見ても私より若い方ばかりです。
私はバスに乗ることが多いのですが、停留所に着く前にバスが見えると、つい走ってしまいます。無料パス(70才以上)なのに、元気なお年寄りと思われるのではと、内心おかしくなります。
 最近気付いたことに、平熱が少し上がりました。免疫力が上がったからでしょうか、この十年、寝込むような風邪はひかなかったこと、「風邪は万病のもと」と言われますので、寒い冬はひとしお気遣いをしております。
毎月、月始めの体力測定では、多少の変化はあるものの、十年来現状維持ができているように思われます。体力的には下降線をたどる年齢でありながら、これは誠にうれしいことです。スタッフさんにも励まされています。メタボ・ロコモ症状もなく定期検診では、いつもお医者さんにほめられます。
 女性の平均寿命が延びていますが、健康年齢とのひらきがかなりあり、必ずしも喜ばしいこととは言えないと思います。健康年齢を上げるべく心がけたいものです。長く続けられた要因の一つに、女性だけでトレーニングができる気楽さがあると思います。カーブスには、ノーメイク、ノーミラー、ノーメンという信条がありますね。
 これまで十年にわたり、カーブスに通い続けられたからこそ、心身ともに健康で、いろいろなことができたのだと思うと同時に、大変幸せなことだとうれしく思っています。「継続は力なり」ということですね。健康だった夫が、一昨年、病に倒れ入院することになり、夫を支えることになりました。ますます、カーブスに通わなければならなくなりました。
これからは、さらに良質なたんぱく質の摂取に心がけて筋肉をつくり骨を支えて骨粗鬆症を予防し、自分の力で生活ができるよう努力したいです。 また私の好きなサミエル・ウルマンの言葉によると、青春とは「或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ」とのこと。年を重ねただけで人は老いない、と。トレーニングしながら、この言葉も糧に可能な限り続けたいです。
最後に、いつも笑顔で指導、励ましをして下さるスタッフの方々に心より感謝いたします。これからもよろしくお願いいたします。