10年前から流行っていた 『孫』という歌...その頃は 全く何も感じなくいつも聞き流していました。 今、四人の孫がいる私はこの歌を聞くたび、歌詞が心に染み涙が溢れてきそうになります...歌くらいでこんなにも変わってしまう感情に自分で驚いてしまいます。

 昨年の夏の頃、自宅の近くの大きな交差点付近で事故がありました... 高校生がバイクで信号待ちしていたところに後ろから居眠り運転の車が追突してしまったのです。高校生は亡くなってしまいました...私は毎日朝晩そこを通ります。1日何回も通る事もあります しばらくはお花やお菓子がたくさん飾られてありました。その場所を見るたびに私も胸が締め付けられ切ない思いになりす。 私にも同じ年頃の息子がいるからです...加害者になってしまった運転手も21才の介護師でした。 被害者の家族... 加害者の家族...どちらも 言葉では言い表せないほどの 深い悲しみと辛さとそして怒りと悔しさの毎日なのではないでしょうか。 全く関係のない私でさえ通るたびに 辛く切ない思いになるのですから...私にははかり知れないくらいの悲しみだと思います。  今の世の中たくさんの事件や事故と常に隣り合わせの毎日だと思います...何事もなく普通の生活が送れる事が最高の幸せだではないでしょうか...

 昨年義理の父が施設に入りました。私は正直義父があまり好きではありませんでした。私が嫁ぐ前から義父のいろんな噂を聞いたり義母の姿を見てきて婚約指輪を返したこともありました...若い頃から義母を裏切り泣かし苦労をかけてきた義父だったのです...私には考えられない家族の姿でした...義父はお金を自由に使い外に女の人を作り 義母が奥で肩を震わせ泣いている姿を時々見てきました... 義弟は中学の頃から反抗的になり高校は途中でやめ 家族にいつも心配をかけていました 私はそんな家族との毎日の生活の中、結婚相手を間違えてしまったのではないか...人生の選択を誤ってしまったのではないかと何度も悩んだ事がありました...しかし子育てと仕事に追われ毎日が義父や義母や義弟の争いやもめ事でサスペンスドラマのようなドキドキハラハラの生活の中 前に進むことしか考えられず無我夢中で走ってきました!やがて私が全てお金のことをやるようになり父にはなるべく自由にお金を遣わないようにしてもらいました。そして縁あって兄弟になった義弟や義妹を本当の弟妹と思うことにしたのです...  不思議なことに考え方1つで毎日の生活が変わるのです。義弟も義妹も可愛くて大切な存在に思えてきたのです。  義弟はきちんと仕事をするようになり私は義弟が結婚する前日まで毎日お弁当を作ってあげました。だから結婚した相手がお弁当を作ってくれないことを聞いた時悲しくて切なくてとても頭にきた事を覚えてます。義妹ともとても仲が良く何でも話し合い相談できる本当の姉妹のようになり今はうちのお店の事務に来てくれています。 我が儘で自由奔放な義父も足が弱り施設に入るようになってしまった今、ベッドに寝ている父の姿を見るたび可哀想な思いがするのです...これでいいのかと自分を責める思いと今まで義母を泣かし好き勝手にしてきたのだから仕方がないのよ!と複雑な思いと葛藤を感じるようになったのです。

 先日施設に洗濯物を取りに行った時でした...風邪を引いたらしく元気がなく淋しそうに寝ている義父の姿を見て私は涙が溢れてきてしまいました...今の生活があるのは義父が頑張ってきたくれたお陰なのです!一生懸命、汗水流してお店を築き守ってきてくれたお陰で私達は 今の幸せな毎日がおくれているのだと感謝の気持ちに気付いたのでした... 考え方一つで毎日の生活が変わることにまた気付かせてもらいました。今は義父を思いやる事が出来、感謝の気持ちを持ちながらせっせと施設に通っています。 施設のいろんな方達を見て、一番感じるのは元気でいなければいけないこと。体力を付け筋力を付けいつまでも元気でいること。それが一番の幸せに繋がることなのです。私は近所にオープンしたカーブスに7年間通っています。行ける時はできる限り通ってきました。でも最近は毎日行くようにしています。特に義父の施設に行ってきた日はなぜか力が入り一つ一つのマシンをきっちり丁寧に筋力が付くようにやるようになりました!カーブスでの30分が私の生き甲斐と言ってもおかしくないくらい大切な大切な時間になったのです。毎日行っていると同じ時間に来ているメンバーさんとも友達になり色んな方達の良いところ・素敵なところが見え発見出来るようになりました。私にとってカーブスは人生の勉強も出来る場所なのです。今まで話したこともない、挨拶すらしたことも無い人とカーブスのイベントがきっかけで話すようになりました。『また明日ね!』の合言葉にアドレスを教えあいメールをやりとりする仲になりました。お互い声を掛け合い来ない日は心配さえするようになったのです...たった30分ですが私にとってかけがえのないくらい大切な時間なのです。子供達は元気に頑張ってる私を見て『お母さんは長生きするだろうね~』と感心して言います。だから私は『そうよ!お母さんは120歳くらいまで長生きするの!!そしたらどちらが親か子供がわからなくなるじゃない!!』と笑いながら言い返します。内心冗談ではないのです!!夢が現実になるように私はひたすらこれからもカーブスに通うのです。 素敵な場所と時間に感謝を込めて...