私は五十代後半から夫の父親を介護するようになり、それ以来ひどい腰痛に悩まされるようになった。そして十五年前、その義父を送った後も一向に治らず、趣味の山登りや卓球なども滞りがちで憂鬱な気持ちを抱えていた。
 そんな折、カーブスに通っていた友人に勧められ、もしかしたら自分にも効果があるかも知れないと半信半疑のまま体験してみることにした。体験予約の当日、オズオズと店頭に立ちキョロキョロしていた私に「テルミさんですね?お待ちしていました」とコーチが掛け寄って迎えて頂きびっくり!
 早速説明を聞きサーキットを回って体験したところ、案ずるより産むが易しで、何も難しいことは無く即入会手続をした。
 会員となって丸七年が過ぎたが、自分にとても合っていたようで体調がみるみる好転していくのが実感できた。それまでひどい腰痛が起きると半月近くも寝込んでいたのがすっかり影をひそめ、お得意様だった整形外科とも縁遠くなっている。

そして大きく変化したのが夫の態度、入会当初はカーブスに通う私にあまりイイ顔をせず「そんな所に行って無駄(・・)金(・)を使って本当に良くなるのか?」などと心ない言葉を投げかけられ落ち込んだものだ。ところが次第に筋トレの成果があらわれ始め生き生きとしてきた私を認めるようになり、協力的になったのだ。「なんだ、今日はカーブス行かないのか?」と促したり、別のある日は雨空を見上げどうしようかと躊躇している私に「車で送ってやるから行ってこいよ」とまで言ってくれるようになり、最初の冷ややかな物言いと比らべると、月とスッポン、余りの変わりようにびっくりするやら嬉しいやら。少なからず夫婦円満の一助にもなっている(笑)。
 カーブスは体力向上のメリットばかりではない。ここで親しくなったメンバーさんとは直に打ちとけ、コーチに倣ってお互いをファーストネームで呼び合い、ランチやショッピング、バス旅行と楽しい交流が増えた。
 少し体調がすぐれない日もカーブスに行くとアーラ不思議!身も心もスッキリ爽快になっているのだ。今やカーブスは切っても切れない私のパートナーそのもの、出会えてよかったと思う日々。
 先々子供達に面倒をかけない為にも筋トレに励んで健康を維持していきたいと心に決めている。