「週に最低2回か3回は通うこと」
「食事では、できるだけ糖質の取りすぎに気をつけること」
「間食はできるだけ控えること」
カーブスに通い続けてまもなく8年目を迎える私。
そんな私が決めているのはこの3つです。
こうして具体的に文字で書き出してみると、けっこうゆるふわな感じ(笑)。
同じサロンに通ってこられる方達には、毎日通われている方や、筋トレ以外にも毎朝ウォーキングしている方など、とても熱心な方がたくさんいらっしゃいます。
そんな方達と比べると、私は相当テキトーです。
でも、私にとってはそれくらいのテキトーさだったからこそ、ここまで続けることができたのではないかと思っています。
そもそも私がカーブスに通い始めたきっかけは、年々体についていく脂肪に恐怖を感じたためでした。決して食べ過ぎているわけでもない、家事も普通にこなし、普通に動いているつもりだったのに、なぜだかどんどん太っていくのです。
ちょうどその頃、実家の父が重病になり、自分が変われば父の病気も治るかもしれない、というほとんど祈りにも近いような気持ちでカーブスに入会。
初めてマシーンを動かした時に感じたのは、「何だろう、この気持ち良さは?」でした。決して運動が得意ではなく、むしろ苦手意識の方が強かった私ですが、一通りマシーンを動かした後に感じた爽快感、そしてたっぷり汗をかけたことに驚きました。
さらに、当時お世話になったスタッフさんからかけられたこんな一言も私を勇気付けてくれました。
「メンバーさん達のほとんどが、自分は運動が苦手で・・・とおっしゃるんですよ。それから、カーブスはあくまでも筋肉をつけて維持する大切さを知るとっかかりです。本当に必要なのは、それを習慣化していくことです」
それを聞いて、私はカーブスが伝えようとしていることの素晴らしさを感じ、これが「よし、やってみよう!」と自らを奮い立たせるきっかけになりました。
私がカーブスに通い初めて約半年後、父が死去。ある程度心の準備はできていたとはいえ、やはり辛かった。
でもそんな時でも、カーブスに行って無心で体を動かしている間は、汗と一緒に胸に詰まったものを吐き出すことができました。
その後も週に2~3回のペースで通い続けるうちに、私の体型に変化が生まれてきました。少しずつですが、体重が減っていき、体脂肪も(こちらは控えめな減り方ですが)カーブスにくる前と比較すると、確実に減少。
一番の変化は体型が明らかに変わったことです。入会前と比較すると体の横幅がまるで違う!とコーチから声をかけてもらった時は、思わずにやけてしまいましたね。
あとは、風邪を引きにくくなったこと。カーブスに通いだしてから、病院に通わなければならないような感染症にはかかっていません。そして、一時期は何をやっても治らなかった重症の手湿疹が綺麗に治ったことが挙げられます。ひどい時はステロイド入りの軟膏をひっきりなしに塗らなければすぐにひび割れてしまっていた手指。それが今では、水仕事の後でも軽くハンドクリームを塗るだけでつやつやしています。
しかし、そういった体の変化以上に、実は心の変化がカーブスに通い初めて感じた一番の変化ではないかと今は思っています。
実は2016年、母が突然亡くなりました。風呂場でのヒートショックによる、突然死でした。2009年に父を亡くしてから鬱状態になり心配していましたが、良いお医者さんとの出会いがあり、とても元気になって「一緒に京都に行こうね」と話をしていた矢先の出来事でした。
あまりにも突然のことで、しばらくは何も手につかなかった私。もともとメンタル的にバランスを崩しやすく、心療内科で長く治療を受けていたこともあった私です。カーブスに通う以前の自分だったら、パニック症状を起こして、再び病院のお世話にならなければだめだったかもしれない。
でも、「体が変われば心が変わる」とカーブスでも言われているように、いつのまにか私の心も以前よりたくましくなっていたようです。
母のお弔いが済んでからしばらくして、再びカーブスに通うようになると、同じように肉親を亡くした経験のあるスタッフさんが「あまりがんばらず、ご自分のペースでゆっくりやっていきましょう」と声をかけてくれました。その言葉がとても胸にしみました。
そして、そんな辛い状況の中、カーブスマガジンを読んでふと目に止まった「大事な人を亡くした時に」という一文が。
それは心理カウンセラー・衛藤信之先生が書かれているコーナーのタイトルでした。
今自分が置かれている状況に対処するためのヒントがわかりやすく書かれていて、なんてタイムリーなんだろう!と感激。
気がつくと、衛藤先生が主催されている心理セミナーの1日体験ゼミに申し込みをしていました。
以前の私なら、多分ただ母の死という現実に打ちのめされ毎日を暗い顔で過ごしていたと思います。
でもカーブスに通い続けてきたおかげで、心の「筋力」も鍛えられたのでしょう。
物事を別角度から捉える。一見「よくないこと」と思えても、実はそれが自分にとっては必要であったことが後でわかることもある。衛藤先生の講座ではそんなことを学びました。そして2017年1月、私は心理セミナーの基礎講座全編を修了。修了証書授与式には、数十年ぶりの和服(訪問着)を着て臨みました。和服を着る、ということ自体が以前の私にはなかった選択肢で、ここでも大きく変わった自分自身を確認。着物姿の自分の写真は、きっとこれからも大きな力となってくれるでしょう。
こんな風に、たどっていくと数々の変化をもたらしてくれたカーブス。
今年還暦を迎える私ですが、この先もずっと続けて、さらにどのような変化を起こしてくれるのか、楽しみにしています。